MFクラウド会計とfreeeを比較!MFクラウド会計を4年間使ったがfreeeに乗り換えた理由
※本ページはプロモーションが含まれています個人事業を初めて4年間MFクラウド確定申告を使ってきたのですが、freeeに乗り換えました。
主な理由としてMFクラウドは、
- e-Tax(Web版)に対応していない
- スマホで仕訳ができない
という2点が最大の理由です。
4年間MFクラウド確定申告を使ってきた経験と、freeeを有料版で使ってみてた感じを比較して紹介します。
MFクラウド会計のメリット
まずはMFクラウド会計のメリットから。
価格が安い
2019年2月現在において、MFクラウド会計は年間税込8,800円。
freeeは年間契約で税抜9,800円(税込10,584円)となっています。
差額は年額1,784円。これを高いと見るか安いと見るか。
僕はfreeeのメリットを考えたら払っても良いと考えたので乗り換えました。
仕訳の仕方が複式簿記に則っているのでわかりやすい
手動で仕分けをする際、貸方と借方が表示され、勘定科目を自由に入力できます。
簿記を学んだことがある人だと問題なく仕訳できるでしょう。
一方、freeeだと貸方・借方が曖昧で、「収入・支出」を選び、決済が「未決済・完了」を選ぶ独自方式で、事業主貸や売掛金の仕訳の方法が分からず、30分ぐらい悩んでいました。
因みに事業主貸勘定にするには「口座」を「プライベート資金」にすればOK。
売掛金は決済を「未決済」にすれば実現できます。
簿記を知っていると勘定科目が頭に浮かぶのでこのUIだと分かりづらすぎます…。
簿記を知らない人はわかりやすいのかもしれませんが、変な前知識が頭に入ってしまうので、この先簿記を学ぶ時に混乱しそうですよね。
この仕訳形式は良くないです。わかりやすいように設計したつもりなんでしょうが、有難迷惑な入力形式です。
一応、複式簿記の形式で入力できる「振替伝票」があるので、これを使えば問題ないのですが、
この「振替伝票」が「確定申告」の項目に入っているのでなかなか見つけられませんでした。日々の仕訳は「取引」項目にまとまっているので、「振替伝票」も「取引」項目に入れれば見つけやすいのに…と思います。
MFクラウド会計のデメリット
次はMFクラウド会計のデメリット。
横幅が1200pxあるのでハミ出る
MFクラウド会計の横幅は1200pxもあります。
普段僕はブラウザを1000pxぐらいにして他の画面と一緒に表示させているので、MFクラウド会計で仕訳しようとすると右がはみ出てしまい、登録ボタンが隠れてしまいます。
MFクラウド会計で仕訳するたびにブラウザの幅を変えなければいけないのはかなりストレスです。
freeeはある程度可変で950pxぐらいまで縮小できるのでブラウザの幅の調整が要りません。
e-Tax(Web版)で確定申告の申告ができない
MFクラウド会計ではe-Tax(Web版)で申告ができず、e-Tax(Web版)に対応したe-Taxファイルのエクスポートもできません。
2020年からe-Taxで確定申告しないと青色申告特別控除が65万円から55万円に引き下げられてしまうので、e-Tax周りの機能が弱いのは致命的です。
freeeならfreeeの専用ソフトを使って確定申告の提出までできます。しかもMacからでも!
スマホで仕訳ができない
MFクラウド会計はスマホで仕訳ができません。
「MFクラウド経費」というアプリがあって仕訳できそうだったのですが、これは従業員が出張費などの経費を申告するためだけのアプリなので、仕訳はできません。
freeeは専用のスマホアプリがあるので、金融機関やクレジットカードで同期したデータや、手入力、レシートを撮影しての自動登録など、日々の仕訳に必要なことは一通りできます。
電車での移動時間やちょっとした待ち時間を使って仕訳できるのは本当に便利です。
年が明けてから一気に仕訳するのはかなりキツイので、日々コツコツと仕訳していると後々楽になります。
MFクラウド会計はスマホで仕訳できないのがかなり痛いです。
AI予測がアホ
MFクラウド会計では、銀行の口座やクレジットカードと連携して取引を自動で取り込み、勘定科目を予測してくれるのですが、かなりアホです。
明らかに違う仕訳をされ、それを修正するのがめっちゃイライラします。
例えば、ビックカメラで買ったものを「仕入れ」に仕訳されたりとか。
ビックカメラで買ったものを転売して儲かるわけ無いでしょ。
あと、詳細は忘れましたが、例えば引き落とし先が「ソフトバンク」だったら「ソフト」の部分を見て「消耗品費」に仕訳したんだろうなというような予測仕訳もありました。
更に、一度仕訳した取引先は覚えてくれて次回自動で入力してくれる機能もあるのですが、会計年度をまたぐとそれがリセットされていたりなど、謎な現象も起こります。
freeeのメリット
freeeのメリットです。
e-Tax(Web版)に対応し、Macも対応している
freeeは、freeeの専用アプリを使うことで、e-Tax上へそのまま申告できます。
freeeの専用アプリはWindows、Mac両方あるのも有り難いです。
特にe-TaxはMacに対応しきれていないので、Macから確定申告できるのはうれしいです。(本当はe-Taxが普通に対応するべきですが…)
Macユーザーならfreee一択ですね。
各種レポートから仕訳を表示できる
freeeを使っていて便利だと思ったのが、各種レポートに書かれている数字をクリックすると、その一連の仕訳を表示できます。
例えば、損益計算書の「会議費」の数字をクリックすると、「会議費」に仕訳した仕訳一覧を表示できます。
これがとても便利で、間違いに気づいたら簡単に原因を探すことができます。
損益レポートなど、様々なレポートでもこのようになっているのは本当に便利です。
スマホで仕訳ができる
MFクラウドのデメリットで書いたように、スマホで仕訳できるので空き時間を有効に使えます。
freeeのデメリット
最後にfreeeのデメリットです。
独自の仕訳形式が分かりづらい
MFクラウド会計のメリットでも書きましたが、手入力での仕訳形式がfreee独自の形式になっているので簿記の知識がある人はとっつきにくいです。
今では慣れたし「振替伝票」で仕訳ができることが分かったので問題ないですが、わかりやすいようにしたつもりが結局分かりづらくなっているところがチラホラあるのが残念です。
価格が高い
MFクラウド会計のメリットで書きましたが、freeeはMFクラウド会計より年額で1,784円高いです。
でも、
- Macで確定申告できる
- スマホで仕訳できる
この2点のメリットを考えたら年額1,784円は余裕で払えます。
おわりに
以上、MFクラウド会計とfreeeを使い比べた比較を紹介しました。
どちらも一長一短ですが、Macで仕訳でき、スマホで仕訳できるのは大きな違いです。
freeeにも不満点はありますが、慣れれば問題ないのでfreeeで快適に確定申告したいと思います。