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デジカメの種類「コンデジ」「ミラーレス一眼」「一眼レフ」の違いは?

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デジタルカメラの種類

世界遺産の白川郷へ行った時、キレイな景色を夢中で写真を撮っていました。

iPhone7で写真を取っていたのですが、ズーム機能が貧弱だったり、もっと広い範囲を撮影したいなど、iPhoneのカメラ機能に不満が募ることで、ガチのカメラで撮影したいという気持ちが高まり、良いカメラを買うことを決意!

しかし、実際に選んでみるとなると、カメラの種類の多さと用語の分からなさで大混乱。

一からカメラを勉強することにしました。

この記事では、カメラの大まかな種類を表す「コンデジ」「ミラーレス一眼」「一眼レフ」の違いについて紹介します。

カメラの種類

カメラ発明当初は、フイルムでアナログに撮影していましたが、デジタル技術の向上により、現在ではデジタルで撮影するデジタルカメラが主流になっていますので、デジタルカメラを前提とした解説になります。

デジタルカメラの種類は大きく分けて「コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)」「ミラーレス一眼」「一眼レフ」の3つに分けることができます。

一眼とは

3つの種類の説明に入る前に、「一眼」とはなんなのか?について紹介します。

カメラにはレンズがふたつ付いている「二眼カメラ」とレンズがひとつ付いている「一眼カメラ」があります。

二眼カメラはレンズが2つあり、1つは撮影用のレンズでもう1つは覗いて撮影箇所を確認するためのレンズです。
二眼カメラ

構造が単純なので、安く作れるなどのメリットがありましたが、小型化が難しく、覗き穴から見える景色と実際に撮影される写真が微妙に違うなどのデメリットがあり、一眼が主流になるのにともなってほとんど見かけなくなりました。

現在売られているのは、レンズがひとつの「一眼」が主流になっています。

「一眼」とはレンズが1つという意味なのですが、「ミラーレス一眼」や「一眼レフ」のように、高性能カメラに「一眼」という言葉が使われているので、「高機能なカメラ」を「一眼」と言う場合もあります。

レンズの数を表す「一眼」と、性能の総称として使われる「一眼」がありますので、文章や会話の流れからどちらの「一眼」を表しているのか意識しないと頭がこんがらがります。

一眼レフカメラとは

「一眼」は先ほど説明したように「レンズがひとつ」ということで、「レフ」はレフレックス(reflex:光の反射)の略です。

レンズから入ってくる光を鏡を使って光を反射させ、カメラで撮りたい景色をファインダー越しに見ることができる仕組みのカメラ。ということです。

下記図のように、通常時は鏡(ミラー)で光を反射させファインダーまで届けていますが、シャッターを切るとミラーが上がり、イメージセンサーに光が届くことで写真が撮影されます。
一眼レフ仕組み

一眼レフのメリット

  • 光の反射を利用しているので、ファインダーから見える景色と実際に撮影される写真に差がない。
  • 高性能な機種が多く、ボタンも多く配置されているので、意図した機能に素早くアクセスすることができる。

一眼レフのデメリット

  • 光を反射させる仕組みが複雑かつ重く、本体が大きくて重くなる。
  • シャッターを切った後ファインダーから一瞬景色が見えなくなる。
  • ミラーが上がる動作があるので、音や振動が発生する。
  • ボタンが多いなど、操作を理解して慣れるのに時間がかかる。

一眼レフの特徴

  • プロ用に、ハイスペックで高価格な商品が多い。
  • レンズが豊富で選びたい放題。
  • 価格は15万前後〜40万前後

ミラーレス一眼カメラとは

「一眼」は「レンズがひとつ」、「ミラーレス」はミラー(鏡)がレス(less:無い)ということで、一眼レフカメラから鏡を使ったレフレックスを無くしたカメラ。ということになります。

レンズから入った光はそのままイメージセンサーに届き、その画像をリアルタイムで処理して液晶ディスプレイやデジタルファインダーに表示させる仕組みです。
ミラーレス一眼

たまに「ミラーレス一眼レフ」と言ったり書いたりしている人がいますが、「ミラーレス」で「鏡が無い」と言っているのに「レフ」で「鏡」が付くのはおかしいですよね。

そういう種類があるのかと調べましたが、言葉の意味をひとつづつ理解するとおかしいことに気付きました。

ミラーレス一眼のメリット

  • レフレックスの仕組みがないので、軽量コンパクトで、比較的安く作れる。
  • 鏡などの繊細な仕組みになっていないので、一眼レフよりは故障が少ない。
  • ファインダーも液晶なので、ファインダーにも様々な情報を表示できる。
  • シャッターを切った時のミラーの動作がないので、音が静かで振動が発生しない。

ミラーレス一眼のデメリット

  • オートフォーカス(AF)の速度が遅い
  • 一度イメージセンサーを通しているので、ファインダーや液晶に画像が表示されるまでに若干の時間がかかる。

ミラーレス一眼の特徴

  • 中上級者用で、スペックもミドルからハイスペックまで幅広くある。
  • コンデジより更に良い画質の写真を撮りたい人にオススメ。
  • 価格は10万前後〜35万前後。

コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)

構造的にはミラーレス一眼と同じで、レンズから入ってきた光がセンサーに届き、その画像を液晶に表示させる仕組みです。

ミラーレス一眼からファインダーを外したり、イメージセンサーを小さくするなど、カメラ機能を極力抑えてコンパクトさと軽さを追求したジャンルになります。

コンデジのメリット

  • 軽くてコンパクトで安い

コンデジのデメリット

  • 一眼レフやミラーレス一眼と比べると画質は劣る(普通に使う分には十分だが)
  • レンズを取り付けられない。
  • スマホとの性能差がなくなってきている

コンデジの特徴

  • 価格も安く持ち運びも便利なので、気軽に写真を楽しみたい人にオススメ。
  • 高級コンデジというジャンルが出てきて、コンデジなのに高画質で撮影できるものも出てきている。
  • 価格は2万前後〜10万前後。

種類のまとめ

ここで紹介した「コンデジ」「ミラーレス一眼」「一眼レフ」の3種類は、デジタルカメラの「大まかな」分類です。

厳密には「ミラーレス一眼」や「一眼レフ」に分類できない新しい仕組みなのに「ミラーレス一眼」や「一眼レフ」として売られていることがあります。

なので、「これはこういうものだ!」という固定概念は持たず、カメラの仕組みを理解し、なんとなくの感覚を掴むのがカメラを知る上で重要かなと思います。

とても深い世界なので、一定の枠組みに収まりきらないのが、カメラの面白さと新規参入のハードルをあげているのではないでしょうか。

おわりに

カメラの世界は、ひとつのことをいろんな言い方をしたり、言葉の定義が明確に決まっていなかったり、ひとりひとりの知識が違ったりで、最初はとても戸惑います。

でも、いろいろ勉強して行くうちに、だんだん立体的に理解できるようになります。

一つの情報源に頼るのではなく、いろいろな情報を集めて自分なりに解釈するのが必要ですね。

いい写真が撮れるよう、もっともっと勉強していきたいと思います!

続きの記事 → 一眼レフ、ミラーレス一眼を作っているメーカーの一覧と特徴

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