【ネタバレ注意】FF14 暁月のフィナーレ6.0クリアした感想
※本ページはプロモーションが含まれています2021年12月3日(金)にアーリーアクセスが始まった「暁月のフィナーレ」をクリアしました。
プレイした感想を紹介します。
ネタバレを含みますので、是非クリアしてから読んでください。
総括
僕は、暁月のフィナーレがリリースされるまで、FF14を一時休止をしていました。
アーリーアクセス権がついている拡張パックを7月に購入したのですが、なかなかテンションが上がらず、リリース日が延期されても特に問題なく待つことができるくらいでした。
漆黒のヴィランズはとても楽しめて満足していたのですが、休止期間が長く興味が薄れてしまっていた感じですね。
ですが、暁月のフィナーレをプレイし始めると一気にハマりました!
新生、蒼天、紅蓮、漆黒の総括ということで、序盤から過去の謎が次々と明かされて行き、今まで出てきたキャラが出てくるのは熱い!
内容も濃く、クエストの「お使い感」もかなり減り、ほぼ物語に没入したまま一気に進めることができました。
最初は、正直めんどくさくて2~3日一気にプレイしてさっさと終わらせようとしたのですが、ストーリーが良くて「疲れた状態で一気に進めるのは勿体ない!」と思い、適度な進め方に変更。
クリア後は、少し放心状態になるほど楽しめました。
僕は2019年からプレイし始めましたが、サービス開始直後の2010年からプレイしている人は物凄く感慨深い内容だったんじゃないかと思います。
プレイ開始直後は、無意味なお使いクエストが苦痛でしょうがなかったですが、買ってよかった。プレイしてよかった。心の底からそう思っています。
クリア時間
クリア時間は42時間58分でした。詳細は別記事で。
次は個別の感想をつらつらと。
ストーリーについて
キャラ立ちや成長が魅力的
10年続いているRPGだけあって、キャラ数や個別キャラの深堀りができているため、ストーリーの深みがスゴイことになっていました。
通常のコンシューマーゲームではできないストーリーの密度。
脇役キャラも、ちょい役で出てくるだけでも熱かったですからね。
キャラの成長に関しては、やはりアルフィノが良かったですね。
新生では小生意気な理屈屋で、人をアゴで使っていたのが、いろんな失敗と立ち上がりを繰り返して成長していく様は見ていて感慨深かったです。
ウリエンジェも、よくここまでメインキャラに昇格しましたよね。
暁月のメンバーは、最後ということだけあって全員に見せ所があったのが良かったです。
敵キャラにも納得してしまう信念がある
FF14のストーリーの魅力は、敵キャラにも自身が貫く信念があり、その理由に納得できてしまうことにあると思います。
新生のガイウスと漆黒のエメトセルクは正直戦いたくなかったですからね。(蒼天のトールダンと紅蓮のゼノスは完全悪という感じでしたが…。)
敵味方、どちらが良いか分からなくなるくらいのストーリー構成は、いろいろなことを考えながら見ているのがとてもおもしろかったです。
エメトセルクの株上昇
漆黒のヴィランズ ラスボスのエメトセルクは、NHKのファイナルファンタジー大投票で6位に入るほどの人気キャラとなっています。
ファイナルファンタジー大投票
暁月のフィナーレをプレイしていて、「人気また爆上げやんけ…。」と思うほどの影の仕事ぶりでしたね。
エメトセルク、ヒュトロダエウス、ヴェーネスとIDは想定外だったので、めちゃくちゃ熱かったです。テンション爆上がりでした。
ラストでアゼムのクリスタルを使った時、暁のメンバーが出てくるんだろうなと思っていたら出てきたのはエメトセルクとヒュトロダエウス…。完全にやられました。
エメトセルクのキャラ立ちと使い方は、本当にうまいなと感心しまくりです。
ゼノスの扱い
ゼノスの扱いは迷走していましたねw
「復活させちゃったけど、どうしよう…。」感が満載で、正直要らなかった感が否めません。
ラストで神竜になって駆けつけましたが、ラスボスがヒカセン以外の暁メンバーを一気に一掃したのに、ゼノスが現れたら懇切丁寧に攻撃を止めて待っていてくれたのは違和感満載でした。
なんであんな圧倒的ピンチの緊迫した場面でのんびり会話が始まるんだよ…。
ラストバトルもゼノスでしたからね。
ゼノスの蛇足感がイマイチでした。
ヘルメスの性格に違和感
実験動物でも「ひとつの命」として丁寧に扱うヘルメスですが、暴れたモンスターに殺された動物はスルーなのに、問題を起こしたモンスターを処分するときだけ特別扱いするのは違和感がありました。
自分が手にかけて殺してしまったことに対する悲しみは分かるのですが、それ以前に殺された動物に対する対応と違うのはモヤッとします。
命を区別するな的な事を言っていましたが、自分も区別しているじゃないか…と。
IDでガンガン実験動物繰り出して殺させまくっていましたのも違和感。
ストーリーの流れ上しょうがないのかもしれませんが、回想シーンでヘルメスが手にかけたモンスターが出てくる度にモヤッとしてました。
転身の流れも違和感
過去のエルピスでのストーリーはめちゃくちゃ面白く、没入して楽しくプレイしていました。
メーティオンを追いかけるのは面倒でしたがw
メーティオンの報告を聞いている時、アーモロートヘ連れて行くという流れで、ヘルメスがいきなり転身してメーティオンを連れて逃げるという流れは、超展開すぎて一気に冷めました。
連れて逃げる意味もわからないし、メーティオンは喋り続けているから、そのままその場で聞けば良いのでは…。などと思ってました。
まぁ、その直後のIDが熱すぎて一気に引き戻されたのですがw
デュナミスの後付感
暁月のフィナーレで重要な概念の「デュナミス」。
一応「超える力」は「デュナミス」によるものという設定ですが、暁月のフィナーレで後付で出した感があります。
新生時点で「デュナミス」が考慮され、暁月でようやく出てきたのなら凄すぎです。
とは言え、後付でも事前に考慮されていたとしても、「デュナミス」という設定をうまく使った濃いストーリーは良かったです。
万能な古代人だからこを見逃してしまった小さな力の「デュナミス」。
古代人が「終末」を解明できなかった理由も、現代人が「終末の元凶」にたどり着ける理由も、辻褄が合っているように感じました。
ハイデリンが星を14分割した理由も、「デュナミス」の力を扱いやすいように、エーテルを薄くした人類を作るため。というのもなるほどなと思いました。
つながった未来
ヒカセンが過去に戻り、ヒュトロダエウス、エメトセルク、ヴェーネスに未来の「終末」について打ち明けることで、古代人が「終末」に打ち勝つ未来もできるのね。
と、思っていたのですが、ヘルメスの記憶操作でヒュトロダエウスとエメトセルクの記憶が消され、結局現代につながっている。という流れは構成スゴイなと思いました。
FF14の世界では、第8霊災が起きてヒカセンが死んでる世界線もあるので、ヴェーネス(ハイデリン)と話している時の「未来がつながった」的なセリフは痺れましたね。
更に、星海に帰ることで消された記憶部分が残り、ラストバトルで登場したエメトセルクとヒュトロダエウスの記憶がしっかり戻っている…という流れもイイ。
過去に戻って「情報を得たり改ざんしたり」という話はよくありますが、ここまで巧妙にストーリーに絡ませたのは本当にスゴイと感心します。
第8霊災が起こった世界線では、ヒカセンが過去に戻っていないからヴェーネスは「終末」について知り得ないから、ハイデリンになる前後の行動が変わってしまうのでは?などと考えてしまいますが、その辺は良くわからん。
恐怖が人をモンスターにする設定はどうなの?
「終末」が訪れると、「恐怖を感じた人間はモンスターになる」という設定ですが、モンスターになる条件がゆるすぎて「それは無理があるでしょ…。」と引いてしまいました。
一人がモンスターになったら周りも恐怖して一瞬でモンスターになっていたので、これだけの恐怖でソッコーモンスターになるのなら、逃げてる一般人もみんなモンスターになるでしょ…。
モンスターになった人と同じかそれ以上にビビっているのにモンスターにならず、食われたり投げ殺されていましたが、「恐怖を感じた人間はモンスターになる」という設定は無理すぎると思いました。
この設定ならほぼ全ての一般人モンスターになって全滅してますよね。
ゲームの世界なので、現実と違うルールや現象は受け入れますが、ゲーム内のストーリーはゲーム内のルールに沿っていないと違和感を感じてしまいます。
ウルティマ・トゥーレの先読める感
ウルティマ・トゥーレが実態のない場所ということで、最後のマップどうなるのかな~と思っていたら、サンクレッドが「想い」で作ってくれました…w
それを知った瞬間、「あ、一人づつ消えてって最後はアゼムのクリスタルで復活する流れね」と、先が読めてしまい興醒め。
無数の星が滅亡したのにも関わらず、なぜこの4つの星がピックアップされたかも謎です。都合良すぎますよね…。
アゼムのクリスタルについては、暁のメンバーが出てくると思ったところにエメトセルクとヒュトロダエウスが出てきたのは意外で驚きましたが、結局は直感で感じた流れになりました。
ウルティマ・トゥーレに来るまでは、ほとんど先が読めない状態で楽しめていたいので、最後の最後で先が読めたのはちょっと残念。
エメトセルクとヒュトロダエウスのサイズ
最後に二人をヒカセンが召喚した時、古代人の身長はめちゃデカなのに、二人は人間サイズで違和感。
まぁ、エルピスに着いた時のエメトセルクとヒュトロダエウスのサイズなら、最後の会話のカメラアングルが難しくなりすぎるからでしょうけど。
ゲーム性や小ネタに関して
FF4推し
暁月フィナーレで月へ行くということで、序盤はFF4推しが凄かったです。
ゾットの塔やバブイルの塔。
月や月内部のBGMもFF4。
月内部の戦闘曲がスーファミ音源のFF4戦闘音楽なのは新鮮でしたw
FF4は始めてプレイしたFFシリーズなので思い入れがあったので良かったですが、あまりにもFF4ネタが多かったので、最後までこのペースで行ったらどうしようと心配になりましたからねw
月を越えたらFF14の世界観がちゃんと広がって安心しました。
風脈
新しいマップが出る毎に風脈を集めないとマウントで空を飛べません。
これがクソ面倒で毎回集めるのが憂鬱ですが、暁月のフィナーレでは全てわかりやすいところにあって一安心。
それでもダルかったですが…。風脈要らないでしょ。マップクリアしたらフライング開放で良いと思います。
パッチ6.0で、蒼天・紅蓮・漆黒の風脈が緩和され、各地フィールドで見つけるのは8つから4つに緩和されていますが、いっそ無くしてしまってほしかったです。
オミクロンの不吉な予言
僕がプレイしていた2021年12月6日現在、新型コロナウィルスのオミクロン株が日本で2件発見されるなど、新型株の驚異が未知数の状態で警戒が強まっています。
そんな中、ウルティマ・トゥーレのオミクロンベースのロボの一言、
「こうして完成した完全なる「機体」をオミクロンと呼び、その力で、ワタシたちは星全土を制圧しました。」
ちょwwwwなんてタイムリーなこと言うねんwwwwww
オミクロンに制圧される予言いただきましたw
暁月のフィナーレが完成したのはオミクロン株が出てくる前なので、ものすごい偶然に思わず爆笑w
アルフィノの薪拾い
蒼天のイシュガルドでエスティニアンに薪拾いを習ってから、アルフィノの薪拾いスキルはところどころ発揮されてきました。
暁月のフィナーレでもそれは健在で、アリゼーが水に入りに行くと言った時も、当然のように率先して薪拾いしてましたからね。
アルフィノ=薪拾い。ということらしいです。
そして極めつけは、スクリーンショットや詳細なセリフは忘れましたが、父親を説得するシーンで薪拾いに例えてドヤ顔で語っていたのは笑ってしまいました。
ウリエンジェは笑い担当
ウリエンジェはいつの間にか笑い担当になっていましたね。
薄着で心配されたり震えてるウリエンジェ、ワロタw
ヤ・シュトラの目は治らず
僕が視力が最強に悪い(-13.50D)ということもあるかもしれませんが、ヤ・シュトラの目が見えなくなってから、「早くヤ・シュトラの目が見えるようになってほしい…。」と切に願っていました。
目が悪い辛さを知っているので、失明しているのは本当に不便なはずですからね。
しかし、蒼天・紅蓮・漆黒・暁月ときても結局視力は回復しませんでいた…。
ヤ・シュトラの目が映る度に視力のことが頭をよぎり、切ない気持ちになるんですよ…。
僕はICL手術をして裸眼で生活できるようになりましたが、ヤ・シュトラも世界の真理より自分の目が見えるようになる方法を探してもらいたいです。
BGM
FF14と言えばBGMですが、今回も素晴らしいBGMばかりでした。
漆黒のフィールドの戦闘BGMはクソすぎてソッコーオフにしましたが、暁月は違和感ないどころか、かなり良かったです。
個人的に、戦闘BGMは新生が一番良く、次いで暁月という感じです。
紅蓮と漆黒はちょっと無理。
漆黒の「ラヒッ!」みたいな耳障りなフィールドBGMも無くて一安心。
漆黒でラケティカをプレイしていると、イベントが終わる毎に「ラヒッ!」「ラヒッ!」「ラヒッ!」「ラヒッ!」ってうざすぎましたからね。採集している時も本当にうざかったです。
ただ、暁月で唯一不快だったのが、オールドシャーレアンの夜のBGM。
クラシックギターの音は良いのですが、時々入る「キュィ」っというフィンガーノイズが耳障りすぎて不快でした。
フィンガーノイズが良いという人もいるようですが、僕には雑音にしか聞こえず、甲高い音なので本当にキツイ…。
黒板を爪で掻くような不快さです。
フィンガーノイズ入のBGM意外は最高でした。
イベントバトルのクソさ
イベントバトルでは、サンクレッドの潜入と「寒夜のこと」で帝国兵に魂を入れ替えてクリアするイベントがクソすぎました。
サンクレッドの潜入では、相手の検知範囲が分かりづらいし、3回リトライしましたが、やり直しするごとに相手の動きを待っているのがストレス過MAX。
方向もわかりづらく、クリア後の出口がわかりませんでした…。
奥にいる2人の警備兵の先かと思い、隠れて通り過ぎたら行き止まりでしたからね。
潜入した入り口の方に戻ったりもしました…。
「寒夜のこと」では、方向もやるべきことも分からず、マップも暗くごちゃ着いているので移動中に色んな所へ引っかかったり、カメラアングルがガク付いたりプレイフィールが最悪でした。
敵に見つからないよう、部品を探し回るのも面倒くさすぎる。
制限時間30分なので、最初はのんびりやっていましたが、彷徨っているうちに残り10分になり、めちゃくちゃ焦りました。
「こんなに時間がかかってクッソめんどくさいイベントをリトライしたくない…!!」
という一心で、必死に慎重にプレイしてなんとか残り5分でクリアできて一安心。
ゲームとしての面白みは全く無く、ただただストレスが溜まるだけのクソイベントでした。
暁のフィナーレ唯一のクソお使いクエスト
FF14は、基本的に無意味なお使いクエストで時間稼ぎをしてボリュームを水増ししているゲームですが、蒼天以降はそこそこ意味づけされてお使い感は徐々に薄れていきました。
暁月のフィナーレをプレイする前、「またお使いが始まるのか…」と憂鬱になっていたのですが、かなり「無意味なお使い感」は減り、それほどストレスを感じずに進められていました。(それでも少しイラッとするクエストはちらほらありましたが。)
しかし、そろそろウルティマ・トゥーレに乗り込むというテンションが上っているときに、「リトルシャーレアンで悩んでいる住民を探す」という悩んでいる8人を探すというクソクエストが発生。
しかも、クエストマークが付いている人に話しても「この〇〇は、相談を必要としていないようだ…。」と言われて8人がなかなか減らない…。
更に、探索範囲内の生け垣がジャンプで越えられず、大回りして進まないといけないのもストレス…。
終盤にこんなクソエストぶっこんでくる運営に腹立ちましたが、「過去のFF14を再現する」的なノリで昔レベルのクソクエを入れてきたんでしょうね。
3大珍味クエといい、クソクエストをネタにするのはマジで止めて欲しいです。めっちゃムカつきながらお使いしてましたからね。
嫌な過去を思い出させないで欲しいです。
追跡追従うざい
暁月のフィナーレから、追跡・追従システムが追加されました。
追跡は見つかるとやり直しになってしまうのですが、追跡対象がなかなか進んでいかずイライラします。
最後の方でやり直しになった時のストレスは半端ないです。
1度なら良いのですが、数回あったのがうざかったですね。
追従は、他のキャラと一緒に歩いたり特別な会話をできたりするのは良いのですが、「マウントが乗れる場所だと手癖でマウントに乗ってしまい、追従者を置いていってしまって迎えに戻る」ということが何度もあり、うざすぎました。
暁のメンバーならはぐれても見つけやすいですが、ガレマールのNPCを追従させて振り切ってしまった時、誰を連れてい歩いていたかわからなくなり、めちゃくちゃ探しましたからねorz
せめて、追従中はマウント不可にしてもらいたかったです。
クセになってんだ マウント乗って移動するの。
ヒエンいた?
個人的にヒエンが好きなのですが、メインストーリーに出てきました?
いつ出てくるんだろうとソワソワしていたら、普通にウルティマ・トゥーレに行ってしまいました。
隠密活動的なことをしていると言っていたので、ピンチのシーンに参上すると思っていたのですが…。
エンディングでユウギリと後ろ姿がチラッと映っていただけ…。
ジョブクエで出てくるんですかね?
おわりに
文句や不満点を結構書いてしまいましたが、十二分に楽しむことができ、充実した幸せな時間を過ごすことができました。
ちょっと急ぎ足でプレイしてしまった感があり、もっとゆっくりじっくりプレイしても良かったなと思います。
10年の一旦の締めくくですが、想像以上の出来で素晴らしかったです。
これだけ濃いストーリーは他ではできないですよね。
暁月のフィナーレをプレイしている最中から、漆黒をもう一度プレイしたくなったので、強くてニューゲームを使って今からプレイしてきます!