雪の日に撒かれている白いつぶつぶの正体
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雪国ではよく見かける道路に撒かれた白いつぶつぶ。
普段雪の降らない地域ではお目にかかれない光景なので、この白いつぶつぶの正体を紹介します。
融雪剤の塩化カルシウム
白いつぶつぶの正体は雪を溶かすための融雪剤である塩化カルシウム。
道路に積もった雪を溶かすために、1平方メートルあたり約30〜100グラム程撒き、数分から数十分で融雪することができる。
融雪の仕組み
塩化カルシウムが雪水に溶け凝固点降下が起こり、濃度にもよるが、−18度〜−50度まで温度が下がらないと凝固しなくなるため、雪は溶ける。また、塩化カルシウムが水に溶ける時に発生する融解熱も雪を溶かすのに役立っている。
散布時の注意
成分が塩化カルシウムなので、素手での取り扱いはしないように。ゴム手袋などをする。
塩害を防ぐために畑や植物が生えている土の上などには撒かない。また、ガードレールや鉄筋コンクリート、橋など、鉄製品を使った所に撒くと腐食させ錆びてしまうので、それらの付近では取り扱いに注意が必要。
入手方法
ホームセンターや通信販売で購入可能。豪雪地帯の場合は市町村の役所で入手できる場合がある。
また、山間部など冬季に路面の状況が悪化する場所には「砂箱」が設置してある場合があるので、路面状態が悪い場合は砂箱にある塩化カルシウムを撒く。
おわりに
雪道もそうですが、家の周りや駐車場の除雪も重労働です。お金はかかりますが、普段それほど雪の降らない地域では塩化カルシウムのような融雪剤を購入するのも手かもしれませんね。