モンベル プラズマ1000 アルパインダウンパーカー レビュー
※本ページはプロモーションが含まれています旅用に、超軽量ダウンジャケットの「プラズマ1000ダウンジャケット」を購入したのですが、冬のアウターとして使うのはキツかったです。
そこで、同じ1000フィルパワーのダウンジャケットを使ったひとつ上の暖かさを実現している「モンベル プラズマ1000アルパインダウンパーカー」を購入しました。
こちらは街着のアウターとして着るには十分な暖かさです。重さはLサイズで244gと、ダウンジャケットの140gより104g重くなっていますが、アルパインダウンパーカーレベルの暖かさだと、他のダウンジャケットは500gを超えてくるので十分軽く、満足しています。
この記事では、アルパインダウンパーカーを購入して実際に使ってみた感想を紹介します。
商品写真
アルパインダウンパーカーの上半分部分。
ファスナー上部には布がついており、ファスナーが首やあごに当たって冷たいと感じることはない。ドローコードも付いていて、フードの口の調整もできる。
フード裏にはマジックテープがついており、フードの深さを調整できる。
mont-bellのロゴは然り刺繍されている。
プラズマ1000は独自のジグザクの縫い目になっており、縫い目を少なくすることで暖かさを増やしている。プラズマ1000ダウンジャケットと比べると、ジグザクの構造が大きくなり、より縫い目が少なくなっている。
ファスナー下部分と裾。
ポケットは左右に2つついている。縫い目と一体になっているので、最初どこにポケットが付いているのかわからなかった。(引っ張る紐がついているところのラインにポケットがある)
ポケットを開いたところ。ファスナーの目は細かく、手を入れたとき手首の当たりが少ない。
ポケット内にはドローコードがあり、引っ張ることで裾を締め、裾から入ってくる冷気を防げる。
ドローコードの固定や調整は、裾の裏部分でできる。
袖は程よい硬さのゴムになっていて、下に着ている服の袖を出せば隙間なく着ることができる。
背面部分。プラズマ1000ダウンジャケットは、中身がスカスカだったが、アルパインダウンパーカーはしっかり入っているのが分かる。(それでももう少し入れられるのでは?と思うが。)
スタフバッグも付いている。
重さは6g。
スタッフバッグに収納すると、公式WEBサイトの表記だと20×12cmだが、実測で約26×13cm。型枠に入れるなどすれば公式表記の20×12cmに収まると思う。
スタッフバッグ込の重さはLサイズで250g。スタッフバッグが6gなので、アルパインダウンパーカー自体は244g。公式サイト表記では平均236gとのことなので、8g重くなっている。多分、公式サイトはXSかSサイズの重さなのかな。
アルパインダウンパーカーはフードが付いているので、フードに突っ込むと手軽にコンパクトにできて便利。サイズは約32×24cm
良かったところ
実際に使ってみて良かったところを紹介します。
軽い
まずはなんと言ってもその軽さ。Lサイズで244g!
同レベルの暖かさのダウンジャケットは、他のモンベル商品や他社商品は500g前後なので、半分近いか半分以上の軽さです。
軽さを重視してダウンジャケットを探したのですが、「軽さ」にこだわった商品はモンベルしか見つけられませんでした。
パタゴニア、マムート、ノースフェイスなど、他の登山メーカーのダウンジャケットも実際に手にとってみましたが、プラズマ1000アルパインダウンパーカーと比べると明らかに重いので、ソッコー選択肢から外れました。
軽さを求めるなら、プラズマ1000ダウンジャケットもありますが、ダウンジャケットは冬のアウターとしてはキツかったので、軽さと暖かさを両立させたプラズマ1000アルパインダウンパーカーは、僕にとって最高の選択肢でした。
0度ぐらいまでなら耐えられる暖かさ
軽いだけでなく、暖かさもしっかり確保できています。
ロンT、フリース、プラズマ1000アルパインダウンパーカーの3枚で、気温0度前後までなら十分対応できます。
電車内や室内は、流石に暑くなりすぎるので脱ぎますが、生地が薄く軽量なので、かばんに入れたり取り回しが楽なのが嬉しいです。
ガチの街着のダウンジャケットは、大きくかさばるので室内や車内での扱いが面倒なんですよね…。
雪が降らない地域での十分な暖かさと、脱いだときの扱いやすさは素晴らしいです。
フードが思いの外便利で暖かかった!
僕は軽量性を重視していたので、最初は「フードは使わないし、要らない!フードを外してその分軽くして!」と思っていたのですが、試しに使ってみたら、キツすぎず・ゆるすぎず、絶妙な感覚で顔を覆ってくれ、首周りと耳元をしっかり温めてくれたので、体感温度が一気に上がったのに驚きました。
ファスナーは唇下ぐらいまできますが、首周りもいい感じに余裕があり、ネックウォーマーをしていても苦しくないので、フードをしていても全く不快ではありません。
首周りと耳元を温めると、かなりの寒さに耐えられるというのを改めて実感しました。
フードがあることで、気温によっての温度調整が更に細かくできるようになり、幅広い気温をプラズマ1000アルパインダウンパーカー1枚でカバーできるという事実に感動です。
加えて、裾部分のドローコードで腰部分をしっかり締めることで、冷気の侵入を防ぎ、暖かい空気を逃さないようにすることで更に保温力が上がり、暖かくなります。
ドローコードも最初は要らないと思っていたので、要らないと思っていた機能が暖かさUPにつながっていたのは嬉しい誤算でした。
更に、フードは収納にも使えます。
全体をフードに押し込めば、32×24cmにまとまりますからね。
スタッフバッグに収めたときは26×13cmなので、6×11cm大きくなってしまいますが、かばんにちょっとしまうなら十分な大きさです。
ダウンジャケットをスタッフバッグに入れるのは結構面倒なので、飲食店や電車に乗ったときなど、一時的にカバンにしまいたいときは超便利ですよ。
スタッフバッグに入れるときも、一旦フードに収めてから、握りつぶしながら入れると比較的簡単に入れることができるのもグッド。
フードは暖かいだけでなく、収納や持ち運びも便利にしてくれるので、
ファスナーが超なめらか
ファスナーが驚くほどなめらかで、下から上までスーーーーーーっと簡単に上げられるのがとても気持ち良いです。
ファスナーが付いた衣類は今まで何着も着てきましたが、ここまでなめらかなのは初めてです。
勢い余ってアゴの皮をはさみそうになりますからね。
今まで気づいていなかったのですが、ファスナーを上げるのって地味にストレスなんですね。この感覚を知ってから、プラズマ1000アルパインダウンパーカーを着るのが精神的にスゴく安心でき、他のファスナー付きの衣類を着るときファスナーを上げる際のちょっとした覚悟が必要になりましたので。
イマイチなところ
実際に使ってみてイマイチなところも紹介します。
生地がパリパリする
モンベルのダウンジャケット一般に言えることですが、生地を触るとパリパリと音がして気になります。
着ていても、生地が擦れていないのに少し動いただけでパリパリするんですよ。
この音と感覚が嫌なのですが、着ているうちに生地がしんなりしてくるので音はしなくなります。
2週間ぐらい毎日着ていると、ある程度気にならなくなるぐらいになりますが、それでもわずかにパリパリ感は残っています。
以前買ったアウターなのにコンパクトに収納できるダウンジャケット「アルパインダウンジャケットも最初はパリパリしていたのですが、4年経った今ではしんなりして手触りがとても良くパリパリ音は全くしていません。
いつの段階でパリパリが完全になくなったかわかりませんが、長く着ていればいずれ音がしなくなるはずなので、長く大切に着ていきたいと思います。
価格が高い
プラズマ1000アルパインダウンパーカーは、税込で41,800円と、なかなかのお値段です。
同じぐらいの暖かさのアルパイン ダウンパーカは税込20,350円なので価格は倍違います。
中僕が持っているアルパインダウンと、プラズマ1000アルパインダウンパーカーを、1日1時間、気温10度ぐらいの夜を、交互に数日着てみたのですが、暖かさでいうとアルパインダウンの方が僅かに暖かかったです。
安いアルパインダウンパーカーの方が僅かに暖かいですが、重さと収納時のサイズはプラズマ1000アルパインダウンパーカーの圧勝です。
アルパインダウンジャケットが、
31×15cm 420g。
プラズマ1000アルパインダウンパーカーが
26×12cm 244g。
となっていますからね。
あと、アルパインダウンジャケットは、モコモコ感が強く、室内や電車内で脱いだときにじゃまになりやすく、スタッフバッグへも入れづらいです。
プラズマ1000アルパインダウンパーカーは、そのへんの取り回しがしやすいのも良いです。
価格と暖かさ重視ならアルパインジャケット、アルパインダウンパーカーでも十分だと思います。
コンパクト性と軽量化を目的としたら、値段は倍違いますが、プラズマ1000アルパインダウンパーカーが最高です。
僕はコンパクト性と軽量化を求めていたので、価格は高かったですが、プラズマ1000アルパインダウンパーカーを選んで良かったと確信しています。
おわりに
「モンベルプラズマ1000アルパインダウンパーカー」は、暖かさ軽さ、コンパクト性、どれも僕が望んでいたレベルの条件を満たしている最高のダウンジャケットでした。
加えて、温度調整もしやすいのも嬉しい誤算でした。
山やアウトドアでも使え、街着としても使えるデザインなもの気に入っています。
値段は41,800円と、ちょっと高かったですが、他のアウトドアメーカーのダウンジャケットは10万円オーバーとか普通にありますし、機能性も満足しているので、商品品質に見合った金額だと考えています。
これから着続けて、パリパリ音をなくしつつ、快適な日常生活をおくりたいと思います!