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アイリスオーヤマのオイルヒーターPOH-1210KS-W レビュー

※本ページはプロモーションが含まれています

アイリスオーヤマ オイルヒーター

冬のエアコンの暖房は、風が気持ち悪いし乾燥して肌や唇がカサカサになるので基本的に使いたくありません。

そんな中、温風が出ず湿度を下げないオイルヒーターというジャンルの暖房器具があることを知りました。

オイルヒーターと言えばイタリアのデロンギが有名らしいのですが、3万円からとかなりの値段で気が引けます。

オイルヒーターの仕組みは、電気の力でオイルを温めるだけなので、メーカーによる違いはそれほどないだろうと思い、他のメーカーを探したところ、我らがアイリスオーヤマで税込9,480円で売られているPOH-1210KS-Wを発見。

買って使ってみましたので紹介します。

POH-1210KS-Wの写真

商品サイズは幅約47.5×奥行約25.0×高さ約65.0cmと比較的コンパクトだが、重さが10.5kgと重い。
外観

スリムな形なので、部屋の隅においてもそれ程邪魔にならない。
正面から

操作はアナログなダイヤル方式。強1200W、中700W、弱500W。各モードで温度設定もできる。
操作レバー

ケーブルは本体に収納できるようになっており、
ケーブルカバー

パカッと開くとケーブルが出てくる。
ケーブルが出てくる

フィンはストレート。上位機種になると、ウェーブ状になっていて熱伝導効率が良いモデルもある。
横から見たところ

裏面。こちらも熱くなるので要注意。
反対側

キャスター付きで移動も楽。
キャスター

使ってみて良かったところ

POH-1210KS-Wを実際に使ってみて良かったところを紹介します。

柔らかい暖かさで部屋中が暖まる

オイルヒーターのレビューを見ていると「春の日差しの暖かさ」という表現がされているのですが、使用前はイマイチわかりませんでした。

ですが、実際に使ってみると、日光を浴びて体が暖まる感覚を実感でき「春の日差しの暖かさ」という表現に納得しました。

体が火照ってくる感覚はとても新鮮。

これは、オイルヒーターの輻射熱による暖めによるもの。

エアコンやファンヒーターとは違う部屋の暖まり方に驚きました。

また、部屋が暖かくなると部屋の中が床から天井まで万遍なく暖かくなっていることに気づきました。

これもオイルヒーターの輻射熱によるもので、床や壁を輻射熱で温めることで、春のような暖かさを実現しています。

エアコンの暖房を使うと、部屋の中の空気しか温まらないので、暖かい空気は上に行き床は冷たいままですからね。

足元が寒くて頭が暑くなるのもエアコンの暖房の嫌なところです。

部屋の隅々まで暖かくなる暖房器具に感動しました。

手入れがほぼ不要

オイルヒーターの特徴として、手入れがほぼ不要な点が上げられます。

オイルヒーター自体が暖まっているだけで、ファンで吸引送風などしていないので、フィルターの掃除など必要ありません。

オイルも交換する必要はないので、ホコリが気になったら優しく拭き取るだけの手入れです。

騒音が殆どない

騒音が殆どないのもオイルヒーターのメリットです。

オイルが暖まっているだけなので、動作音は基本的にありません。

電源オンオフの1時間前後は、温冷却の熱膨張・熱収縮でフィンがたまにパキパキ音が鳴ったり、自動電源のオンオフのパチッという音がする程度です。

気になると言えば気になりますが、常時音が出ているエアコンやファンヒーターの音と比べたら遥かにマシ。

音に敏感な僕ですが、フィンの音や電源のオンオフの音はそれ程気になりません。

電源のオンオフに関しては、オイルヒーターは常に電気を使って暖めているわけではなく、室温が一定になると電源がオフになり、室温が下がると電源がつくという動作をします。

僕は基本500Wで温度を低めに運用していますが、体感で10分ごとにオンオフを繰り返しているような感じです。

使ってみてイマイチだったところ

POH-1210KS-Wを使ってみてイマイチだったところを紹介します。

電気代に注意

暖まり方が最高に快適なオイルヒーターですが、最大の欠点は電気代です。

SNSを見ていると、オイルヒーターを使い始めて電気代が跳ね上がって驚いている人を多数見かけます。

ただ、これは運用次第で、1200Wで高温設定していたらそれは高くなるのは当然です。

僕は気密性の高いマンションの8畳で使っていますが、500Wの低めの温度で運用し、室温を20度前後に保ち服もロンTとユニクロのフリースを着る防寒で快適に過ごせています。

気密性の低い木造住宅や、広い部屋、頻繁にドアを開け締めするような環境だと、オイルヒーターは暖まりづらいので出力を上げてしまい電気代増加に繋がります。

また、オイルヒーターは電源を切ってもしばらく暖かいままなので、暖房が必要なくなる1時間前に電源を切っても部屋の温度はほとんど下がらないため、電源を早めに消すことで電気代の節約も可能です。

オイルヒーターは、使い方や部屋環境で電気代がかかってしまうので、自分の環境がオイルヒーターの特徴に合うのかしっかり考えてから購入するのをおすすめします。

暖まりが遅い

オイルヒーターは、輻射熱とヒーター本体から出る熱で部屋を温めます。

本体から出た熱がゆっくり広がって部屋の空気を暖めるので、部屋の暖まりは遅いです。

部屋が暖まって快適だと感じるまで、1時間から2時間程度かかります。

対策としては、最初は1200Wの高温で運用し、部屋が暖まったら500Wに下げる方法や、最初だけエアコンの暖房と併用し、部屋が暖まったら暖房を止める。という方法があります。

起動時に多少匂いがする

起動時に、天日干しをした後の布団のような匂いがします。

数回起動していると気にならなくなるので問題なしです。

不快な匂いではないので、匂いに関してはそれ程気にしなくても良いです。

おわりに

オイルヒーターの暖かさは一度体験するとやみつきになります。

特に、エアコンの暖房が苦手な人は、オイルヒーターの暖まり方は快適に感じることでしょう。

部屋の構造や運用方法によっては電気代がかかってしまいますが、8畳前後の気密性の高い部屋ならエアコン以外の暖房器具とさほど変わらない電気代で運用できるはずなので、自分の部屋の環境を考慮して検討してみてください。

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