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ニッセイの個人年金保険険を窓口で解約する手順

※本ページはプロモーションが含まれています

個人年金保険解約手順

8年間続けていた個人年金保険を解約してきました。

30歳から毎月23,000円ほど積み立て、60歳になったら10年間毎年100万円もらえるタイプの個人年金保険です。

解約理由としては、830万ちょっと積み立ててもらえるのが1,000万円で、40年経って1.2倍にしかなっていないという、投資効率として悪すぎることです。

僕はNISAやIDeCo、通常の投資信託で資産運用していますが、5年前から積み立てはじめて既に元本の1.5倍まで増えています。

資産運用を勉強するに連れ、個人型年金保険は投資効率が悪いことを学び、そのことを投資信託の資産運用で実感しました。

個人年金保険を積み立てていても損するわけではありませんが、残り600万円積み立てねばならず、その資金を別で運用した方が増える可能性があります。(もちろん、減る可能性もありますが)

NISAやIDeCoである程度の生活防衛資金はできているので、自分で運用した方が投資効率が良いなと判断しました。

もちろん、減る可能性もありますが、そこは自分の選択したことですので自己責任として受け入れる覚悟です。(まぁ、極端なリスクを取る運用をするつもりはないので、ゼロやマイナスにならないようにはしますが。)

個人年金保険解約のデメリットは、僕の場合元本から20万円引かれた金額しか返ってこないということです。

元本割れしないためには、あと9年ちょっと支払い続けねばならず、追加で220万円ほど積み立てなければなりません。

そのことを考えると今のうちに損切りすることで、追加で200万円以上無駄に支払うよりも、返ってきた元本を本出に自分で運用したほうが納得できると判断(紙の契約書で簡単に20万儲けられる保険会社は儲かるな~…。)

親に言われるがまま、考えもなしに入ってしまったものなので、当時何も調べず考えず契約してい待った自分の「無知の税金」として、20万円は諦めることにしました。

というわけで、実際に解約してきたのですが、解約に関する情報がまったくなかったので、ニッセイの窓口でどんな感じで解約が進むか紹介します。

ニッセイの解約方法

ニッセイで解約する方法は3つあります。

  • コールセンターへ電話し、郵送で書類を受け取り記入して返送する方法
  • 営業担当に家に来てもらい手続き
  • ニッセイの窓口へ行く

コールセンターへ電話して書類を受け取り返送する場合は、書類が届くまでの日数と、書類を返送してニッセイが受理するまでの日数がかかるのがデメリットです。

解約日が、書類をニッセイが受理した日になるので、月末に手続きすると翌月分の保険料や積立金を支払う必要があります。

※ちなみに、支払いは解約日が属する月分までです。

営業担当に来て貰う場合は、即日解約できますが、営業担当が来るまでの日数分を考慮する必要があります。(こちらも月末は注意)

ニッセイの窓口へ行く方法は、営業日に行かなければならないという成約はありますが、行った日にちで解約できるので、最短で確実に解約できます。(契約時に受取口座としていた口座を変更する場合は、解約日が翌日になる場合があるようです。)

ニッセイの窓口はこちらで調べられます。
保険相談窓口(ライフプラザ)一覧 | 日本生命保険相互会社

僕はニッセイの窓口の近くによる予定があったので、ついでに解約してきました。

事前に持っていくもの

解約時に必要なものは、免許証などの個人確認書類だけです。

契約番号が分かる書類も持っていくと、手続きがスムーズになるので、あるなら持っていった方が良いです。

また、今まで積み立てた額と返金予想金額も調べておくと、返金額確認の時に額が間違っていないか確認できるので調べておいた方が良いです。

減額分は、契約資料に年齢ごとの積立金額と解約時の返金金額が書かれているので、現在の年齢の返金率をみて、積立金額にかければ大体の金額がわかります。

解約にかかる時間

解約手続きにかかった時間は25分でした。

予約なしで、待ち時間無しで手続きしてこの時間だったので、30分前後見ておいたほうが良いと思います。

実際の流れ

営業窓口へはいると、受付に人が出てきたので「個人年金保険の解約をしに来た」ことを告げる。

他に客がいなかったので、そのままイスに座りそこで解約手続き開始。

コロナ対策で、透明なアクリル板で仕切られているのは良いが、マスクとアクリル板で声が聞きづらいのが難点。

担当してくれた人は丁寧に対応してくれたので、ムーズに手続きできた。

保険解約の引き止めは法律違反ということもあり、あからさまな引き止めなどはなく、坦々と手続きは進む。

まずは個人確認書類の確認。

免許証を渡し、名前と住所の確認と、免許証番号を控えられ返却される。

解約する保険に関する資料を持っているか尋ねられたので、契約時にもらった書類を渡し、契約番号を控えられる。

次に解約理由を聞かれたので、「他の運用の方が効率が良いので、資金をそちらに回すため」と説明。

解約理由については、いろいろ聞かれるかと思ったが、特にツッコまれることなく、そのまま担当者の手元の資料に記入するだけで終了。

そこから、契約したときの営業担当との関係を聞かれた。

年に1回家に訪問して話を聞いていたか、電話で話をしていたか、解約のことは営業担当者に伝えてあるかなど。

ひとつ気になったのが、「解約することで、営業担当が減給になるかもしれないが大丈夫か」という質問。

この一言に生命保険会社の闇を見た。

営業担当が減給になるのは会社の下衆な仕組みのせいなだけでこちらは関係ないし、営業と客を密接にすることで人情的に解約しづらいようにする卑劣な仕組みは本当に酷い。

営業担当者とはそれほど親しくありませんが「減給になるかもしれない」と言われて「営業担当がかわいそうかな」と反射的に感じてしまいましたからね。

知人が営業担当なら、人間関係がチラついて解約できない人いるだろうなと思った。

こういう人の感情を巧みに使って大金を動かす商売は、正直気持ち悪い。

生命保険会社とは二度と関わらないことを誓った。

営業担当減給の件は、「大丈夫です」と伝えて手続き続行。

担当者は、一旦席を離れ、3分ほどして確認書類を持ってきた。

契約内容が書かれた用紙には、今月まで積み立てた額の合計と、途中解約の減額分を引いた返金分の金額が書かれていて内容確認。

ただし、今まで積み立てた額は、今月分を支払った場合の金額になっており、当日はまだ今月分をまだ支払っていないため、今月分の引き落としはなしで、その分返金分の金額から引かれているとのこと。

内容も、事前に調べた金額と相違なかったので、「わかりました」と伝える。

ついでに、受取口座を契約時に指定した口座と別の口座にしたいということを伝える。

口座変更はできるが、口座変更手続きが増えるので、手続き次第では解約日が明日になるかもしれないのと、入金日が少し遅くなるかもしれないとのこと。

解約日が翌日になっても月をまたがないので問題なく、入金日も1週間前後ということなので、こちらも急いでいないので問題なし。

返金金額の確認が取れると、担当者は再び席を外し、その際に解約時の注意事項が書かれた紙をおいていき、それを読んでいてくれとのこと。

書かれている内容は、

  • 解約により万が一の場合は大切な保障がなくなります。また解約された契約をもとに戻すことはできません。
  • 解約の際に払い戻しできる金額は、多くの場合お払込保険料の合計額よりも少ない金額となります。特に、ご契約ご経過年数が短い場合は、解約払い戻り金はまったくないか、あってもごく少額です。なお、解約払い戻り金がない保険もご注意ください。
  • 将来、年齢が高くなってからご加入されますと、保険料が通常割高となります。また、健康上の理由で、新たな新保険に加入できない場合もあります。
  • ご請求いただいていない保険金・給付金がないか、今一度お確かめください。
  • 保証期間と保険料の払込の案内
  • 手続きの流れ

など。

しばらくすると担当者が戻ってきて、解約書類の記入と口座変更書類の記入。

解約書類は日付と名前を記入(ハンコ等は必要なし)

口座変更書類は、住所氏名電話番号、口座情報などを記入。(普段字を書かないからちょっと面倒)

全てにカタカナでフリガナを書く必要があったのも面倒。

記入終了後、記入箇所を担当が確認し、問題なければ解約手続き終了。

解約手続きは終了だが、今回の返金額が100万円を超えているので、後日マイナンバーをニッセイに送る必要があるとのこと。

保険会社は、100万円を超える支払いをする場合、支払い対象者のマイナンバーを税務署に提出する法律があるため。

こちらとしては、これをやっておけば、税務調査が入って口座を確認された時に保険返金分はツッコまれないし、ツッコまれても「保険金の戻りです」と証明できるようになる。

期限は特にないとのことなので、時間がある時に送ってくれとのこと。

説明が書かれた紙と、返信用の封筒を渡され一連の処理終了。

そのまま帰りました。

おわりに

解約の際は、引き止められたり手続きが面倒だったりするかと思いましたが、一連の流れはスムーズに進み、思ったよりあっさり解約できたなという感じです。

営業担当周りの質問はモヤッとしましたが、意思がハッキリしていればサラッと答えるだけで終わったので、手続きに支障はありませんでした。

資産運用は、人に言われるがままやるのではなく、自分で考えて自分で判断して行わなければなりませんね。

今回の件で20万円の損が確定したのですが、積み立てる予定に縛られていた運用資金の解放と一部元本の残りを自分なりに運用していきたいと思います。

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