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裸眼生活できるようになる2種類の視力矯正手術

視力矯正手術の種類

メガネやコンタクトをしている人が裸眼で生活できるようになるための手術は、

  • レーシック(LASIK)
  • フェイキックIOL (有水晶体眼内レンズ、ICLと呼ぶ場合もある)

の2種類がメインです。

レーシックは目の表面の角膜をレーザーで削って視力矯正する手術。フェイキックIOLは目の中にレンズを入れて視力矯正をする手術です。

僕は眼鏡の度数が右目-11.50D・左目-12.00Dと強度の近視で、メガネやコンタクトを着け外ししたり、旅行の際にケア用品を持ち歩くのがめんどうなので、裸眼で生活できるよう視力矯正手術を決断しました。

この記事では、僕が視力矯正手術をする上で調べたレーシックとフェイキックIOLの特徴、デメリットについて紹介します。

レーシック

レーシックとは、角膜にエキシマレーザーを照射することで角膜の屈折力を変化させ、近視、遠視、乱視を矯正する屈折矯正手術のひとつです。

手術の種類

レーシックの種類は、フラップをつくる方法とエキシマレーザーの種類の組み合わせの数だけあります。

フラップを作る方法

フラップを作る方法は、刃(カッター)とレーザーの2種類があります。

レーザーの方が正確にフラップを作れるので、2019年現在ではレーザーを使ったフラップ作成がメインです。

フラップを作成するレーザーには様々な種類があり、性能が高いレーザーほど施術費用が高くなります。

エキシマレーザーの種類

近視や乱視を矯正するエキシマレーザーにも、オーダーメイドとコンベンショナルの2種類があります。

オーダーメイドは個人の目の状態に合わせてレーザーを微調整するので、見え方の質が上がりますが施術費用は高いです。

コンベンショナルはレーザーの微調整がない一般的なレーザーで、見え方はオーダーメイドより劣りますが施術費用は安い傾向にあります。

エキシマレーザーもいろんな会社が複数の機器を開発しているので種類が多く、眼科によって扱っている機器が違うので比較がしづらいです。

手術手順

レーシックの手術手順

  1. 点眼薬で麻酔
  2. カッターまたはレーザーでフラップを作成
  3. フラップをめくる
  4. エキシマレーザーを照射して近視や乱視を矯正
  5. フラップを戻す
  6. 自然に接着されるので縫合無しで完了

適応基準

レーシックを受けるには、一定の条件を満たしていないと施術できません。

  • 近視度数が-6D以下
  • 角膜が十分厚い
  • 18歳以上
  • 目の病気にかかっていない
  • 妊娠・授乳中

などが主な条件です。

近視度数が-6D以下しか対応していないので強度の近視の人は施術できません。

僕は-12Dなので、余裕でダメです。

近視度数は、メガネを作った時の資料や、コンタクトレンズの箱などに書かれています。

角膜が薄くて受けられない人もいますが、これは検査してみないとわからないので、とりあえず検査してみましょう。

デメリット

レーシックにはデメリットもありますので、しっかり理解した上で施術するようにしましょう。

ハロ・グレア

夜など暗い場所で、光がまぶしく、にじんだように見える現象。

角膜の切除径や深さ、瞳孔の大きさなどによって個人差があり。

一般的に、施術後からだんだん回復していきますが、こうした症状が生じた場合には治りません。

角膜が変形する

レーザーで削った角膜は元に戻すことはできません。

角膜切除量が大きい場合、薄くなった角膜が前方に突出して角膜が不正な形に変形することで視力が低下が起こる場合があります。

こうなると、ハードコンタクトレンズでしか視力補正できません。

角膜が混濁する

角膜中央部をレーザーで削るため、角膜に混濁が生じる可能性があり。

角膜が濁ることによって、視力低下の可能性もあります。

感染症

レーシックをすることで感染症にかかる危険性もあります。

重度では角膜混濁や菲薄化・変形が起きて、最悪の場合は角膜移植が必要となったり、失明に至ることもあります。

ドライアイ

フラップを作る際、角膜の知覚神経が切断され、術後数カ月から1年くらいの間ドライアイが起きたり、悪化することがあります。

これは時間とともに徐々に回復してきますが、回復には個人差があります。

角膜上皮からムチンが出なくなることもドライアイの原因です。

度数の変化によって視力低下

屈折矯正効果の戻りなどの変化が起きることがあります。

角膜のレーザーで削られて薄くなった部分が突出してくるためではないかと考えられています。

多くの場合はレーザーの再照射(再手術)によって補正できますが、残った角膜の厚みや矯正度数の問題で再手術ができないこともあります。

正確な眼圧測定ができなくなる

レーシック術後には角膜が薄くなり変形するため、眼圧測定値が低めに出たり、時には眼圧の測定ができなくなることもあります。

眼圧の測定が正しくできないと、緑内障になっても見逃されてしまう可能性があります。

緑内障は、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野(見える範囲)が狭くなる病気のこと。治療が遅れると失明に至ることもあります。症状は、少しずつ見える範囲が狭くなっていきます。

正確な白内障手術ができなくなる

白内障の手術は、濁った水晶体の代わりに眼内レンズを入れて屈折矯正をするのですが、レーシックを受けることで眼内レンズの度数を正確に計算できなくなります。

白内障手術の際には、参考データとして、レーシック以前の目のデータと手術内容の記録が必要となります。

白内障は、目の中の水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する病気です。

フェイキックIOL

フェイキックIOLは、眼球内にレンズを入れることで視力矯正をする手術のことで、眼内コンタクトレンズとも呼ばれます。

IOLはIntraOcular Lens(眼内レンズ)の略。

目の中にレンズを入れることを「ICL」と言う場合がありますが、ICLはアメリカのStaar Surgical社製の後房型レンズの名前であり、手術名ではありません。

ですが、フェイキックIOLをやろうとしたら殆どの場合レンズはICLになるので、眼科医も目の中にレンズを入れる手術をフェイキックIOLではなくICLと呼ぶ人がほとんどです。

なので、フェイキックIOLを受けたい場合は、「ICL」と言えば通じますが、実際には違うということを知っておいてください。

ICLは目の中にレンズを入れるだけなので、合わなかった場合は取り出しも可能で元の状態に戻せます。

レーシックは一度角膜を削ると元に戻せないので、元に戻せるというのは良いですね。

また、フラップを作らないので、ドライアイはほぼ起きません。

手術の種類

虹彩(こうさい)の前にレンズを挿入する前房型と、虹彩の後ろに挿入する後房型の2種類があります。
前房型レンズと後房型レンズの違い

前房型

主なレンズは、アルチフレックス(Artiflex)とアルチザン(Artisan)。

虹彩の前にレンズを入れ、虹彩に固定するため強い衝撃を受けると外れる可能性があります。

また、1週間あいだを空けて片目ずつ手術する必要があり、めんどくさいです。

そのためか、前房型のフェイキックIOLを実施している眼科は少なく、後房型が主流になっています。

後房型

後房型のレンズはICLのみです。

以前のICLは、目の中の水(房水)の流れが阻害され眼圧が高くなって緑内障になる危険性がありましたが、レンズの中心に穴が空いている「ホールICL」が出てきたことで眼圧が高くなることを解決しました。

2019年現在、ICLといえばホールICLのことを言いますが、施術する際は眼科のWebサイトの表記を確認したり、適応検査時に穴あきであるか確認したほうが良いです。

レンズに穴を開けることで従来の問題を解決しましたが、穴が開くことでハロ・グレアが少なからず発生します。

手術手順

ICLの手術手順です。

ICLの手術手順
1. 瞳孔を開く目薬と麻酔目薬をする
1. 角膜を3mm切開
1. 切開部分からICLを挿入
1. 虹彩の後ろにICLを固定
1. 縮瞳剤を点眼し、元の状態に戻して終了

適応基準

下記条件に当てはまる場合はICLを入れることができません。

  • 医師が眼の形状が眼内コンタクトレンズの移植に適当でないと判断した場合
  • 妊娠中、あるいは授乳期間の女性
  • 角膜内皮数が年齢に対する基準値を下回ると医師が判断した場合
  • 視力が不安定であると医師が判断した場合

デメリット

後房型のICLレンズのデメリットです。

コストが高い

眼科によって値段が違いますが、両目で50〜75万円、乱視がある場合は片目プラス5万円かかります。

レンズの回転

稀にレンズが回転する場合があります。

通常のレンズなら回転しても見え方に問題はないのですが、乱視レンズの場合、角度が変わると見え方が落ち、角度を戻す手術が必要になります。

レンズが届くまで時間がかかる

レーシックの場合は当日手術ができますが、ICLの場合はレンズの発注・製造があるので、適応検査から施術まで1週間〜3ヶ月時間がかかります。

感染症

手術でできた傷口から細菌が侵入し、感染症を起こす場合があります。

手術から1ヶ月以上目薬で殺菌することで感染症を軽減。

感染症を防ぐため、術後1〜2週間頭や顔を洗ったりできない。

おわりに

視力矯正手術といえばレーシックしか知りませんでしたが、フェイキックIOLという強度の近視の僕にもできる手術が実用的になっているのに驚きました。

視力矯正手術にはデメリットがありますが、それを踏まえた上で施術をするか決めたいと思います。

続きの記事 → ICL手術を品川近視クリニックに決めた理由

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