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消費生活センターへ相談する手順、相談の流れ、準備しておくものまとめ(国民生活センター)

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国民生活センター

僕は歯の矯正をしています。

歯を削るなど追加の施術が必要な場合は1回の施術に付き税抜8,000円かかり、その他の基本的な治療費、毎回の診察料、矯正器具の作り直し等の費用は全て込みで税込1,069,200円という内容で契約をしました。

しかし、歯の矯正をはじめて数カ月後、歯科医院からメッセージが届き、経営方針の変更により矯正管理費の見直しすることになったため、アタッチメントの除去、スキャン、定期チェク毎に税抜5,000円かかると一方的に突きつけられました。

税込1,069,200円で完治まで面倒を見るという内容で契約したのに、後から追加料金を請求するのは卑怯ですし詐欺です。

こちらは歯の矯正を始めてしまい、途中で辞めることができない状況で、歯科医院を変えるにしても更に料金がかかってしまいます。

患者が後戻りできない状況を利用して勝手に追加料金を設定するのは完全に詐欺行為だと考えました。

すぐに歯科医院に電話をかけ、契約内容を勝手に変えるのは納得できないということを色々告げ、電話に出た担当者では院長の決定を勝手に変えられないのは理解できるので、後日院長が直接電話をかけてくる約束を取り付け通話終了。

こちらの言い分が正しいのは理解しているのですが、このようなケースは初めてなのでなにか落とし穴があるのではと不安になりましたので、消費生活センターに相談することにしました。

消費生活センターへの相談は初めてなので、どんな準備をしたり、どのように相談が進んでいくのかわからなかったので、僕が実際に体験した流れを紹介します。

消費生活センターと国民生活センターの違い

消費生活センターへ相談しようと思い、調べてみると国民生活センターが最初に出てきて両者の違いがわかりませんでした。

国民生活センターは独立行政法人で、全国をカバーしているのに対し、消費生活センターは市区町村が運営しているようです。

消費トラブルの相談に乗ってくれるという内容はどちらも一緒で、まずは自分の住んでいる市区町村の消費生活センターに相談することになります。

その後、電話が繋がらない場合、土日祝日など消費生活センターが開いていないときは国民生活センターに電話すればOK。

消費生活センターの電話番号は地域によって違うので、国民生活センターのWebサイトで自分が住んでいる地域の消費生活センターを確認してください。

下記リンクにアクセスし、下にスクロールしていくと「都道府県別一覧」があり、そこから調べることができます。

開所している時間も記載されているので確認しておきましょう。

事前に準備しておくこと

まず、相談するにあたって、氏名、住所、電話番号、性別、年齢、職業伝える必要があり、会話の内容も録音されます。

ちょっと気が引けますが、消費生活センター側からしても間に入る立場としてそれなりの情報は知っておきたいでしょうし、仕方ないですね。

住所に関しては、消費生活センターは担当地域在住の人に限られるので、その確認の意味もあるでしょう。

後は、

  • 相談内容を事前に整理しておく
  • 契約書など、参考になりそうなものは全て手元に用意して電話する
  • 契約先の住所、電話番号、会社や事業所などの名称

などを準備して電話をしましょう。

相談料は無料で、通話するための電話料金だけかかります。

相談の流れ

自分が住んでいる地域の消費生活センターの番号がわかり、開所している時間内に電話。

僕の住んでいる地域では、市役所に繋がり、「消費生活センターへ相談したいのですが」と伝えると、担当者へ電話をつないでくれました。

担当へつながると、まず、相談内容を正確に記録するために録音をすることを告げられ、こちらが了承すると住所・氏名・電話番号・年齢・性別・職業を聞かれたので答える。

名前に関しては、漢字までしっかり伝えた。

その後、相手方の名前と住所を聞かれたので答える。ビル名や何階に入っているかなど、かなり細かく聞かれた。

一通り伝え終わると、相談内容を聞かれるので、事情を説明する。

こちらからの説明が終わると、状況を詳しく理解するため、いくつかの質問を返される。

  • 契約書はあるのか。あればどのよように書かれているか
  • 矯正はどれくらいで終わるものなのか
  • なぜその歯科医院を選んだのか

など、かなり詳しく聞かれた。

こちらとしては自分のことなので細かいことも把握できているが、第三者が間に入るためにはかなり詳しく聞かないと理解でないよな〜と思いつつ、なるべく詳しく伝える。聞く方も大変だ。

色々話をした結果、医療に関することなので明言はできないとのこと。

また、契約書についても、治療内容や期間をしっかり書いていない問題のある契約書であることもわかった。(契約時に、書いてある内容が薄すぎるなーと思ったらやっぱり記載内容に不備があった。)

その他調べごとをしてみるということだったので、一旦電話を切って後で折り返し電話をしてくれることに。

午前中に電話をしたのだが、午後2時30分頃に折返しの電話がかかってきた。

やはり医療に関することなので消費生活センターとしてはなんとも言えないが、歯科医師会に相談してみてはどうかというアドバイスを頂き、電話番号も調べてくれていたようで教えてもらう。

その他にも、契約書に書かれていなくても、口頭で説明された内容も契約に含まれるので、そのことを伝えて交渉をしてみたらどうかなど、色々アドバイスももらい通話終了。

おわりに

医療関係ということで明確な回答はもらえませんでしたが、相談内容を聞いてもらったり、アドバイスをもらったのはとても心強かったです。

治療費に関しては、その後いろいろやり取りがありましたが、なんとか契約通り支払わなくてすみ、歯科医師会への相談もしませんでした。

消費生活センターへの相談も、役所的な対応をされるのかと思っていましたが、しっかり話を聞いてくれたので良かったです。

消費生活でトラブルが起きたら消費生活センターへ相談してみてください。

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