クレジットカードが海外のATMに飲み込まれた時の対処法とすぐにやるべきこと
※本ページはプロモーションが含まれています海外のATMでクレジットカードが出てこなくなった時の対処法を紹介します。
ATMから離れずにひとつずつ確認しながら落ち着いて行ってください。
銀行へ連絡する方法から説明しますが、クレジットカードはが戻ってくることはまずありません。
クレジットカード会社へ連絡して緊急カードを発行してもらったり緊急キャッシング、あるいはクレジットカードを停止して再発行するかになるハズですが、ダメ元で銀行へ問い合わせも行ってください。
銀行係員に伝える
銀行内のATMなら銀行係にカードが出てこなくなったことを伝えます。
ATM キャプチャーズ マイ クレジットカード
と言えば伝わるはずです。
発音できなければこの画面を係員に見せて、上記英文を指差して伝えましょう。
銀行へ電話する
銀行店舗外のATMでカードが飲み込まれてしまったら銀行へ電話します。
場所を伝える必要があるので、GoogleMapやATMの周りや入り口を見て支店名か大まかな場所を言える状態で電話してください。
ATMに備え付けの電話があればそれで連絡し、無ければATMの本体やその周りに書いてあるはずです。
電話で伝えるのは、
ATM キャプチャーズ マイ クレジットカード
と、ATMの場所を伝え、指示に従ってください。
クレジットカード会社へ連絡する
飲み込まれたクレジットカードの発行会社(楽天カードやセディナカード、三井住友VISAカードなど)に国際電話で電話することで、
- 緊急カードの発行
- クレジットカードの停止
という選択肢を取れます。
緊急カードは、海外にいた状態で一時的に使えるクレジットカードです。
VISAやMasterCardなどのクレジットカードブランドによって発行方法・受け取れるまでの日数・受け取れる国は変わりますので、クレジットカード会社に電話した際に緊急カードの発行が出来るか確認してください。
クレジットカードの停止は最終手段です。
飲み込まれたクレジットカードの停止し、後日クレジットカードの再発行手続きを行いましょう。
基本的にクレジットカードの再発行手数料は無料ですので(1,000円程度かかる場合もあります)、今の旅行期間だけそのクレジットカードが使えなくなると言う認識で良いと思います。
事前に調べておくべきこと
- クレジットカード番号(わからなくても大丈夫ですが、確認事項が増えます)
- 泊まっているホテルの名前と部屋番号
- 数日後に移動する場合は移動するホテルの名前と部屋番号
- 通話機能付きSIMを持っていて携帯で電話を受けられる場合は携帯の番号
- カードが飲み込まれたATMの大体の場所(都市名や通りの名前など)
- クレジットカード会社の電話番号
上記内容を電話前に調べておくとクレジットカード会社とのやり取りがスムースになります。
ホテル名はアルファベットで伝えたりするので、正確な名前を調べておいてください。
スマホで電話する場合は、通話ボタンを押して終了しなければスマホの操作は普通にできるので、メモをスマホに書いておいても大丈夫です。その際にハンズフリーモード(iPhoneではスピーカー)にしておくとスマホを操作しながら会話できるので便利です。
クレジットカード会社の電話番号の調べ方
「楽天カード 海外デスク」
というように、
「飲み込まれたカードの会社名 海外デスク」
というキーワードで検索すれば使いのクレジットカード会社の海外サポートデスクの電話番号が書かれたページを見つけられるはずです。
今いる国によってかける電話番号が違ったり、表記のない国からかける場合の共通電話番号があったりするので、自分の状況にあった番号にコレクトコールで電話をかけてください
コレクトコールでの電話のかけ方
国際電話は高額で、今回の件では10分〜20分ほど電話する必要があるので通話料が数千円かかる場合があります。
電話の着信者が通話料を負担するコレクトコールで電話すれば、無料かコレクトコールセンターへの通話料だけで済むので、コレクトコールで電話するようにしましょう。
コレクトコールのかけ方はいろいろあるのですが、KDDIのジャパンダイレクト番号を使うと便利です。
電話先は今いる国によって違うので、KDDIのアクセス番号一覧にアクセスして自分のいる国から掛ける番号を調べます。
電話番号は「KDDIジャパンダイレクト番号」の行に書かれている電話番号です。
書かれている番号にそのままかければKDDIのコレクトコールセンターにつながります。
コレクトコールセンターでは日本語で話すことが出来るので、コレクトコールでかけたい電話番号を口頭で伝え、クレジットカード会社に繋げてもらうという手順になります。
コレクトコールセンターと話している間の通話料はかかってしまいますが、3分前後あればクレジットカード会社につなぐことができるので、通話料はそれほどかかりません。
次に、ホテルで電話を借りてかける場合と携帯電話からかける場合について紹介します。
ホテルから電話する場合
ホテルへ戻り、ホテルのカウンターで電話を借りましょう。
フロントで借りられる場合もありますし、部屋に備え付けの電話があれば外線を使ってかけることもできます。(外線の使い方はホテルの人に聞くか、使い方が書かれた紙が部屋にある場合があります)
電話を借りるにはサービス料がかかる場合もあります。
携帯電話から電話する場合
現地の通話付きSIMを契約している場合は携帯電話からコレクトコールでかけることもできます。
クレジットカード会社の電話番号やホテルの名前など、スマホ内に入っているデータをクレジットカード会社の担当者に伝える必要があるはずなので、携帯電話からかけるときはハンズフリー(iPhoneの場合はスピーカー)で通話すると画面を操作しながら通話できるので便利です。
また、静かな場所から電話するようにしてください。
携帯電話はどこからでもかけられるので、騒がしい場所で電話してしまうとクレジットカード会社とのやり取りがしにくくなってしまいます。
実際のコレクトコールのかけ方
実際に僕がコレクトコールでクレジットカード会社に電話してクレジットカードを止めてもらった時の手順を紹介します。
コレクトコールセンターへ電話
KDDIのアクセス番号一覧に書かれている今時分がいる国の番号へ電話。
キーバッド入力を求められるので、スマホから電話する場合はキーバッドを表示させておきましょう。
最初は自動音声ガイダンスが流れる。
自動音声が言う数字を電話のキー(キーバッド)で入力して最後に「#」を押すように言われる。
「いち ご よん なな」というように4桁の数字を言われるので、その数字を電話のキーで入力し最後に「#」を押す。
数字を言われたら即入力しても大丈夫でしたが、キーを入力するとキーの入力音がしてしまい、ガイダンスの音が聞こえにくくなるので注意してください。
数字の入力が終わるとコール音がし、KDDIの担当者が出る。(日本語で話せます)
コレクトコールで電話したいことを伝え、かけたい電話番号を聞かれたらクレジットカード会社の電話番号を伝えます。
電話番号を言うと、その電話番号がどの会社か調べられ、
「セディナカードのサポートデスクへ電話で間違いありませんか?」
というように聞かれるので、「そうです」と答える。
電話の用件などいくつか聞かれるので、
「クレジットカードが飲み込まれてしまったので利用を一時停止したい」
というように質問に答え、質問が終わるとコレクトコールでクレジットカード会社に繋いでくれます。(かけている国によっては一度電話を切らなければならないケースもあるようです。その場合はクレジットカード会社から電話が掛かってくるのを待ちます。)
通話料がかかるのはここまでです。僕の場合は3分ほど通話していました。
クレジットカード会社と電話がつながれば無料での通話となります。
クレジットカード会社とのやりとり
クレジットカード会社によって対応は違うと思いますが、僕が実際に行ったセディナカードの対応例を元に紹介します。
クレジットカード会社の担当者と繋がったら状況を説明。(日本語で話せます)
クレジットカードを停止するか聞かれる。
緊急カードについて問い合わせたら、今かけている電話からは申し込みできないので別の電話番号になることと、発行してホテルに届くまでに3日前後かかるということで緊急カードは諦める。
カードを停止してもらうことにし、
- カード登録時の住所、氏名、生年月日
- 滞在先のホテルと部屋番号
- 旅行の日程
など、かなり多くのことを聞かれるので一つ一つ答えます。
わからないことがあったらしっかり質問しておきましょう。
僕の場合は20分近く話しをしてクレジットカードを停止してもらい電話は終了しました。
クレジットカードはすぐに使えなくなります。
その後やること
- 紛失したカードを引き落としに使っていたらそのサービスへの連絡や引き落としの変更手続き
- 日本に帰ったらクレジットカードの再発行手続きをする
- 後日送られてくる利用明細に自分が決済していないデータが書かれていないか確認する
など、めんどくさいことがいろいろありますが、しっかりやっておきましょう。
おわりに
クレジットカードがATMに飲み込まれて出てこなくなった時、本気で焦って軽いパニック状態になりました。
幸い十分な現金(日本円と米ドル)とクレジットカード2枚残っていたので大丈夫でしたが、海外キャッシング最強のセディナカードが失くなったのはかなりの痛手です…。
お金周りについては何重ものバックアップが必要ですね。