LINE MALLが販売手数料完全無料化!と言ってもどこかでお金が掛かるんじゃないの?
※本ページはプロモーションが含まれています
「LINE MALL、販売手数料も撤廃し、出品・販売を完全無料化」というニュースがありました。
「完全無料」という言葉を聞くとどうしてもどこか別の場所でお金がかかるんではないかと身構えてしまいます。
そこで、売り手、買い手共にお金がどのように回るのか調べてみました。
売り手
いらないモノを売りたい人は、まずその商品を用意し、LINE MALLのアプリ内で写真を撮ったり、商品の情報を入力する。
ここで重要なのが売価設定。商品の値段に配送料を上乗せした値段を売価にしなければならない。
全国一律のメール便などは良いが、配送地域によって配送料が違う宅配便などだと、どこの誰が購入するかわからないため売価設定が難しい。
LINE MALLでは、その商品を配送する際の一番高い配送料を上乗せすることを薦めていた。
売価を設定し、商品が売れたら商品を購入者に配送。
商品が購入者の元に届き、アプリ上で[受取完了を通知]をタップしたら売上金を受け取れる。
以下「振込申請 | LINE」を元に。
売上金を受け取るには「振込申請」を行う。
「振込申請」は売上金が500円以上でないと申請できない。
振込手数料で210円かかる。
お、出て来ましたね別のお金が。出品・販売以外の所なので出品・販売は完全無料と言えるんでしょうね。
さすがに振込手数料無料とはいかないようです。
ただ、振込先銀行がどこなら手数料無料とかあっても良いようですが、そのようなものは無いようです。
また、振込に関しては、売上金が初めて500円を超えた月の翌月の月末で自動的に振り込まれる。以降2ヶ月ごとに売上金が確認され、500円以上あったら自動的に振り込まれるようです。
買い手
気に入った商品があったら表示されている金額をLINEに支払う。支払い方法はクレジットカード、コンビニ支払い・Pay-easy(ペイジー)決済などが選べる。
「売り手」の所で書いたように、送料は表示金額に含まれるので、表示金額の支払いをすれば良い。
商品が届き、問題がなかったらアプリ上で[受取完了を通知]をタップし取引完了。
買い手は簡単ですね。表示金額だけを払えば良いというのは楽ですね。この金額から送料がかかって…なんて計算をしなくて良いのですから。
買い手で安心なのが、支払いが一度LINEを経由するということ。商品に問題があったり届かなかったりしたら払い戻しはLINEから行われるので確実です。(その際に手数料がかかるのかはヘルプで見つけられなかったので分かりませんが。)
LINE
上記の通りのお金の流れだとLINEに入ってくるお金は買い手からの振込手数料のみ。
しかも支出としてクレジットカードなどの決済手数料、購入代金に1%のポイントをつけているので、そのポイント費用などが挙げられる。もちろん運営費も多々かかっているはず。
まとめ
売り手からしたら、振込手数料がかかるものの、販売手数料無料化は非常に大きい。
売る度に販売手数料が増えていったのが、支払うのは固定額の振込手数料だけなので、多くの商品を売ったほうが得になる。
売り手が売りやすくすることで
「LINE MALLの取扱商品が増える」→「買い手にとって魅力的な場になる」→「売上が上がる」→「売り手にとって魅力的な場になり取扱商品が増える」
という好循環が生まれLINE MALLが拡大していく。
LINEとしてはここからどのようにマネタイズするのか考え途中のようだが、支払いはLINEにすることになっているのでキャッシュフローは良いはず。
Yahoo!ショッピングの出店料無料化など、eコマースの敷居がどんどん下がっていく中で各社どのようになっていくのか楽しみですね。
おわりに
このニュースを見て何か出品しようかと思ったのですが、出品するものが無かったので諦めました。
新しいMacbookを買ったら今使っているのを出品してみたいと思います!
LINEのサービス
- カナヘイのLINEスタンプをリリース順にまとめてみた
- 「LINE Pay」の手数料について
- 「LINE Pay」の「LINE Cash」と「LINE Money 」の違いについて
- 今読んだ記事 → LINE MALLが販売手数料完全無料化!と言ってもどこかでお金が掛かるんじゃないの?