耳をふさがないイヤホン「アンビー」レビュー!周りの音も聞きたいときに超便利!
※本ページはプロモーションが含まれています耳をふさがない新しいジャンルのイヤホン「アンビー(ambie)」が2017年2月9日(木)に発売されました。
今までのイヤホンは耳の穴をふさいで使うのが普通でしたが、アンビーは耳の穴をふさがずに音楽を楽しめるイヤホンとなっています。
発売当初からメーカーの想像以上の売れ行きで、2017年3月30日現在では直営のECサイトで予約しないと手に入らず、今予約しても4月中旬以降の発送となるようです。
イヤホンは耳の穴をふさいでしまうのが、ヘッドフォンは長時間つけていると頭の圧迫感と耳の蒸れてしまうのがイヤで、なにか別のものがないか探しているときにこのアンビーを見つけました。
新しいジャンルの商品なので、購入する前に一度試したいと思い、ロンハーマン京都店に行ったところ運良く試させてもらえました。
とても気に入ったのでネットで購入。(ロンハーマン京都店では発売後2日で売り切れ、今後ロンハーマン取り扱う予定はないようです。店員さんの話によると、店のコンセプトとこの商品が合わないと上が判断したからじゃないかとのことです。)
3月23日に注文し、4月中旬以降のお届けとなっていたのですが、3月28日の夜に商品発送メールがあり、3月30日に到着したので予定よりかなり早く手に入れることができました。ヤッタ-
発送メールの文言も、
「今しがた、君への荷物を送り出しました。」
と、とてもカッコイイ言い回しで期待が膨らむw
今しがた、荷物が到着しましたのでレビューします。
アンビー(ambie)とは?
ambieは、ソニービデオ&サウンドプロダクツと、ベンチャーキャピタルのWiLが共同出資する会社で、僕が購入した商品の正式名称は「ambie sound earcuffs(アンビー サウンド イヤカフ)」で、税抜き5,500円です。
イヤホンではなく、イヤカフという新しいジャンルを切り開こうとしているようです。
※イヤカフは耳に挟むアクセサリーの総称でもあります。
上記写真のように、耳の穴に突っ込むのではなく、耳に挟んで固定し、音を耳の穴に向けて出すことで音楽を聴けるようになっています。
色は2017年3月30日現在で、
* Asphalt Black
* Cactus Green
* Stamp Orange
* Pop Sky
* Toypu Brown
* My Heart White
となっています。
商品外観
Apple製品のような外箱。
裏面はこのようになっています。
箱をスライドさせて開けると、アンビーのイヤカフ部分が見える。ちょっとワクワクしますね!
中身は、左上からイヤーピース(紛失用のスペア)、説明書、アンビー本体です。
僕が買った色は「Pop Sky」になります。
青地にオレンジの文字は目がちかちかしますね・・・。
オレンジ部分の穴から音が出ます。
上から。耳に挟まる形状になってますね。
ちょっと分かりにくいですが、左右が分かるように左のコードの付け根には縦線が入っています。
ただ、ココで判別しなくても、左右間違えてつけることはまずありえません。
逆につけるとコードが上にでてしまうので。
コードが下にくるように持てば、音が出る穴を見ることで自然とどちらか分かります。
コードの全体像。マイク部分は鎖骨の下あたりになるので気をつけないと服とこすれる音がしてしまいそうです。
マイク部分。青地にオレンジはやはり見にくいw
裏側はマルチファンクションボタンです。音楽の再生と停止、通話の終了ができます。音量調整や曲送りはできません。
イヤーピースのスペア。イヤーピースは簡単に外れるので付け外ししているときに無くしそうなんですよね〜。ちなみにイヤーピースは左右分かれていないので、どちらにでも使えます。
イヤーピースのつけ外しはこのようにできます。スポッと抜けます。
間違ってこのように付けちゃダメですよ。
装着方法
コードが下に垂れるように持ちます。
耳たぶを引っ張り耳をピンとさせた状態でイヤカフを奥まで差し込みます。
先端が耳の穴に向くように調整し完了です。
はじめに差し込むのに少し力が必要で、耳たぶを引っ張っていないと耳の弾力でうまくはまりません。
片手で装着するのはなかなか難しいです。
また、イヤーピース部分が動いてしまうので、装着時にイヤーピース部分をなるべく触らないように付けると付けやすいです。
耳の穴に向けるというのも意外に難しいのですが、指で先端の穴部分を確認しながら位置決めをするといい感じになります。
最初は難しいですが、慣れると簡単に装着できるようになりますよ。
実際の使用感
実際の使用感を紹介します。
装着感
装着すると挟まれてる耳の部分に圧迫感を感じます。
それだけしっかり装着されているということですね。
ちょっとやそっとでは外れないので、ランニングをしてもその振動で落ちるということはありません。
重さも少し感じ、下に引っ張られている感じもします。
しかし、重さや耳の圧迫感はそのうち慣れ、付けていることを忘れるぐらいになります。
音質
音質的にはイヤホンと比べると良くないですね。
低音の迫力がなく、全体的に音が軽くなってしまっています。
耳の穴から離れているのでしょうがないのかもしれませんが、音質にこだわる人にはオススメできないです。
ただ、長時間聞いていると、この音質にも十分慣れてくるので、音質は気にならなくなりますよ。
製品の性質上、音楽を最大限楽しむというより、「周りの音も聞きける」ということなので、それを考慮すると十分な音質です。
音漏れ
耳の穴でふさがないので音漏れが気になりますよね。
音の出口が密閉されていないので音漏れしそうですが、意外に、というかほとんど聞こえません。
図書館のような静かな空間である程度音を大きくしていたのなら多少聞こえるでしょうが、生活音がある中で使うと音楽が流れているかまず分からないでしょう。
アンビーを使うシーンとして、周りの音も聞きたい時なので、周りの音が聞こえる音量に抑えたなら音漏れの心配はないと思います。
因みに、音量を大きくし過ぎるとさすがに周りの音は聞こえませんのでご注意をw
鼓膜に直接届く感覚
アンビーからする音は鼓膜に直接届くような感覚でとても不思議です。
他の方で「頭の中に直接響くような感じ」というレビューをされていた人がいましたが、その感覚もよく分かります。
新しいジャンルの製品だけあって、新しい体験ができますよ。
良いとこ
アンビーを使ってみて良いと感じたところを紹介します。
周りの音がしっかり聞こえる
まずはやっぱりこれですね。僕がアンビーを買った最大の理由です。
耳の穴をふさいでいないので周りの音がしっかり聞こえます。
音楽が流れている部屋で話をするような感覚で会話ができるのは素晴らしいです。
ランニング中など、周囲の音を聞かないと危険なシーンでも、周りの音が聞こえるので音楽や英会話のリスニングなどを聞きながら走ることもできます。
そして一番やりたかったのが、ドラクエのフィール音楽を聴きながら登山をすること。
登山では周りの状況を把握する必要があるし、自然の音も聞きたいので耳を完全にふさぐイヤホンやヘッドホンを使いたくないんです。
熊とか一瞬でも早く察知する必要がありますからねw
でも、アンビーなら音楽を聴きながら周りの音も聞くことができるので完璧です!
次に山へ行くのが楽しみだ〜♪
自分の音が聞こえない
僕がイヤホンで嫌なのは、イヤホンをしながらしゃべると自分の声が頭に響いて話しにくいことです。
耳をふさいだ状態で話すのって難しいので、スカイプやハングアウト、zoomをするときに不便です。
なのでヘッドホンを使っているのですが、頭を圧迫するので頭痛くなるし、耳が蒸れるので長時間付けているのが苦痛なんです。
アンビーなら耳をふさがないので自分の声が頭に響くということはないし、頭も圧迫しないし蒸れないので言うことなしです。
他にも自分の音が聞こえるシーンがあります。
イヤホンをしながら食事をすると、自分が噛む音や飲み込む音が頭に響いてとても不快です。
ランニング中も、自分の呼吸の音が頭に響いて不快です。
それらの不快な音もアンビーなら感じることがないのでとても快適です。
これ、地味ですが、今までにあった不快感を解決する画期的なことですよ!
耳が蒸れない
耳をふさがないので、耳の穴の中が蒸れるということはありません。
ランニングなど、スポーツをしながらでも付けられるのは良いですよね。
耳の中が湿るのが耳に良くなさそうなので、ランニング中はイヤホンをしていなかったのですが、これからは音楽を聴きながら走ることができます。
良くないとこ
良くないところも紹介します。
音質がイマイチ
使用感のところでも書きましたが、イヤホンに比べると音質が落ちることは確かです。
なので、製品としてちょっともったいないな〜と思うのですが、まだ発売したばかりの商品なので、これは今後の製品に期待したいところです。
コードが邪魔
接続がイヤホンジャックなのでコードが邪魔です。
iPhone7には変換ケーブルを使う必要があるのも困ります。
AppleのAirPodsを見ると、ワイヤレスで出来そうな気がしますよね。
これも次期製品に期待したいところです。
アンビーがAirPodsのようになったら最高ですね。
因みに、アンビーをワイヤレス化するために「エレコム Bluetooth レシーバー」も購入しました。
再生ボタンも音量変更ボタンも無い、ワイヤレス化に特化した商品ですが、チロルチョコよりちょっと大きいぐらいのサイズなのでとても便利です。
iPhone6、7、MacBook Pro Late 2016 Touch Barモデルのいずれも、このレシーバーを通してアンビーで音楽を聴くことが出来ました。
イヤーピースが外れやすい
イヤーピースが外れやすいので取り扱いに注意が必要です。
カバンの中などにテキトーに放り込んでいたらいつか外れて無くしてしまいそうです。
スペアはあるものの、これ単品で販売するということはなさそうなので、無くさないようにしないといけませんね。
イヤーピースが無くても無理矢理装着することは出来ますが、不安定で耳の穴からも離れて聴きにくいので実用的ではありません。
商品スペック
スペックの紹介です。
形式 | ダイナミック |
ドライバーユニット | 9mm、ドーム型(CCAWボイスコイル) |
最大入力 | 100mW |
インピーダンス | 16Ω(1kHzにて) |
ケーブル | 約1.2m、Y型(リモコン/マイク付き) |
プラグ | 金メッキI型4極ミニプラグ |
重量 | 約5.2g(ケーブル含まず) |
おわりに
耳をふさがない、頭を圧迫しない、耳が蒸れない、という商品を探していた僕にとってピッタリの商品でした。
音質はまぁこのままでもいいので、AirPodsのようになったら完璧です。
ランニング中にも使えるようになったし、スカイプなどでも使えるようになったのでこれからが楽しみです!
なんといっても山がね!!