アニメ「美味しんぼ」で再放送・配信されない欠番扱いの話数まとめとその理由
※本ページはプロモーションが含まれています食をテーマにしたマンガは食べ物の味に焦点を当てたモノばかりですが、食の安全や食品業界、政治、人情など、食に関わるあらゆるテーマをぶっ込んでくる「美味しんぼ」。
アニメ版が放送された1990年前後に小学生だった僕は、父がVHSで録画した美味しんぼをテープがすり切れるほど見まくっていました。
食に関する知識(良く、正しい知識ばかりとは限りませんがw)や意識を持つきっかけとなったアニメです。
そんな美味しんぼがAmazonプライム で見放題なのを見つけ、1話を見出したら懐かしさで毎晩寝る前に1話ずつ観るのが日課になってしまいましたw
やっぱ面白いんですよね〜。
美味しんぼの話を全て鵜呑みにしていた小学生時代とは違い、それなりの知識や美味しんぼの裏側を知った状態で観ると違った面白さがあります。
楽しんでみている中でふと思い出したのが、アニメ版の美味しんぼには政治的や差別的表現、社会倫理などにより再放送されなくなり、欠番となった話があるということ。
気になって調べてみたら136話中15話もあるようです。
Amazon でもその15話は見ることができません。
再放送・再配信されなくなるほどの内容がどんなものか気になったので、欠番の話の内容と欠番理由をまとめてみました。
美味しんぼのアニメを観られるサービスはこちら
美味しんぼの欠番話一覧
まずは欠番となった話の一覧です。話数は初回放送時の話数となります。
第15話 | 日本風カレー |
第20話 | 食卓の広がり |
第23話 | 牛鍋の味 |
第25話 | 舌の記憶 |
第26話 | 食べない理由 |
第27話 | 激闘鯨合戦 (前編) |
第28話 | 激闘鯨合戦 (後編) |
第36話 | スープと麺 |
第40話 | 真夏の氷 |
第42話 | 大豆とにがり |
第51話 | レモンと健康 |
第54話 | 江戸ッ子雑煮 |
第55話 | しょう油の神秘 |
第95話 | 及第ガユ |
第123話 | 究極vs至高 対決!! スパゲッティ |
20〜30話の半分以上が欠番てひどすぎるw
次は、それぞれの話の内容と欠番となった理由の推察です。
第15話 日本風カレー
栗田の給料袋が強盗に奪われたが、通りすがりの老人が強盗を捕まえ給料袋を取り返す。
その老人は柔道の師範で、老人の弟子がカレー屋を開き老人の孫娘と良い感じの仲なのだが、老人を満足させるカレーを作れなければ孫娘との結婚を許さないとのこと。
鳥・豚・牛肉を使わないカレーという条件が出されていたが、牛の骨髄を使ったカレーを作ることで老人を納得させて大団円。
2000年代初頭に発生した狂牛病(BSE)がきっかけで欠番に。
BSEに感染した牛の脳や脊(せき)髄などをエサとして与えていたことが狂牛病蔓延の原因となったので、牛骨を使っているというのがダメだったんでしょうね。
この話はコミック12巻に書かれいています。
第20話 食卓の広がり
山岡に思いを寄せていた元同僚の女性が結婚。
その元同僚の結婚相手は会社社長で何でも食べられる身分にありながら、スクランブルエッグ、とんかつ、カレー、ハンバーグしか食べられない偏食の持ち主だった。
偏食の原因は、会社を継ぐため子供の頃に受けた父からの厳しい教育により、愛情のない機械的に作られた食事を食べ続けいていたことにあった。
両親の呪縛の鎖から自分の心を解き放てない社長を、奥さんの愛情がこもった本物の材料を使ったカツ丼が救う。
子供の頃に受けた両親の影響から抜け出すというなかなか深くいい話で、ネット上での評判も良い話。
あまり目立った問題点が見当たらないが、山岡の
「極端な偏食の人間はどこか精神的に歪んでいるものが多い。そんな人間とはお付き合いしたくないね。」
という偏食者を罵る発言と、カツ丼を作る際のブロイラー批判が原因ではと言われている。
ブロイラー批判は他の話でも出てきて、その話はことごとく欠番となっていますからね。
この話が無いとすると、欠番があるシリーズで初めて美味しんぼを観た人は、61話「非常食」で流れる20話の回想シーンが謎のシーンになりますよね。
この話はコミック4巻に書かれています。
第23話 牛鍋の味
東西新聞社主催の講演会で、アフリカ人の詩人に講演してもらうことになった。
その歓迎会を有名すき焼き屋で行ったが、すき焼きを食べるアフリカ人夫妻はすき焼きに対してどこか不満そう。
偶然にも、同じ店にいた海原雄山がすき焼きとしゃぶしゃぶを大批判。牛肉を最もまずく食べる調理法だと言い放つ。
すき焼きとしゃぶしゃぶを全否定したのが原因か?
すき焼き業界としゃぶしゃぶ業界にマイナスの影響がありそうですからね。
散々批判されたすき焼き屋の店主は、アフリカ人夫妻や海原雄山が帰った後、
「ケッ!食通ぶったものがきたり、わけのわからん外人が来たり、今日は客種が悪いぜ!おぅ!塩でも撒いとけ!」
と言い放つ。
この、アフリカ人を「わけのわからない外人」と言う人種差別発言も原因の一つと考えられる。
この悪態を取った店主は、前店主がボケてしまったことを良いことに、騙して判を押させて店を乗っ取っていた。
先程のすき焼き・しゃぶしゃぶ批判で、魯山人風すき焼きなら認めるような言い方をする海原雄山。
この発言を元に、すき焼き屋を乗っ取られてイチから出直そうとしている若旦那の店を山岡が支援し、魯山人風すき焼きをベースにすき焼きとしゃぶしゃぶのいいとこ取りをしたシャブスキーを開発。
海原雄山に食べてもらい味を認め広報活動をしてもらうという作戦に出る。
雄山は味を認め、シャブスキーの開発に山岡が関わっていることも察したが、広報活動をしっかりして口コミで評判が広がり店が繁盛するという、雄山のツンデレが垣間見ることができる話。
個人的に好きな話だったので観られないのは残念。シャブスキーは是非食べてみたいです。
この話はコミック5巻に書かれています。
第25話 舌の記憶
栗田のおばあちゃんがボケてしまい、昔おじいちゃんと一緒に食べた鶏の水炊きを食べたいと言うが、昔食べたお店で食べても昔と違うという。
昔と味が違う原因としてブロイラーが挙げられ、ブロイラーの製造工程と、自然に育てた鶏の違いを取材。
最後は、ブロイラーでない鶏で作った水炊きを食べておばあちゃんのボケが回復する話。
ブロイラーの作り方を生々しく映像化したことが原因か?
ひよこから機械的に育てて最後は足を紐で結び逆さにし、機械による流れ作業で殺して肉にするという衝撃的な映像でしたからね。
確かに、狭い場所で効率的に育てられたブロイラーのイメージは子供の頃の僕には衝撃的でした。
今でもこの回で得たと思われる「ブロイラーは良くない」というイメージが残っていますね。
あと、痴呆症を「ボケ」と言っているのが原因という説もありますが、ブロイラーの製造工程の映像が衝撃的すぎるので、ブロイラーが主たる原因かと。
この話はコミック1巻に書かれています。
第26話 食べない理由
ニュー・ギンザ・デパートの板山社長が参加する会社経営者の親睦会で料理を全く食べない人が一人。
その人物は稲森社長で、なぜ食べないのか不明だが、食べない理由に興味が出た参加者内で稲森社長が食べたいと思う料理を誰が出せるか賭けがはじまる。
板山社長に相談された山岡は、仏跳牆(ファッチューチョン)を出すことで食べさせることに成功。
仏跳牆は、干したアワビ、貝柱、ナマコ、魚の浮き袋、椎茸、山椒、吉林省のしかの尾、朝鮮人参、クコ、ハクビシンなどを甕(かめ)の中にいれ、6時間~8時間かけてじっくり煮てつくるスープ。修行中も坊さんも壁をえてやってくるほど旨いということから仏跳牆と名付けられた。
欠番の原因は、チャイニーズレストラン・シンドローム(中華料理店症候群)に関する発言。
1960年代のアメリカ人が中華料理を食べた後、炎症、眠気、顔面の紅潮、掻痒感、頭痛、体の痺などの症状が起き、チャイニーズレストラン・シンドロームと名付けられた。
会食で料理を食べない稲森は、食通だが中華料理を食べた時、気分が悪くなることがあったとのこと。
中華料理が大量の化学調味料を使っているというレッテル(事実だったが)や、化学調味料を悪く取り上げているのが原因だと考えられる。
加えて、仏跳牆の材料に使われるハクビシンも原因の一つか。
2003年頃流行ったSARS(重症急性呼吸器症候群)の一連の騒動で、人に感染する際の中間宿主にハクビシンが挙げられたことによるものと思われる。
懇親会で料理を食べない理由は、「病気で食べたいものを食べられない奥さんの身体が良くなるまで美味しいものを絶つ。」というもの。
この話も、とてもいい話なので観ることができないのは残念。
この話はコミック9巻に書かれています。
第27・28話 激闘鯨合戦 (前編) (後編)
タイトルから分かるように、日本の捕鯨に反対する海外の団体との話。
鯨料理屋にプラカードを持って突撃してくるジェフが衝撃的でしたw
捕鯨問題を日本側の視点で過激に主張しているのが問題なんですかね。
あるいは、反捕鯨団体を「お金のためや日本叩きのためにある団体」というような表現をしていることが原因か。
反捕鯨のジェフを騙して鯨を食べさせたシーンはかなり批判されていますね。
この2話を見て子供ながら、
- 人間は他の命を食べて生きているのに、他人が生きるために食べているモノに口出しするな。
- 食べることができるモノに優劣をつけるのはおかしい。
ということを思いました。
価値観の違いって面倒ですよね。
この話では、後の「飯の友」や「日米コメ戦争」で出てくる角丸副総理が初登場します。
山岡が副総理に馴れ馴れしいのは、激闘捕鯨合戦を見ていないと分かりづらいのですよね。
ちなみにこの27・28話は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰する賞であるギャラクシー賞に選奨されている。
内容もそうですが、この話は「映画か?」と思うほど一部作画と演出に気合が入っていて、シリアスになっているので、普段より重い雰囲気の美味しんぼを見られないのは残念。
この話はコミック13巻に書かれています。が、Amazonでは紙の本は取り扱っていないようです。Kindle版だけ。内容が内容だけに消されたか?
第36話 スープと麺
山岡が冷やし中華にダメ出しするところからはじまる。
スープは科学的に作った合成酢と化学調味料の量がすさまじく、砂糖もタップぶりぶち込んでまるでシロップのよう。具も農薬やクススリ漬け、添加物が入ったモノばかり。麺はかん水の使いすぎと着色料を使用している。
海原雄山も同じような理由で冷やし中華を中華料理と認めないが、冷たいスープと麺という発想を評価する山岡は海原雄山が納得する冷やし中華を作るという話。
最初は冷やし中華に否定的だった雄山だが、山岡の冷やし中華をきっかけにテレビで冷やし中華を認めるツンデレを観られる。
化学調味料や食品添加物など、人工的に作った調味料を徹底的に批判していることが原因と思われる。
この後も化学調味料や食品添加物を悪く言うことで欠番になったと考えられる回がいくつかある。
個人的に冷やし中華は好きではないのですが、「まずいと思う理由は化学調味料が使われているからか!」と、子供心ながら勝手に納得していたのを覚えています。
因みに、僕は化学調味料の味は分からないし、冷やし中華は酢が入っているから苦手なんだと今では実感していますw
この話はコミック8巻に書かれています。
第40話 真夏の氷
アニメ美味しんぼ唯一の水着回。
ハイレグ水着が昭和の雰囲気を醸し出しています。
40話にしてテコ入れ回か…。
海の家で調子に乗った富井副部長がかき氷を食べ過ぎてダウン。
恥をさらして落ち込んでいる富井を元気づけるために山岡おすすめのバーへ行く。
水割りは不味いが、そのバーの水割りなら飲めるという山岡のうんちくがはじまり、今夜で店を閉めるという店主の計らいで10万年前の南極の氷を使った水割りを飲んで終わり。
主人が店を閉める理由は、店用に毎日汲んでいた井戸水に電機工場で機械を洗う有機溶媒が検出されたから。
他にも、井戸水が汚れた理由として、洗濯排水など家庭の排水が原因の一因とのこと。(川に洗剤が原因と思われる泡が流れ、空気中に舞い上がっている表現がされている)
店主は、良い水が手に入らなくなったことを嘆く。
水道水は不味いと言い切り、ミネラルウォーターを買っていると言うが、ミネラルウォーターにも注意が必要だという。
精製して作った水にミネラルを添加して作ったミネラルウォーターは偽物だという内容。
再放送されない理由として、
- ミネラルウォーターがミネラルを添加したモノという表現
- 工場や家庭排水による地下水汚染
- 水道水が不味い発言
あたりが怪しいと思われます。今は改善しているのに誤解を与えるからとか?
子供の頃ディズニーランドで飲んだ水が泥水のように不味く、東京の水道水は不味いという認識があったので、この話は自然と納得していました。
この話はコミック11巻に書かれています。
第42話 大豆とにがり
落語を観た後に豆腐屋へ行くと、初登場のブラックさんが板前に「この豆腐は本物ではない」と食い掛かる。
本物の豆腐を食べたことがない板前を連れて昔ながらの豆腐屋で豆腐ができるまでの工程を見学。
市販されている豆腐は豆腐を作る工程で、
- 泡を消す消泡剤を使っている
- 硫酸カルシウムを使うとニガリを使ったときより3倍の量の豆腐ができる
- 更にグルコノデルタラクトンという凝固剤を使うと7倍以上の豆腐ができる
- 質の悪い大豆を使い、ひどいところは大豆をほとんど使わず大豆粉を使って作っている
というのがおいしくない理由だと挙げている。
日本の海は汚染がひどいから天然のニガリは使えないという情報も付け加えて。
この辺の製造工程の内容に不都合があったことが再放送されない理由かな。
ブラックさん初登場の回なので、この回を観られないとすると知らない人は「こいつ誰だ?」状態になりますよね。
この後の話でもブラックさんはよく出てくるので、この話を知らないとブラックさんのイメージが掴みづらそうです。
この話はコミック7巻に書かれています。
第51話 レモンと健康
健康のためにランニングとレモンを丸かじりする栗田、田畑、花村の3人。
それを見た山岡は、アメリカから輸入されているレモンは防腐剤であるOPPが塗ってあり、OPPは発がん性があり日本国内では使用が禁止されているのにアメリカの圧力で昭和52年に許可したことを伝える。
他にもアメリカから輸入される防カビ剤のTBZも、ある学者に言わせたら人体に良い影響を与えないかなり危険な代物だとも。
アメリカ産の柑橘類の輸入に関わることなのでダメってことなんでしょうね。
ちなみにもう改善されているのかと思ったのですが、調べてみると2016年時点でOPP、TBZなどまだ使われているようです…。
個人的にこの回から影響を受けたのが、車の排気ガスが多い場所で走ったら健康に悪いということ。
多分この回の影響で、ランニングするときは車が多いところを避けて堤防を走っています。
子供の頃の先入観は強いですね。
51話は、写真家の荒川と田畑の初対面&結婚フラグが立った回なので、この回を観られないとなるとこの2人が結婚するまでの過程の中で「いつ知り合ったの?」っていう疑問が出てきますよね。
アニメの最終回がこの2人の結婚式の話なので、その出会いが消えているのは寂しいです。
この話はコミック14巻に書かれています。
第54話 江戸ッ子雑煮
江戸ッ子雑煮を取材するために、山岡の知り合いの火消しの頭の家へ行くが、本物のカマボコが買えなくなって雑煮を作れなくなったという。
最近のカマボコは化学調味料・添加物を入れているので食えたもんじゃ無いとのこと。
山岡が昔ながらの製法でカマボコを作り、そのカマボコでを使った雑煮でお頭の機嫌が治って大団円。
カマボコに化学調味料や添加物が使われているというネガティブキャンペーンと、お頭がカマボコ探しに食べ歩いた有名店の名前が実際のカマボコメーカーの名前をちょっと変えただけの名前がダメだったのかも。
「久分」という看板があったのですが、紀文をひらがなで1文字ずらしただけとかひどいw
僕はカマボコが大好きなのでめっちゃ好きな回なのですが、もう観られないとなると残念です。
因みに、カマボコは化学調味料と添加物のイメージがこの回で付いてしまっているので、カマボコを食べるときは必ずこの話を思い出します。まぁ、それでもメッチャ食うんですけどねw
この話はコミック6巻に書かれています。
第55話 しょう油の神秘
花村がスキーの帰り途中、車が雪に突っ込んで動けなくなったところを三谷に助けられる。
三谷は名を名乗らず、腹が減っただろうとせんべいを花村に手渡して立ち去る。
三谷一目惚れした花村は、山岡の力を借りてせんべいの味を元に三谷を探しはじめる。
醤油が手がかりになると考えた山岡は醤油の製造元を取材に行き、本物の醤油を作っている醤油蔵がどこに醤油を卸しているかを手がかりにせんべい屋の若旦那である三谷を見つける。
醤油の製造元取材の過程で、時間を掛けず大量生産をする醤油の製造元を批判する内容となっているのが問題となって再放送されなくなったと考えられます。
大手の醤油メーカーなんて数えるほどしかないですからね。
あと、化学調味料が使われていることもしっかり付け加えられていましたよ。
せんべいが食べたくなる回が観られないのは残念。
三谷、花村が知り合って結婚フラグが立った回なので、荒川・田畑ペア同様、この回を知らない人は結婚するまでの過程で「こいつ誰だ?」ってなりますよね。
花村、田畑の2人の大事な出会いが両方とも再放送されないってなんか悲しいですよねw
この話はコミック3巻に書かれています。
第95話 及第ガユ
小泉局長の息子がグレて言うことを聞かなくなったので山岡へ相談。
突っ張っている小泉局長の息子に対し、酒を飲ませながらヤクザに扮した中松警部を使ってヤクザにならないかと誘う。
その際の台詞が、
「酒、タバコ、シャブ、おめぇがやりたいものはなんでもやらせてやる」
「シャブ」と聞いた後の息子のリアクション時に、ポケモンショック(赤と青の交互点滅で大勢の視聴者が体調を崩した事件)のような演出と、覚醒剤を打つためと思われる注射器がサブリミナルのように表示される。
これらの、
- 未成年(中学3年生)に酒を飲ませている
- 未成年を酒やタバコ、シャブに誘う
- ボケモンショックと注射器のサブリミナル
辺りが原因で欠番になったと考えられます。
それにしても、この回は大原社主の器の小ささが際立っていますw
初期は威厳があった大原社主ですが、どんどん器が小さくなっていくのを観るのも美味しんぼの面白さの一つかもしれませんw
この話はコミック21巻に書かれています。
第123話 究極vs至高 対決!! スパゲッティ
究極vs至高のスパゲッティ対決。
イタリア料理を作るに当たってチェルノブイリ原発事故を引き合いに出し、ヨーロッパの土壌は汚染されてしまったからイタリア産の小麦やトマトを使うことはできない。
更に、チーズは放射能が凝縮されて危険。
など、ヨーロッパ産の作物の風評被害になりかねないのが欠番の原因か。
福島の原発事故を起こしてしまった日本にとっても、とてもデリケートな内容を扱っているので、再放送されないのは当然ですよね。
小学生当時、チェルノブイリ原発事故など知らないし興味のなかった僕はこの回の情報を鵜呑みにしていましたからね。
福島の事故があって日本産の農作物、水産物が輸入拒否されているという報道を聞いたとき真っ先にこの話を思い出しました。
拒否する側からされる側への移行は不思議な感じでしたね。
特に美味しんぼは、福島の事故に取材に行った山岡が、東京に帰ってきたら原因不明の鼻血を出すというぶっ飛んだ話を書いて休載になっているので(2014年5月19日25号から2022年3月現在も休載中)、原発関連の話を流すのは難しそうです。
この話はコミック25巻に書かれています。
ちょっと危ないのでは?という話
欠番回を紹介してきましたが、それらの原因を踏まえると、現在普通に見られる話にもちょっと危なそうな話があります。
例えば、108話(現在ネット動画配信サービスで配信されている話数) の「辛し明太子」です。
金城カメラマンが、辛子明太子は舌がビリビリして食べられないと言う。
その原因は、化学調味料をふんだんに使っているからとのこと。
上記欠番理由でも挙げましたが、化学調味料批判している話はことごとく欠番になっています。
「辛し明太子」の話も、欠番回と同じぐらい化学調味料批判しているのに、この回が残っているのは不思議です。
欠番の話を見る方法
欠番となった話はもう見れないかと思いましたが、2016年に発売されたBlu-ray & DVDで全136話が見られます!
全3 BOXで合計金額10万円を超えてますw
美味しんぼのアニメを観られるサービス
2017年10月現在、美味しんぼのアニメを観られるサービスは、
おわりに
観られない話が15話もあったことに驚きですが、各話のあらすじを何も見ずにある程度書けた自分に驚きましたw(細かいところはちゃんと調べましたよ)
何回も何回も観ていただけのことはあります。
それにしても、初登場のキャラがいる回や、大事な出会いの回がことごとく欠番になっているのが驚きました。
1話完結型のアニメですが、ストーリーが追えなくなるのはちょっと困りますよね。
観られないとなると観たくなる不思議。