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電気を使わないエコ加湿器「ミスティガーデン」を買ったけど加湿能力がほぼなかった件

※本ページはプロモーションが含まれています

エコ加湿器

冬の部屋の加湿をするため、加湿器を検討していたのですが、電気を使わずエコでクリーンに加湿できる「ミスティガーデン」という商品を見つけました。

紙の表面張力を使って水を吸い上げ、空気と触れる面積を増やして気化させることで加湿を実現する商品です。

以前使っていたフィルター式の加湿器は、フィルターやトレーの掃除がめんどくさく、ヌルヌルするのが嫌だったので、水を入れるだけで電気代もかからない加湿器は興味があったので買ってみました。

結果としては、加湿力が全く足りず、別のスチーム式加湿器を買うことになりました。

実際にどんな感じだったか紹介します。

ミスティガーデン2ndの写真

ミスティガーデン2ndの外箱。
ミスティガーデンの外箱

バスタブのようなトレー部分。500mlほどの水が入る
トレー

横から見たところ。なめらかな曲線の見た目は良い。
横から見たところ

加湿ベーパー。山折りに折りたたまれているので、コンパクト。
加湿ペーパー

横から見たところ。
横から見たところ

引き伸ばすと、こんな感じで広がる。
伸ばして使う

加湿ペーパーを伸ばしてトレーに立てて使う。
設置したところ

トレーに水を入れてセット完了。
水を入れる

時間が経つと、ちょっと分かりづらいが水が上部に向かって広がっていく。
浸透している

ペーパーの高さがあるので、本当に上部まで水が染み渡るのか心配だったが、水を入れてから30分ほどで紙の先までしっかり濡れていた。

加湿力を検証

  • 気密性の高い8畳の部屋
  • 室温20℃
  • 湿度32%
  • 加湿ペーパー全体が濡れた状態でスタート

という条件で、3時間の経過を測ってみました。

結果一覧

時間 蒸発量 湿度 気温
1 19ml 32% 20℃
2 19ml 32% 20℃
3 16ml 32% 19℃

計測過程

計測スタート。
計測スタート

1時間経過
1時間経過

2時間経過
2時間経過

3時間経過
3時間経過

加湿力について

だいたい20ml/hの加湿量です。

湿度は全く変わらずなので、加湿力はほぼ皆無と言って良いでしょう。

一般的な加湿器の弱が200ml/hなので、1/10の加湿力しかありません。

現在はスチーム加湿器を使っていますが、弱の220ml/hでは8畳の部屋の湿度を50%にキープするのは難しく、中の400ml/hでようやく50%がキープできています。

今の使い方は、強600ml/hで50%まで一気に加湿し、中の400ml/hで50%をキープする使い方をしています。

400ml/hで快適な湿度をなんとかキープできるのに、たった20ml/hのミスティガーデンで部屋の湿度を上げることやキープすることはまずできないですよね・・・。

インテリアとして置き、加湿した気分(実際はほぼ加湿されていない)を味わいたいなら買っても良いと思いますが、加湿能力を期待して買うのは辞めておいたほうが良いです。

メンテナンス費用

公式の情報だと3~6ヶ月でペーパー部分を交換する必要があるようです。

他のレビューだと、1ヶ月ほどで水を吸わなくなったという情報もあります。

交換フィルターは、2024年1月現在、Amazonで税込1,451円です。

おそらく、1年に1回~2回買い替える必要があります。

20ml/hの加湿力にそれだけのコストを払う必要はあるでしょうか?

おわりに

あまり期待しないで買ったのですが、予想を遥かに下回る加湿力のなさにがっかりしました。

3,000円というそれなりの金額でしたが、失敗しました。

現在ではドウシシャのスチーム加湿器を使っています。

電気代は8時間毎日使用で月3~5,000円前後ですが、使わない日や使う時間が短かったりするので3,000円以下で使えています。

沸騰させて加湿するので清潔ですし、メンテナンスが楽なのでとても満足して使っています。

ミスティガーデンは、電気を使わないというのは良いですが、加湿能力はないしペーパーの交換が必要だし、無駄な商品を製造して全くエコではないですよね。

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