滝や川、海などの水の流れや人混みを消すために長時間露出をするならNDフィルター必須
※本ページはプロモーションが含まれています海や川、滝などの水の流れを滑らかにしたり、街中の人混みを消すにはシャッタースピードを遅くして長時間露出する必要があります。
ですが、長時間露出をすると光を取り込みすぎて白飛びしてしまいます。
そこで、カメラに入ってくる光の量を減らしてくれるNDフィルター。
NDフィルターを使うとシャッタースピードを遅くしても白飛びすることなく目的の画をしっかり撮ることができます。
動画の撮影時でも、log撮影をするときはISO感度が3200位まで上がってしまい画面が真っ白になってしまうのでNDフィルターは必須です。
NDフィルターには、ND2、ND4、ND8、ND16、ND100、ND400などがあり、NDの後に続く数字分の光の量を減らすことができます。
ND2は光の量を1/2に、ND8は1/8にしてくれるのです。
NDフィルターは基本的に固定なので、必要な減光量のフィルターを買いそろえる必要があるのですが、バリアブルNDフィルターならND2.5~ND1000(メーカーによって多少違う)辺りの減光量を、PLフィルターのようにフィルター部分を回転させることで実現できます。
バリアブルNDフィルターならNDフィルターを複数枚持ち歩く必要もないし、状況によって付け替える煩わしさもなく便利です。
但し、減光量が固定のNDフィルターが3,000円〜8,000円前後なのに対し、バリアブルNDフィルターは82mmで約45,000円とバカ高いです…。(ケンコートキナーのNDフィルターの場合)
価格面で尻込みしましたが、
* 複数枚のNDフィルターを持ち歩く面倒さ
* どれを買えば良いのか見当が付かない
* せっかくの撮影時に丁度良い減光量が得られなかったら残念
* 状況によってNDフィルターを付け替える面倒さ
というマイナス面を考えたら、1つ買えばほとんどのシーンに対応できるバリアブルNDフィルターの方が良いと考え、Kenko バリアブルNDフィルターを購入しました。
ステップアップリングを使えば他のサイズのレンズでも使えますからね。
実際にどんな感じか紹介します。
商品写真
手に持つと、かなりズッシリとした重さを感じる。
箱を開けるとフィルターケースに入ったバリアブルNDフィルターと説明書。
フィルターケースはひねって開けるタイプ。
横から見たところ。一般的なフィルターに比べると倍近い厚さと重さ。
一番薄い状態。
ここからフィルターリングを回すと、
一番効果が高い、色の濃い状態に。
実際に滝を撮ってきた
実際に滝を撮ってきました。
まずはNDフィルターを着けていない状態で、シャッタースピードを遅くしていくと白飛びしていく様子から見ていきます。
1/60秒 F7.1。滝の流れが止まって見える普通の写真。
1/4秒 F7.1。滝の流れが滑らかになって周辺の露出も高くなる。
1秒 F7.1。かなり白飛びしてしまう。
このように、シャッタースピードを遅くしていくと光を取り込みすぎて画が白くなっていきます。
そこでNDフィルターをつけると光の量が減り、1秒 F7.1で撮影してもこのように周りが白飛びすることなく撮影できます。(1秒は長すぎて滝が光の柱になってしまっているのはこの際気にしないでくださいw)
このような水の流れのように、動いているモノの軌跡を撮影するにはシャッタースピードを遅くする必要があるのですが、光を取り込みすぎて白飛びしてしまいます。
NDフィルターを使って入ってくる光の量を減らせば、シャッタースピードを遅くしても白飛びすることなく動いているモノの軌跡を撮影することができるのです。
おわりに
シャッタースピードを遅くすることで面白い画が撮れるようになり、写真撮影が更に楽しくなります。
NDフィルターを使って目に見えるているモノの新しい姿が見えてくるのは本当に面白いです。
僕は動画撮影にもガッツリ使っていきたいと思います!