PILOTFLYのアドベンチャーとH2-45のスペック比較!新機能と個人的な感想を紹介
※本ページはプロモーションが含まれています2018年1月28日にPILOTFLY社の新型ジンバル「PILOTFLY Adventurer」が発表されました。
前モデルに当たる「Pilotfly H2-45」より1.5倍の重さのカメラを載せられるようになり、サイズの小型軽量化され、チップも進化したことでより安定した動画を撮れるようになっているようです。
この記事では、AdventurerとH2-45のスペックの違いを紹介します。
スペック比較
基本的なスペックの違いはこのようになっています。
Adventurer | H2-45 | |
重量(バッテリー込み) | 1,001g | 1200g |
寸法 | 350×160×160mm | 370x190x190mm |
最大荷重量 | 3.2kg | 2.2kg |
バッテリー | 900mAh(連続6時間、カメラ給電時は2時間) | 1800mAh(最大26時間) |
価格 | 税込107,784円 | 税込131,760円 |
SimpleBGC | 対応 | 対応 |
新機能
アドベンチャーで加わった新しい機能を紹介します。
カメラの重さ別にモード選択できるよなった
ジンバルの難しいところは、カメラ(レンズを含む)の重さによってパソコンを使ったチューニングが必要になることです。
この設定が難しく、誤ったチューニングすると誤作動や故障の原因になったりするの問題でした。
アドベンチャーでは、カメラの重さごとに5つのモードを搭載しているので、撮影するカメラの重量に合わせてモードを選択するだけである程度安定した動作を簡単に実現できるようになりました。
Ultra light | 0.5kg |
Light | 0.5〜1kg |
Middle | 1〜1.5kg |
Heavy | 1.5kg〜2kg |
Ultra heavy | 2kg〜 |
もちろん、詳細な設定をしたい人は従来通りSimpleBGCを使ったチューニングができます。
有機ELディスプレイ搭載でモードが見やすく
ディスプレイが搭載されることで、現在のモードやバッテリー残量が表示されるようになったようです。
H2-45では、ディスプレイがなかったので現在のモードが何なのか、バッテリー残量はどれぐらいあるのか分かりにくかったのでありがたい進化ですね。
録画・シャッター・フォーカス・ズーム等の操作がハンドルで行うことが可能
H2-45で不便だったのが、ジンバルを起動した状態でカメラを操作しなければならなかったことです。
ジンバルを起動した状態でカメラ操作するのはとても難しく、ちょっと力を入れすぎるとその場に留まろうとするジンバルの力が働いて暴れ出したりしますからね。
アドベンチャーではジンバルとカメラ本体をケーブル接続することでハンドル部分にあるコントローラーから録画・シャッター等の操作ができるようになりました。(ただし、SONY、パナソニック、キャノンのカメラだけ。)
これは使いやすさが向上する新機能なので嬉しいですね。
α7S Ⅱの録画ボタンは押しにくいので、ハンドル部分から操作できるとなると撮影しやすくなるはずです。
SONYのカメラで、電動ズームに対応しているレンズがズームインズームアウトもできるようになっています。
ただし、ズームの速度変更などはできず、結構早めのズームになってしまうので撮影には使いにくいようです。
SONYカメラはバッテリー給電できるようになった
SONYだけですが、カメラとケーブル接続することで、アドベンチャーのバッテリーからカメラのバッテリー充電できるようになりました。
僕が使っているα7S Ⅱのバッテリー容量は1020mAh、アドベンチャーのバッテリーは900mAhなので、1.5倍ぐらいバッテリーの持ちが上がるかな?
注意が必要なのが、録画やシャッターをハンドル部分で使うためにケーブル接続すると給電は自動で始まってしまいということです。
コントロールだけしたいけど給電は必要ないので給電オフにする。という事はできないようです。
カメラ側の設定でUSB給電をオフにする設定がありますが、それを使うと録画やシャッターを切ることができなくなるようです。
新型IMUセンサー搭載で安定した動作に
従来のIMUセンサーでは激しい気温の変化に対応できず、気温が低い場所では固定しているのにじわじわ横向くドリフトや、水平が少し傾くという症状が出ることがありました。
新型のIMUセンサーでは温度を一定に保つ仕組みが採用され、ドリフトや傾きといった症状が軽減されているようです。
これらの症状には僕も悩まされていたので、どれくらい改善したのか期待しています。
アドベンチャーRは今後販売予定
H2-45には、バリアングルモニターを開いたとき、ジンバル部分にディスプレイが干渉しないようにするため、左右反転構造になった「H2-45 R」タイプがあります。
カメラを変える可能性がなきにしもあらずなので、僕が「はH2-45 R」です。
アドベンチャーでもジンバル部分が左右反転した「R」タイプの製造をするようですが、通常版の発売からしばらく後に製造開始されるようです。
ですが、通常版を買った後、メーカーに送ることで左右反転仕様に変更してくれるサービスがあるようなので、今すぐ欲しい人は先に買っておくのもありだと思います。(変更するための価格は不明)
個人的な感想
新型のスペックを見て個人的に感じたことを紹介します。
IMUセンサーの進化に期待
先ほども書きましたがIMUセンサーの進化には期待しています。
台湾旅行へ行った時に撮った動画では、カメラを固定して撮影したかったのにじわじわ右に曲がっていてうまく撮れませんでした。
水平もこんな感じで傾くこともあります。(地面部分を見るとわかります)
上記動画はこの動画で使っています。(ドリフトのシーンは短すぎてわかりませんが…)
小型軽量化が嬉しい
ジンバルはとても便利なのですが、結構重いので長時間撮影しているとなかなか疲れます。
かさばる形なのでカバンへの収納もなかなか難しいです。
なので、少しでも小型軽量化されると撮影や持ち運びが楽になるのでとてもありがたいです。
因みにジンバル撮影でブラブラするときはバックパックの後ろに装着して運んでいるので、軽ければ軽いほど持ち運びが楽になるので軽さは重要ですね。
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ジンバルとハンドル部分の接続
ジンバル部分とハンドル部分を分解できるは良いのですが、リング状のネジを回して装着する方式なので付け外しが結構面倒です。
外したと、リング状のネジがガチャガチャ動いて取り回ししにくいのも不満に感じていました。
新型でもっと簡単に付け外しできるようになっていないか期待していたのですが、接続の機構はそのままのようなのが残念です。
DJIが発表した片手持ちジンバルのRonin-Sは、スライドさせるだけで簡単に付け外しができます。
これぐらい簡単に脱着できると便利なんですけどね〜。
僕は基本的にカバンに入れて持ち運びます。そのため、結構頻繁に分解するので付け外しがしやすいというのは個人的にかなり重要なのです。
Ronin-Sも気になる
進化して価格も安くなったので、かなり買う気満々なのですが、2018年の7月から9月の間に発表されるというDJIのRonin-Sも気になっています。
Ronin-Sは、詳細スペックも価格もまだ発表されていませんが、先ほど紹介したスライドのしやすさや、モバイルスタビライザーを作ってきたDJIがようやく出した一眼カメラ用のジンバルということにそそられるんですよね〜。
ただ、IMUセンサーの問題が心配で、一眼カメラ用のジンバルを作り続けてきた実績のあるPILOTFLYの経験にDJIが追いついているのかが気になります。
H2-45でもそれなりに満足しているので、Ronin-Sの詳細が発表されてからアドベンチャーの購入を検討したいと思います。
おわりに
ジンバルでの撮影にはまっているので、新しい商品が出てくるととてもワクワクします。
アドベンチャーの情報もまだ完全ではないので、実際に使ってみたレビューなど、とても楽しみですね!
アドベンチャーの予約は、ジンバルの情報を発信しまくっているvideo channelのよっちゃんのショップでできます。自身もジンバルで撮影しているのでサポートの質が半端ないのでオススメです。