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ポートレート写真の腕を上げたいならこれを読め!「ポートレート写真術」レビュー

ポートレート写真術

この記事は、僕が参加している「ギガ盛りブログ飯」の「ギガ盛りUnlimited(β版)」というサービスを通じ、出版社から本を提供してもらい書いた記事です。出版社が紹介して欲しい本を提供するのではなく、僕が読みたい本を提供してもらっているというのが一般的な献本との大きな違いとなっています。

写真の醍醐味であるポートレート写真(人物撮影)。

素人が撮影した写真とプロが撮影した写真の違いが如実に現れるジャンルです。

独学で試行錯誤するのも良いのですが、自分で工夫をすればするほど「このポートレート写真どうやって撮ったの?」というように、自分の知識だけでは絶対に撮影できない写真に出会うことがあります。InstagramやTwitterなどではしょっちゅうw

そこで僕が手に入れたのが、人気フォトグラファー9人のポートレート写真撮影技術が詰まった「ポーズ・光・色」が最高の表情を作り出す ポートレート写真術 (こんな写真が撮れるのか!シリーズ)

  • そんな撮影方法があるのか…
  • そこまでやるのか…
  • カメラ以外の機材も使うのか!
  • え…Photoshop使ったんじゃないの!?

などなど、カメラをはじめたばかりの人からすると驚きの撮影方法が数多く紹介されています。

この記事では、「ポーズ・光・色」が最高の表情を作り出す ポートレート写真術 (こんな写真が撮れるのか!シリーズ)について紹介します。

参加フォトグラファー9名

まずは著者9名の紹介とTwitter・Instagramの紹介です。

全員のInstagramは必見です!これらの写真がどのように撮られたか知ることが出来るのがこの本の醍醐味ですね。

イルコ 光の魔術師 Twitter Instagram
ブルガリア出身。2008年に留学生として来日し、神戸大学卒業後、関西学院大学のマーケティングMBAを取得。大学時代に趣味で始めたカメラ、オフカメラライティングで目に見えない不思議な世界を作ることにはまって、ポートレート撮影を始める。現在は神戸を拠点として、全国でポートレート、ファッション、ダンス、ブライダル撮影、セミナー講師をしている。また、YouTubeで撮影テクニックの動画を多数公開している。

eam Instagram
岩手県在住。東日本大震災をきっかけに本格的に写真を始める。デザイン学の研究の一環として現像ソフトを使用し、自らの写真をグラフィックアートに仕上げる作風。現在、大学院在学中で日本では数少ない芸術工学を専攻。修士課程修了後、博士課程へ進む。

大村祐里子 Twitter Instagram
1983年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒。有限会社ハーベストタイム所属。雑誌・書籍での執筆やアーティスト写真の撮影など、様々なジャンルで活動。

sugar Instagram
台湾生まれのクォーター。10歳より東京在住。2007年、オーロラの旅をきっかけに写真を始める。デジタル・フィルム・モバイルなどをその時の場面や場所によって使い分け、それぞれの持ち味を写真を通じて発信。物語を感じる写真、幻想的な写真、遊び心のある写真を好む。

高桑正義 Twitter Instagram
東京都下町生まれ。大学卒業後、印刷会社入社。アシスタントを経て、フリーフォトグラファーとして独立。現在はBeauty Fashion広告・雑誌を中心に活動している。

t.1972 Twitter Instagram Instagram
フィルムもデジタルもこよなく愛す写真人。或る日の情景や絶景ポートレート、スナップなどを主に撮影して自分の世界観を築き上げてく。インスタグラムのフォロワー総数は30万人以上。東京カメラ部10選2016。

HASEO Twitter Instagram
名古屋在住のフォトグラファー。APA(公益社団法人日本広告写真家協会)正会員。合成やCGを使わず、実写で作品を制作することをポリシーとしている。心の闇、人間社会の闇を切り取り、独自の世界観によるオリジナルストーリーを写真で表現。独自の理論で編み出した「どんな女性でも美しく撮る法則」は、日本の写真家やヘアメイクアーティストを始め多くの方から支持されている。

haru wagnus Twitter Instagram
アート・ファッション・トラベル・フォトグラファー。音楽家。Cartier、Van cleef&Arpels等のブランドフォト撮影やモデルや芸能人とも多くのコラボ撮影をしながら作品を作り上げている。ウォッチブランド、4 Silent Birdsのデザイナー・プロデューサー。

monocolors Twitter Instagram
独自の世界観を持つフォトグラファー「monocolors」として活躍中。東京カメラ部10選2016。

最高の表情を作り出す6つのメソッド

本書では、撮影技術だけでなく、撮影の下準備を6つのメソッドとして紹介しています。

  1. 写真を撮る前のイメージの作り方
  2. 撮影する前のロケハンの重要性と方法
  3. モデルのポーズやスタイリングについて
  4. 光の使い方
  5. 色の使い方
  6. モデルとのコミュニケーション術

どれも僕がやってこなかったことばかりで、ただなんとなく撮影するだけではダメだと実感させられました。

1. 写真を撮る前のイメージの作り方

写真を撮影する前のイメージ作りは自分の世界観に関わってくる部分です。

まだ自分なりの方向性が決まっていない僕としては難しい課題ですが、本書に書かれている「インスピレーションを得る方法」を実践して自分の世界観を作っていきたいと思います。

写真のイメージができれば、モデル探しや場所選びなどが明確になるのが良いですね。というより、「イメージ」ができなければ先へ進めないということも実感しました。

2. 撮影する前のロケハンの重要性と方法

主題となるモデルのポーズや服装、表情などはとても重要な要素ですが、背景も忘れてはならない重要な要素です。

背景は場所によって気をつけなければならない部分がたくさんあります。

  • 撮影時間の日の角度の違いによる光の当たり方
  • 撮影日の季節や天候
  • 撮影場所の画角でどれだけの背景が入るか

ロケハンの重要性を実感させられました。

また、撮影場所でのマナーについて書かれているのも良かったです。

自分の写真優先でルールを守らないで撮影した写真が問題になるのはよくありますからね。

3. モデルのポーズやスタイリングについて

写真の雰囲気は、ポーズ1つで変わりますしヘアメイクやファッションによっても変わります。

ファッション、ヘアメイクに関しては僕的にハードルがかなり高いなと思いましたw

ファッションやヘアメイクの知識が皆無なので、どういう服装や髪型にしてくれなどの指示は出しにくいなと…。

でも、良いポートレート写真を撮影するには重要な要素であることは間違いないので意識的に勉強していかねばと思いました。

4. 光の使い方

写真で最も意識しなければならないのが「光」です。

光の量や向き、角度、柔らかさや硬さなど、「光」の使い方で写真の表情はガラリと変わりますからね。

自然にある光を使うだけでなく、自分のイメージ通りの光を作り光を操れるようになる必要があります。

光の作り方のひとつにストロボを使う方法がありますが、ストロボ1つでも様々な使い方があり、それが2つ3つと増えていくと更に様々な光が作れます。

こんな使い方があるのか…。と、思わず感心してしまいました。

5. 色の使い方

写真内の色の配置・配色も重要です。

色を多用したり、あえて統一するなど、最初にしっかり決めておく必要があります。

背景や服装、小道具などで色の配色をすることができますが、カメラの設定やぼかし、ストロボにカラーフィルターを使うことで色作りは更に広がります。

色も使いこなすのが難しいですね…。

6. モデルとのコミュニケーション術

ポートレート写真で地味というか、かなり難しいのがモデルとのコミュニケーションだと思います。

カメラマンの性格、モデルの性格は様々ですし、ちゃんとコミュニケーションが取れていないとモデルの良い表情を引き出せないなど撮影に支障をきたしてしまうのですが、なかなかうまくいかないんですよね。

本書では、

  • モデルがおしゃべりな場合
  • モデルが口下手な場合
  • カメラマン自身が口下手な場合

というように、パターンごとの対策が紹介されています。

カメラマンが身につけるべきマナーなど、人との関わりが大切なポートレート写真で大事なことが書かれているのでしっかりと身に付けたいですよね。

カメラの撮影テクニック

カメラ以外の撮影機材を使わない撮影で、様々な工夫をこらした撮影手法が紹介されているのですが、この辺は自分のセンス次第でいろいろなテクニックを見つけることが出来るのではと思いました。

とは言っても、本書に出てくる手法は「そうやって撮るのか〜…」と、思わず唸ってしまうような撮影方法が満載なので、そう簡単にはいきそうにありませんが…。

花をうまく使ったり小道具を使ったりアングルを変えたりすることで、本当に素晴らしい写真が撮れています。

僕が同じ条件で撮影したら絶対に気づかない視点・角度なので、感心しっぱなしです。

カメラ機材を使った撮影テクニック

カメラ機材を使った撮影テクニックも紹介されています。

  • ストロボ
  • カラーフィルター
  • NDフィルター
  • アクリル板で作った自作フィルター
  • アンブレラ、ディフューザー
  • 薄い布

などなど、自分が知らなかったカメラ機材を知るキッカケにもなりました。

特にストロボの汎用性はすさまじいですね。

ストロボを制するものはポートレート写真を制す。

と言っても過言ではないほど様々な使い方ができ、写真の出来栄えを一気に押し上げてくれますからね。

そして、市販のカメラ機材ではなく「薄い布」などの身の回りにあるようなものを使った撮影方法も勉強になりました。

アイデア次第でいろんなものが撮影補助機材になり、表現の幅を広げてくれるんですね!

画像編集ソフトを使ったテクニック

PhotoshopやLightroomを使ったテクニックも少し紹介されています。

画像編集がメインの本ではないため写真の仕上げ程度の使用ですが、明るさやコントラストを理解するのに役立っています。

画像編集ソフトを使うと写真の質が更に上がるので、こちらの技術も身につけたいですね。

LightroomでのRAW現像にはこちらの本がオススメです。
カメラ撮影の奥深さを知る…!超絶写真術 レビュー
PhotoshopとLightroomについてはこちらの記事もどうぞ。
Photoshop単体よりLightroomセット(フォトセット)の方が安いのはなぜか

おわりに

ポートレート写真は時間と手間がかかるものだと実感することができました。

特に、6つのメソッドに関しては何一つできていない状態なので、ポートレート写真の奥深さと大変さを知ることができたのが良かったです。

そして、自分にこれができるか不安になり、ちょっとめげてきました…w

「ポーズ・光・色」が最高の表情を作り出す ポートレート写真術 (こんな写真が撮れるのか!シリーズ)は、人物撮影をしたい人の技術と創造性を高めてくれる良い本だと思います。

ポートレート写真を撮りたい人は是非一読を!

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