雇用保険とは?雇用保険の内容を紹介
※本ページはプロモーションが含まれています雇用保険は、「医療保険」「介護保険」「年金保険」「労災保険」と並ぶ、社会保険のひとつです。
ここでは、雇用保険の概要について紹介します。
雇用保険
雇用保険は、労働者が失業した場合に必要な給付をしたり、再就職を援助してくれる制度です。
保険者と窓口
雇用保険の保険者は政府で、窓口は公共職業安定所(ハローワーク)になります。
被保険者
適用事業に雇用されている労働者。
保険料
保険料は、事業主と労働者で負担します。但し、折半ではなく、事業主の方が多めに払うことになります。
関連:「27年度の雇用保険料率」
保険料率と負担割合は業種によって異なります。
給付の内容
求職者給付
働く意思と能力があるが、失業している人(失業者)に対する給付。一般的に失業保険と呼ばれる給付です。
給付日数
自己都合、定年退職など、一般の離職者の場合。
倒産、会社都合の解雇など、特定給付資格者の場合。
参考:「ハローワークインターネットサービス – 基本手当の所定給付日数」
給付要件
離職前の2年間に、被保険者期間が通算12ヶ月以上。倒産、解雇等の場合は、離職前の1年間に、被保険者期間が通算6ヶ月以上。
待機期間
ハローワークに離職票の提出と求職の申込を行った日から通算して7日間は、待機期間として雇用保険の基本手当は受け取れない。自己都合退職の場合には7日間に加え最長3ヶ月間の給付制限があります。
受給期間
離職日の翌日から起算して原則1年間。
高齢求職者給付
同一の事業主に、65歳以降も雇用されている人が離職した場合に、一時金で支給される。
給付額
被保険者期間が1年未満→30日分
非保険者期間が1年以上→50日分
待機期間
求職者給付と同じで、7日間の待機期間と、自己都合退職の場合には加えて最長3ヶ月間の給付制限。
求職促進給付
就職の促進と支援をするための給付。一定要件を満たした基本手当の受給差が再就職した場合や、アルバイト等に就業した場合に支給される。
教育訓練給付
教育訓練給付は、労働者が自分で費用を負担して、厚生労働大臣が指定する講座を受講・修了した場合に、その費用の一部が支給される。
教育訓練給付には、一般教育訓練給付と専門実践教育訓練給付がある。
雇用継続給付
高齢者や育児・介護をしている人に対して必要な給付を行い、雇用の継続を促すための制度。
高齢雇用継続給付、育児休業給付、介護休業給付の3つがある。
おわりに
終身雇用の神話がゆらぎ、いつ、どんなカタチで退職するか分かりません。
職を失った時のセーフティーネットが雇用保険です。制度をしっかり理解し、いざというときにしっかり利用できるようにしておきましょう。
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