金利とは?金利の仕組みと種類を紹介
※本ページはプロモーションが含まれていますお金を借りたり、ローンを組んだりするときに必ず考慮しないといけないのが「金利」です。
金利を理解せずにお金を借りて返済額がとんでもない額になってしまう可能性もあります。
このページでは、金利の仕組みと種類を紹介します。金利を理解してかりるか借りないか判断できるようにしましょう。
金利とは
金利とは、お金の貸し借りにともなう資金の使用料のことをいいます。
お金を貸す側からすと、100万円を貸して返ってくる金額が100万円ではなんのメリットもないので貸す意味がないですよね。100万円を貸して5%上乗せして返ってくれば貸す側にメリットがあります(この場合105万円戻ってきて5万円得になる)。
この貸した金額に対して返ってくる金額の利益部分(上記の例だと5万円)が金利で、金利を決めるための利用率が「利率」です(上記の場合5%)。
利子と利息の違い
金利は、「利子」や「利息」と呼ばれ一般的に使われています。どちらもお金の貸し借りにともなう使用料のことなので意味に違いはないのですが、慣例的に、受け取るお金は「利息」、支払うお金は「利子」と呼ばれることが多いようです。
金利の種類
金利には、「単利」と「複利」があります。金融機関にお金を預け入れた場合、「単利」と「複利」では受け取る利息が大きく変わってきますので、違いをしっかり理解しましょう。
単利
単利とは、預け入れた元本にだけ利息がつく計算法です。
例えば、100万円を年利率3%で3年間預けた場合の利息は、
1年目:100万円×0.03=3万円
2年目:100万円×0.03=3万円
3年目:100万円×0.03=3万円
合計9万円になります。毎年元本の100万円に年利率が掛けられて利息が計算されています。
数式で表すと、このようになります。
元利合計=元本×(1 + 年利率 × 預入期間)
複利
複利とは、一定期間ごとに支払われる利息も元本に含め、これを新しい元本とみなして次の利息を計算する方法です。元本が年々増えるので、単利より受け取る利息は増えます。
単利で紹介した例を使うと、
1年目:100万円×0.03=3万円
2年目:103万円×0.03=3.09万円
3年目:106.09万円×0.03=3.1827万円
合計9.2727万円となり、単利より2,727円多く受け取れます。元本が毎年増えるので利息も増えるのです。
数式で表すと、このようになります。
元利合計=元本×(1 + 年利率)^年数
また、半年に1回利息がつく「半年複利」や、1ヶ月に1回利息がつく「1ヶ月複利」もあります。
半年複利の計算は、
元利合計=元本×(1 + 年利率/2)^年数×2
「1ヶ月複利」の計算は、
元利合計=元本×(1 + 年利率/12)^年数×12
となります。
利回り
利回り(年平均利回り)とは、元本に対する1年あたりの収益の割合のことです。具体的には、一定期間の収益合計を1年辺あたりに換算し、それを当初の元本で割って計算します。
利回り=収益の合計/預入年数/当初の元本 × 100
利益の金額だけでなく、元本に対してどれだけの利益を生み出すのか調べたり、比較するために使われます。
同じ額を預けたり投資するならより多く利益がでるものに使いたいですよね。
固定金利と変動金利
金利には固定金利と変動金利があります。
固定金利
預け入れた時から満期まで金利が変わらないもの。
変動金利
市場金利の変化に応じて金利が変動するもの。
利払型と満期一括払型
利息の受け取り方には、利払型と満期一括払型があります。
利払型
預入期間中、的的に利息が支払われるもの。利息を受け取るたびに税金が差し引かれます。
満期一括払型
満期や解約時に利息が一括して支払われるもの。運用期間中の利息については税金は差し引かれず複利で運用され、満期時や解約時に一括して税金が差し引かれます。
おわりに
金利の少しの違いが、長期的に見ると大きな違いになります。
金利をしっかり理解して、計画的で戦略的な資産運用をしていきたいですね。