モンベル「ウィックロンクール ロングスリーブT」レビュー!
※本ページはプロモーションが含まれています通年の旅行用に、1枚で着られて夏でも冬でも使える長袖Tシャツを探していたところ、モンベルのクールロングスリーブTシャツを見つけました。
さらっとした肌触りが気持ちよく、生地が薄く通気性が抜群、夏でも1枚で着られてUVカット90%以上の機能性が気に入り購入。
実際に試してみましたので紹介します。
モンベル クールロングスリーブTの写真
色はブラックを購入。モンベルらしいシンプルなデザインで、脇部分はグレーがかった色になっている。
首は丸首。締め付けすぎずゆるすぎなくてちょうどよい。
肩は、縫い目がザックと干渉しないように、肩の頂点ではなく少し下に縫われている。
袖部分は、モンベルが特許出願中のスパイラル スランテックカフ。縫い目が螺旋状になることで、ごろつき感がなくよく伸びる。
裾部分は、長すぎず短すぎず、日本人の体型によく合った長さ。
裏側は特に装飾はない。
右腕にはモンベルのロゴマーク。
裏地は凹凸加工がされていて、汗の吸収をしやすくし、肌の接地面積が減ることで汗をかいても貼り付きづらい。
重さはLサイズでなんと133g!
普通の綿のロングTは230g前後で、登山用の機能ロングTでも170g前後なので、130gは驚異的な軽さ。
使ってみて良かったところ
実際に使ってみて良かった所を紹介します。
肌触りが良い
モンベルの同じような素材のロングTシャツに、ウィックロン ZEOシリーズがあります。
ZEOシリーズも吸汗速乾を謳った生地ですが、少しざらつきを感じます。
このウィックロンクールは、普通のロングTシャツのような滑らかな肌触りで、裏面の凹凸加工で肌に張り付かず、着ていてとても気持ち良いです。
抜群の通気性
重さが133gというだけあり、生地がとても薄いです。
そのため、通気性がとても良く、夏に1枚で問題なく着られます。
直射日光下では、腕の肌が露出していない分、腕の日焼けの厚さを感じない分涼しさすらありますからね。
夏で長袖だと熱がこもりやすいのですが、通気性によって改善しているのは良いです。
圧倒的な軽さ
モンベルで実際に手に取っている時は軽さがわからなかったのですが、実際に測ってみて133gという軽さに驚きました。
僕は、機内持ち込み荷物(7Kg)だけで海外に行ったりするので、服の軽さは重要です。
これまでは、夏用にポロシャツ230g×2枚と、パタゴニアのロングTシャツ193g×2枚を用意していたのですが、このウィックロンクールロングTで通年過ごせば520gもの軽量化ができます。
ペットボトル1本分以上の軽量化はとても素晴らしいです!
1グラム単位で軽量化を模索していたので、この軽さは想定外のありがたさでした。
使ってみてイマイチだったところ
使ってみてイマイチだったところも紹介します。
通気性が良すぎて冬のインナーとしては使いづらい
通気性が良いことをメリットで挙げましたが、冬になるとそれが逆にデメリットになります。
インナーとして着てみたのですが、通気性が良すぎて生地の保温性がなく、生地が肌に触れるとヒヤッと冷たいです。
服の中の空気が滞留するときも、気化熱で体の体温が奪われるような寒さを感じます。
僕は室内で使っていたのですが、寒さに耐えきれず別のインナーに着替えてしまいました。
綿のロングTシャツに着替えたのですが、着ているうちに体があたたまるのを感じました。
なので、ウィックロンクールロングTシャツは、冬場にインナーとして使うのはかなり厳しいと思います。
裾がもう少し長い方が良い
着丈は、公式サイズで68cmです。
登山などで着る時は、長すぎず短すぎずとても良い長さなのですが、旅行などの普段着として使うにはもう少し長いほうが個人的に好みです。
モンベルはアウトドアメーカーなので、日本人の体格に合ったキッチリとした寸法にしたいのはわかるのでしょうがないと思うのですが、個人的には72cmはほしい。
裾が短いとインナーとして使うとき、ズボンの中に入れて前かがみになると裾がズボンから出てしまうことがあるんですよね…。
その隙間が寒いし、またズボンの中に入れるのが面倒です。
その点、パタゴニアやマムートなどの海外ブランドは、裾が長めなのでそういった心配が無いので、モンベルももう少し長くしてほしいなというのが個人的な希望です。
おわりに
吸汗速乾性能、通気性、軽量性はとても満足しているのですが、通年で使えないというのが痛かったです。
短期的な夏の旅行なら使うつもりですが、季節をまたぐ長期的な旅行には使わないつもりです。