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デザインと使いやすさを両立させたカメラバッグ ピークデザイン エブリデイバックパック 30L レビュー

※本ページはプロモーションが含まれています

ピークデザインエブリデイバックパック

デジタル一眼で写真を撮影するなら、機材を運ぶためのカメラバッグが必要です。

普通のバッグと違い、カメラバッグはレンズの収納と保護をしやすい柔らかい仕切りが付いていたり、バッグの横や背面から取り出しやすくなっているなど、機材を持ち運んで取り出しやすいように作られています。

ですが、リュックタイプやショルダータイプ、ボストンバッグタイプなどの種類の他に、それぞれのカテゴリーでも様々な種類や機能のバッグがあってなかなか選びきれません。

そんな数多あるカメラバッグの中から僕が選んだのはピークデザインエブリデイバックパック30Lです。

ピークデザインは2010年創業の新しい会社ですが、カメラ撮影に便利な機能とデザイン性の高い見た目で一気に有名になりました。

長さ調整が簡単にできるネックストラップのリーシュや、カメラをザックやベルトなどに固定できてブラブラさせないキャプチャーなど、僕は既にピークデザインの商品を使っていて大変満足しています。

この記事では、ピークデザイン エブリデイバックパックについて紹介します。

エブリデイバックパックの機能

エブリデイバックパックには、機材を持ち運ぶというだけでなく、写真撮影をする上でとても便利な機能がたくさん詰め込まれたバックパックです。

機能については文章で説明するより公式動画を見てもらった方が速いし、理解しやすいので見てください。惚れますよ。

購入経緯

僕がエブリデイバックパックの購入に至った経緯も紹介します。

まず、ショルダータイプは片側の肩に重量が掛かってしまうのが嫌で、10kg近くなる僕の撮影機材を入れるには容量の心配があり却下。

ボストンバッグタイプは片手が塞がったり地面の状態が悪い場所で使いにくいので却下。

最終的に、両手を自由に使えて収納力もそれなりにあるバックパックタイプの中から選ぶことにしました。

ですが、バックパックタイプの欠点として、中の機材を取り出すのにバックパックを一度降ろして中をまさぐらなければならなく、かなり効率が悪いです。

そんなバックパックの欠点を解消していたのがピークデザインのエブリデイバックパックでした。

バックパックの上からだけでなく、両サイドからもバッグの中にアクセスできる構造によって、バックパックを肩掛けの状態にするだけで簡単にバッグの中のモノを取り出せる機構は衝撃的です。
横からも取り出せる構造

この構造によりバックパックのデメリットが消え、胸元で作業しやすいというメリットまで生み出されました。

バックパック内を自在に仕切ることで自分の機材に合った形に変えられるのも素晴らしく、購入を決断。

エブリデイバックパックには20Lと30Lの2つのモデルがあり、次はどちらにするかという問題がありました。

できればコンパクトに持ち運びをしたいので20Lにしたいところですが、僕が持っているベルボンの三脚が横向きにして入らなかったので30Lにしました。

実際に購入して自分の機材を入れてみると、想像してたより荷物が入らなかったので結果的に30Lにして正解でした。

商品写真

購入したのは30Lで色はアッシュ。暗めの服を着ることが多いので、バックパックは明るめにしました。
エブリデイバックパック 30Lアッシュ

横幅は「UT-653」(28cm × 10cm × 10cm)がギリギリ入る大きさで、高さはまだ余裕があります。
三脚の右側
左側

黒の縫い目を超えると入るのがキツくなります。

実際の収納例

僕が実際にどのように収納しているか紹介します。

右側は、一番下の三脚は左側まで貫通し、ドローン(DJI Spark)とレンズ付きのカメラ本体は2/3まで使っています。
右側

横幅は仕切りを2/3にすると18cmまでの物が入れられるので、多少大きめのズームレンズを着けても入れられます。

左側には、一番下が三脚で、交換レンズが2本縦に入れてあります。
レンズの左側

実寸の長さ16.5cmのズームレンズが立ててギリギリ入ります。

仕切りの段差で収まりは少し悪く、高さも押し込んで入るぐらいの感じでしたが、使っていたらなじんできて問題なく入るようになりました。むしろ少し隙間ができるぐらいです。

ザックを肩掛けするだけでここにアクセスでき、レンズ交換を立ったままバックを地面に降ろすことなく交換できるのでとても便利です。

三脚も取り出しやすく収納しやすく、横にして入れられるので左右のバランスが取れるのが良いですね。

ドローンも取り出しやすくすぐに撮影できるので便利です。

一番上の収納スペースはその他の荷物を収納するのに使っています。

左右のポケットにはブロアーやレンズペン、フィルターなど細々したモノを収納。ここも肩掛けしたときにアクセスしやすいのでとても便利!
左右のポケット
左右のポケット

そして今まで悩んでいたブラシレスジンバルのPilotfly H2-45持ち運びを解決してくれたのが背面のベルト機構でした。

長さと重さがあり、土台部分が結構幅を取ってしまうので持ち運びと取り出しがとても面倒で、撮影するのが億劫になりかけていたのですが、付属で付いている斜めがけできるベルトのおかげでH2-45をこのように固定して運ぶことができるようになりました。
H2-45を背面に固定

横掛けのベルトは買い足しましたが、取り出しやすく、収納しやすいので撮影の準備がメチャクチャ楽になりました。

個人的にジンバルの持ち運びと撮影手順の効率化が一気にできたのは最高の気分です。

どうやって持ち運ぶのが効率が良いかずっと悩んで試行錯誤を繰り返してきましたからね。

ただ、注意が必要なのが、ジンバルの土台部分はぐらぐら動いてしまうこと。これは100均のマジックテープベルトを使って固定しています。

あと、周りの人に気をつけないとケガをさせてしまう可能性があるのも注意が必要です。

人混みが多いところではこのスタイルで持ち運ばず、分解してバックパックの一番上に収納して使っています。

実際に使ってみた感想

撮影機材がこのバックパックひとつに全てまとまるので、撮影に行くときはとりあえずこのバックパックを持って行けば良い状況にできたのは革命的出来事でした。

更に肩掛けの状態で両サイドへのアクセスがしやすく、中身を取り出しやすいのは本当に便利で快適です。

取っ手も通常のバックパックのように上部に付いているだけでなく、左右にも付いているのも地味に便利です。

横持ちって結構する機会があるので、こういう細かいところの機能性まで作り込んでいるのは本当に感心します。

触っているだけでいろいろな発見があって面白いですよw

良くない点

大変気に入っていて兆満足しているのですが、敢えて良くない点も厳しめで紹介します。

裁縫が雑

他のブログやAmazonのレビューなどでも言及されていますが、ちょっとした裁縫が雑で糸がはみ出たりしています。

耐久性には問題のないのですが、これだけ素晴らしい商品だと、ちょっとした糸の切り忘れなど、最後の詰めが甘いのが残念です。

上部のたるみ

エブリデイバックパックは収納容量を変えられるように、上部はたるみがあり余裕を持たせる設計となっているのですが、上蓋の閉め方をしっかりしないとたるみ部分が外に出てしまい、そこからダイレクトに浸水する危険性があります。
上部のたるみ

エブリデイバックパックは耐水性(完全防水ではない)もうたっているので、横から水が入ってくる可能性があるのはちょっと残念です。

蓋を閉めるときにちょっと気を遣うのは面倒ですね。

思ったほど収納できない

デザイン性を意識して丸みを帯びたデザインで、見た目が良いのは素晴らしいのですが、バック内に無駄なスペースができて収納力が下がってしまうのが残念です。

個人的にはもう少し角張って隅までキッチリ収納しやすい構造だと嬉しいです

背負い心地はそこそこ

普段からアウトドアブランドのミレーのザックを使っているので、背負い心地が少し劣るのが残念です。

まぁ、カメラ用のバックパックと登山用バックパックを比べるのは酷ですがw

背中面がふらっとなので、背中にべたっとくっついて蒸れるのが気になります。

この辺は仕方ないかなと諦めています。

背中が熱くなったらペットボトルを背中とバックパックの間に挟んで換気&放熱をするという技を使うことで対応中ですw

結構快適ですよ。

おわりに

僕が買ったエブリデイバックパックはまだバージョン1なので細かい粗はありますが、今の状態でも十二分に満足しています。

ピークデザインの製品はバージョンが上がるにつれて更に良くなるので、これからのエブリデイバックパックに期待です!

続きの記事 → コンパクトに畳めて登山や旅行にぴったりの三脚。ベルボンUT-653レビュー

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