ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム序盤プレイレビュー

2023年5月12日（金）に発売された、ニンテンドースイッチのゼルダの伝説ティアーズ オブ ザ キングダム。

前作のブレスオブザワイルドの評判は極めて高く、10年以上ゲームを離れていた僕でも、世界観やオープンワールドの壮大さにドはまりしました。

ティアーズオブキングダムは、その続編ということで期待して購入。

20時間ほどプレイし、まだ序盤ですが、実際に遊んでみた感想を紹介します。

ブレスオブザワイルドの正当進化

個人的な感覚として、「シリーズ物でも新しいゲームが出たらほぼ全ての要素が刷新される」というものがあることに気づきました。

ティアーズオブキングダムは新作のゲームですが、戦闘システム・操作、基本グラフィック、料理や材料などのシステム、などなど、様々な面でブレスオブザワイルドのままな部分があります。

否定的な人だと「使いまわし」というレッテルを貼る人が出てきそうな感じの使い回しですが、個人的には好意的に受け止めています。

操作方法やUIが殆ど変わっておらず、前作をプレイしていたらほぼチュートリアル無しで遊べるので、操作やシステムを一から覚える大変さが無いですからね。

それに、ブレスオブザワイルドのグラフィックや世界観がとても気に入っているので、その舞台で新しい冒険が楽しめるのは満足です。

ブレスオブザワイルドの基本システムはそのままに、新しいマップやギミックを使って遊べるのはめちゃくちゃ楽しく、正当進化と言って良いでしょう。

フィールド探索が楽しい

ブレスオブザワイルドにハマった理由として、オープンワールドの広さと、その世界を探索する楽しさが挙げられます。

チュートリアルのフィールドでもかなり広くて探索するの歯ごたえが十分あったのですが、チュートリアルのエリアを抜けた後のマップを確認し、まだ未到達のエリアの広さを見たら愕然としたのを覚えています。

今回のティアーズオブキングダムは、ブレスオブザワイルドが地上だけだったのに加え、空と地下のマップが追加され、更にとんでもなく広くなっていますからね。

地上フィールドも、地方や村など前作と変わっていないのですが微妙に変わっていて、新しい洞穴や井戸など、探索範囲が広がっていてそれを見つける楽しさがあります。

クラフト要素は楽しいけど面倒くささがある

新しく追加されたクラフト要素は、車や飛行機を作ったりなど、ブレスオブザワイルドで評価された「自由度」が更に膨らみ、アイデア次第でいろいろな戦い方や移動、ギミック攻略ができるようになりました。

20時間ほど遊んび、操作に慣れてギアの効果も分かるようになってきた今では楽しめていますが、序盤では操作が難しくイラッとしていた時期もあります。

3Dゲームなので、オブジェクトの回転がむずかしく、思い通りの角度にするのに苦労しましたからね。

さらに、自分の立ち位置でも若干変わるので、思い通りの結果にならないのに苛立ちます。

今では、創作物に対してまっすぐ向き合っている状態で操作するとやりやすいしわかりやすい事に気づき、比較的思い通りに操作できています。

斜め×斜めは空間把握能力が極めて必要になるので、真正面から正しい角度で見るのが重要です。

武器クラフトも楽しいが面倒

武器は鉱物や魔物の素材などを使って強化できるようになりましたが、武器は消耗心ですぐに壊れてしまうので、新しい武器を手に入れたら毎回クラフトしなければならないのが面倒に感じてきました。

せっかく強い素材を手に入れても、すぐに壊れてしまうものに使うのがもったいなくも感じてしまいます。

ゼルダは戦闘が楽しいのですが、武器を温存したくなるようなシステムは面倒です。

特に矢は、属性を付与しようとすると、1射ごとに素材を選択する必要がるのが面倒くささ過ぎます。

慌ただしい戦闘の中で、1発射るごとに素材選択するのはプレイフィーリングを著しく下げていますからね…。

この辺はもう少しどうにかならなかったのかと思います。

ストーリーが濃くなりすぎ

個人的に、ゼルダの伝説に求めるのは「謎解きアクション」ですが、ティアーズオブキングダムはストーリーが濃くなったため、会話シーンやムービーシーンがダラダラと長くなってテンポが悪くなっています。

ストーリーの内容としても、ゼルダの伝説のテンプレ展開なので、目新しさや面白さがないため、強制的なイベントシーンはかなり苦痛となっています。

前作のブレスオブザワイルドは、かなりあっさりとしたストーリーで、テンポよく進んでいたのも僕がハマった理由のひとつなんだなと実感しました。

ブレスオブザワイルドがめちゃくちゃ売れたので、その続編として気合を入れて作ったのはわかりますが、操作する楽しさを邪魔しないようにしてほしかったです。

おわりに

まだまだ序盤で終わりが全く見えないのですが、楽しみにしていたゼルダの世界をのんびり楽しんでいこうと思います。