オールバーズのスリッポンタイプレビュー【Allbirds】
※本ページはプロモーションが含まれています米Time誌が「世界一快適なスニーカー」と絶賛し、レオナルド・ディカプリオが投資したこと話題になっている「Allbirds(オールバーズ)」。
僕はクツを履くとすぐ足が蒸れてしまい、通気性の高い靴を常に探し続けているので、「世界一快適なスニーカー」という文言はかなり惹かれるものがありました。
そんなオールバーズが、2020年の1月10日に原宿にオープンしたので、東京に行ったついでに店を見てきました。
平日の午前中にも関わらず、かなり人が入っていて、試着するために店員さんを捕まえるのも一苦労。
オープンしてまだ2週間ですが、平日の午前中にこれだけ人が来るのはスゴイです。
オールバーズのメインのクツは紐付きのランナータイプですが、実際に店に行ってみるとスリッポンタイプもあり、個人的に脱ぎ履きしやすいスリッポンタイプは好みなので、スリッポンタイプを試し履きしてきましたので紹介します。
店の外観・内観
オールバーズ原宿は、原宿駅を出てすぐの場所にあります。
店の外観。正面の横幅が狭いのでちょっと見つけづらい。
商品点数は2020年の時点で5種類しかないので広々とした大胆なレイアウトになっている。
商品写真
オールバーズのクツは、使っている素材で大きく2つに分けられます。
メリノウールを使用した快適性が大きな人気を得た「Wool」シリーズと、ユーカリの木の繊維で快適さを備えたメッシュ構造の「Tree(ツリー)」です。
まずは通気性がよいツリーから試してみました。
実際に履いてみたところ。
メッシュの見た目通りの通気性で、履いた瞬間から涼しい。
インナーソールは共通で、ツリーでもメリノウールを使っている。
内側側面。かかと部分もメリノウールになっている。
クツ裏は結構平らで、雨の日のマンホールの上など、滑りやすい場所でのスリップが心配。
右足の外側から見たところ。くるぶし部分がストレートなので縁がくるぶしに当たってしまう。
右足の内側から。こちらもくるぶし部分がストレートなのでくるぶしに当たりやすい。
次はメリノウール。外観の模様はメリノウール独特の模様になっている。
内側は全てメリノウール。
タン部分。
くるぶし部分の形など、基本的な形はツリーと一緒。
爪先部分。ツリーより目が詰まって見えるが、メリノウールなので透湿性もしっかりある。
クツ裏もツリーと同じ。
実際に履いてみたところ。くるぶし部分が当たる。
インナーソールの爪先部分。
インナーソールのかかと部分。かかとの形に合わせて立体的になっている。
インナーソールを横から。厚さは一般的なソールと同程度。
インナーソールの裏側。スポンジ状になっている。
かかと部分。
インナーソールを外した内側。
実際に履いてみた感想
店員さんに話しかけ、試し履きさせてもらいました。
サイズを聞いてから店員さんがいちいちバックヤードに取りに行くのでちょっと効率が悪い。
僕の足のサイズは27.0だが、26〜28まで売り切れてしまっているとこの都だったので、ちょっと大きめだが、在庫があった29cmを試させてもらいました。
アップパー部分の感触は良い
メリノウール、ツリー共に、アッパーソールの質感は通気性が高そうで良い感じでした。
店内を少し歩いてみたところ、通気性はやはりツリーのほうが良く、長く歩いてもサラッとしていそう。
メリノウールの方は、クツを履いたときのヒヤッと感がなく、自然なは着心地だったので、流石は吸汗、透湿、速乾性に優れるメリノウールだなと思いました。
メリノウールは臭いも抑えてくれるので、足が臭い人にはおすすめ。
くるぶし部分はイマイチ
大きいサイズを履いていたからということもありますが、歩いているとクツの縁がくるぶしに当たるので、長時間歩いていると痛くなることが容易に想像できます。
せめてアーチ状になっていれば楽になるのにな〜
クッション性はほとんどない
前評判では、歩きやすい一因としてクッション性があるとのことだったので、かなり期待していたのですが、クッション性はほぼゼロでした。
※これは僕が試したスリッポンタイプだからかもしれません。ランナータイプは試していません。
ソール部分はカチカチで固く、インナーソールを外して内側から指で押し込んでもほとんど凹みません。
実際に履いてみて歩くと少しはクッション性を感じるのですが、それはメリノウールの生地のクッション性で、着地時にかかる全体重を受け止めるには心もとないクッション感です。
僕はメリノウールの靴下を履いているのですが、最初は絨毯の上を歩いているような柔らかな感じですが、数日も履くと柔らかさは消え、ペタンコになります。
モンベルのメリノウール トレッキング ソックスを4ヶ月間履き回した感想
このインナーソールも、数週間履いていたら生地のクッション性はなくなるのではと思います。
そうすると、このクツのクッション性はほぼゼロになるような気がしてなりません。
長時間歩いたら、蒸れに関しては良いかもしれませんが、足の裏やかかとが痛くなりそうです。
過剰評価され過ぎでは?
「世界一快適なスニーカー」と言われていたので、かなりハードルが上がった状態での試し履きとなりましたが、正直に言うと「世界一快適なスニーカー」というのは過大評価され過ぎだと思います。(スリッポンタイプに関しては)
靴紐はプラスチックボトルのリサイクル、インナーソールはヒマシ油が使われているなど、環境に配慮したコンセプトは素晴らしいです。
しかし、「快適」かと言われると、クッション性が無いので長時間の街歩きには耐えられそうもないので「快適」とは言えないと思います。
とはいえ、平日午前中にも関わらず、レジには試し履きをして購入を決めた人の列ができ、僕がいたときで最大10人前後の列ができていました。
それだけの人が気に入るポテンシャルはあるんでしょうね。
おわりに
ソールのクッション性があり、長時間歩いても疲れなさそうならツリータイプを買っていたと思います。
開店から2週間で在庫はかなり減っていて、一部のシリーズは完全に売り切れになっていました。
通販に関しても聞いてみましたが、4月以降に開始予定だそうです。
とても評判の良いクツですが、一度履いてからの購入をおすすめします。