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英語の基本5文型をマスターして英語の語順を知る

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英語の5文型

前回の「英訳のために日本語の主語、動詞、目的語、補語を見つける方法」では、日本語を英語にする3ステップの1番目を紹介しました。

2ステップ目は、英語の基本5文型を理解し、1ステップ目で見つけた主語、動詞、目的語、補語を並べ替えられるようになりましょう。

この記事では、英語の基本5文型について紹介します。

英語の基本5文型

英語の語順は基本的にこの5つしかありません。

  1. 主語 + 動詞
  2. 主語 + 動詞 + 補語
  3. 主語 + 動詞 + 目的語
  4. 主語 + 動詞 + 目的語 + 目的語
  5. 主語 + 動詞 + 目的語 + 補語

日本語で表記しましたが、主語(Subject)、動詞(Verb)、目的語(Object)、補語(Complement)の頭文字で、

  1. S + V
  2. S + V + C
  3. S + V + O
  4. S + V + O + O
  5. S + V + O + C

という様に表現するのが一般的です。

個人的にアルファベット表記はとっつきにくいので、このブログでは日本語で進めていきたいと思います。

第1文型:主語(S) + 動詞(V)

主語と動詞だけの簡単な文です。

私は走る。

まずは、文節ごとに、主語、動詞、目的語、補語に分けます。

私は 走る
主語 動詞

これを「主語 + 動詞」の順で並べ替えると、

主語 動詞
私は 走る

これを英語にすると、

主語 動詞
私は 走る
I run
I run.

となります。

第2文型:主語(S) + 動詞(V) + 補語(C)

補語は主語とイコールの関係で、文の語尾に「だ」「です」を付けても違和感のない文に存在します。

その車は新しい

文節ごとに、主語、動詞、目的語、補語に分けます。
その車は 新しい (です)
主語 補語 動詞

「その車 = 新しい」が成り立つし、「その車は新しいです」と、語尾に「です」を付けても違和感がないので「新しい」が補語(C)になります。

例文では動詞(V)がないですが、「です」や「だ」など、状態を表す「be動詞」を使います。

第2文型の「主語 + 動詞 + 補語」の順で並べ替えてみましょう。

主語 動詞 補語
その車は (です) 新しい

あとは、それぞれの文節を英語にするだけです。

主語 動詞 補語
その車は (です) 新しい
The car is new
The car is new.

となります。

第3文型:主語(S) + 動詞(V) + 目的語(O)

目的語は、文の中で「誰を」「誰に」「何を」「何に」の部分です。

あなたは英語を勉強する。

文節ごとに、主語、動詞、目的語、補語に分けます。

あなたは 英語を 勉強する
主語 目的語 動詞

「何を」勉強するのか。「英語」なので「英語を」が補語になります。

第3文型の「主語 + 動詞 + 目的語」の順で並べ替えてみましょう。

主語 動詞 目的語
あなたは 勉強する 英語を

あとは、それぞれの文節を英語にするだけです。

主語 動詞 目的語
あなたは 勉強する 英語を
You study English
You study English.

となります。

第4文型:主語(S) + 動詞(V) + 目的語1(O1) + 目的語2(O2)

目的語は、文の中で「誰を」「誰に」「何を」「何に」の部分です。

第4文型では、目的語が2つあり、ひとつ目を「O1」、二つ目を「O2」と表したりもします。

動詞の後ろに「誰に」「何を」という順で並んでいるのが特徴です。

「誰に」「何を」という順なので必然的に「人」「物」の順になります。

例題を解いてみましょう。

彼は私に本をくれた。

文節ごとに、主語、動詞、目的語、補語に分けます。

彼は 私に 本を くれた
主語 目的語1 目的語2 動詞

「誰に」「何を」くれたのか。「私に」「本を」なのでこの2つが目的語となり、「私」は人なので目的語1、「本」が物なので目的語2になります。

第4文型の「主語 + 動詞 + 目的語1 + 目的語2」の順で並べ替えると
主語 動詞 目的語1 目的語2
彼は くれた 私に 本を

あとは、それぞれの文節を英語にするだけです。

主語 動詞 目的語1 目的語2
彼は くれた 私に 本を
He gave me a book
He gave me a book.

となります。

第5文型:主語(S) + 動詞(V) + 目的語(O) + 補語(C)

目的語は、文の中の「誰を」「誰に」「何を」「何に」の部分です。

補語は主語とイコールの関係だと書いてきましたが、実は目的語とイコールの関係になる文節も補語になります。

「(目的語)は(補語)です」という文に変えても文が成り立つのです。

例題で見てみましょう。

彼女はその犬をポチと呼ぶ。

文節ごとに、主語、動詞、目的語、補語に分けます。

彼女は その犬を ポチと 呼ぶ
主語 目的語 補語 動詞

第5文型の「主語 + 動詞 + 目的語 + 補語」の順で並べ替えると

主語 動詞 目的語 補語
彼女は 呼ぶ その犬を ポチと

あとは、それぞれの文節を英語にするだけです。

主語 動詞 目的語 補語
彼女は 呼ぶ その犬を ポチと
She calls the dog Pochi
She calls the dog Pochi.

まとめ

基本5文型のまとめです。

5つを見て気づいたかもしれませんが、英語には主語と動詞が必ずあります。(特殊な例で主語と動詞がない場合もありますが。)

そして、日本語と英語の違いは、動詞の位置が変わっているだけということも気づいたでしょうか?

日本語と英語は、基本的な文法では、動詞の位置が違うだけなのです。

このことを知ると、英語を理解でき、今後の勉強がとても楽になるのでしっかり把握しておきましょう。

文節がわかってしまえば、あとはその文節を英語の5文型順に並替え、各文節を英語にする力があれば完璧となります。

まぁ、その文節を英語にするのは覚えることがいっぱいあって難しいんですけどねw

ただ、基本5文型を理解していたら語順はできるので、「文節の英訳に力を入れれば良い」という勉強の集中すべき箇所が明確になるのは、今後の学習で大きなメリットとなります。

おわりに

英語の基本5文型を理解したら「基本的」な語順で文節を並べ替えることができます。

しかし、実際にはそう簡単にはいきません。

この記事では「主語、動詞、目的語、補語」の順番を扱いましたが、これに時間や場所を表す「その他」の文節が入ってくるとわかりにくくなります。

が、基本5文型を理解していたら意外と簡単なんです。

次回は「その他」が混じった文の英語訳の語順を紹介します。

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