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【詳細】所得税の青色申告承認申請書の書き方

※本ページはプロモーションが含まれています

青色申告の書き方
個人事業主になったら節税のために税務署に提出しておきたい「所得税の青色申告承認申請書」。

開業時に「個人事業の開業・廃業等届出書」(【詳細】個人事業の開業・廃業等届出書の書き方)と併せて提出すると税務署へ行く手間が1度で良いのでオススメです。

一見ムズかしそうですが、書いてみたら意外に簡単なので書いてみましょう。

僕の提出経験を元に書き方を紹介します。

青色申告をする際にクラウド会計ソフト使うと簡単に行うことができます。会計ソフト大手2社を比較してみましたのでご参考に。
freeeとMFクラウド確定申告を比較!良いとこと悪いとこをまとめてみた!

提出先

事業を行う所轄の税務署へ提出。
所轄の税務署は「国税局・税務署を調べる|国税庁概要・採用|国税庁」で調べることが出来るので、自分が事業を行う市町村がどの税務署の所轄か確認する。

開庁時間は月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時まで。その間に提出する。
場所によっては時間が違う可能性があるので、「国税局・税務署を調べる|国税庁概要・採用|国税庁」で所轄の税務署をクリックすると詳細が表示されるので確認をする。

提出期限

「個人事業の開業・廃業等届出書」の「開業・廃業等日」で記入した日付が開業日になる。

新規に開業する場合

・開業日が1月1日〜15日までの場合は3月15日まで
・開業日が1月16日以降なら開業日から2ヶ月以内
確定申告は1月1日〜12月31日までの期間内の申告になるので1月1日が境目になる。
1つ目の期間は1月1日〜15日までに開業すると通常2ヶ月の期限が数日だけ伸びるということ。
基本開業日から2ヶ月と考えて良い。

白色申告から青色申告へ変える場合

既に開業し、白色申告で確定申告をしていた場合、青色申告を始めたい年の3月15日までに提出。

上記提出期限内に提出しないとその年は白色申告になってしまうので注意。
また、上記の提出期限が土・日曜日・祝日等に当たる場合は、これらの日の翌日が期限となる。

入手方法

住んでいる近くの税務署で貰えるが、国税庁のホームページからダウンロードできるので、下記リンクよりダウンロードして印刷。

所得税の青色申告承認申請書

2ページ目は書き方の簡単な説明書が付いているので、印刷の際に必要なければ印刷しないように注意。

書き方

所得税の青色申告承認申請書

_____税務署長

事業を行う所轄(個人事業の開業・廃業等届出書の提出先)の税務署を記入。

__年__月__日提出

この書類を提出する日付を記入。
僕の場合は一応「平成26年4月1日」と平成まで入れた。ただ、スペースが殆ど無いので「平成」は入れなくて良いかも。

先に記入してしまうとその日に提出できなかったら書き直しになってしまうため、空欄のまま持って行き提出する際に記入するのもあり。

納税地

納税する住所を「住所地・居所地・事業所等」の中から該当するものに○をし、住所・電話番号を記入。
住所地は住民票のある住所、居所地は住民票は無くただ住んでいる住所。
僕の場合は住民票のある実家で事業を行うので「住所地」に○をした。

税務署の所轄地域は決まっているため都道府県は記入する必要は無いようだ。僕の場合は市から書き始めて問題なかった。

上記以外の住所地・事業所等

納税地以外に住所地・事業所等など、支店がある場合は記入。僕の場合は無いので記入無し。

氏名

自分の氏名を記入。フリガナもカタカナで記入し印鑑を押す。(認印でOK)

生年月日

自分の生年月日を記入。

職業

「個人事業の開業・廃業等届出書」で記入した職業を記入。

屋号

「個人事業の開業・廃業等届出書」で記入した屋号を記入。「個人事業の開業・廃業等届出書」で空欄なら空欄で構わない。

平成__年分以後の所得税の申告は…

青色申告をしたい年度を入力。
僕の場合は「平成26年4月1日」に提出したので「26年度」と記入。

1 事業所又は所得の基因となる資産の名称及びその所在地

事業所の住所を記入。
僕の場合は名称は無いので「名称」欄は空欄。「所在地」は住所なので住所地を記入。

2 所得の種類

自分の事業の所得に当たるものを○で囲む。
「不動産所得」や「山林所得」に該当しない場合は「事業所得」を○で囲む。複数の場合は複数囲む。

僕の場合は「事業所得」に○。

3 いままでに青色申告承認の取消しを受けたこと又は取りやめをしたことの有無

青色申告承認の取り消しや取りやめがある場合は「有」に丸をし、その日付を記入。
ない場合は「無」に○。

僕の場合は「無」に○。

4 本年1月16日以後新たに業務を開始した場合、その開始した年月日

「個人事業の開業・廃業等届出書」の「開業・廃業等日」で記入した日付を記入。

僕の場合は「26年3月1日」にしたのでその日を記入。

5 相続による事業承継の有無

事業承継の場合「有」に○をし、相続開始年月日と被相続人の氏名を記入。
そうでない場合は「無」に○。

僕は「無」に○。

6 その他参考事項

簿記方式

青色申告をする際の簿記の方法を○で囲む。

僕の場合は「複式簿記」に○。

備付帳簿名

青色申告時に備付ける帳簿に○をする。
これは、この欄に○をした帳簿を必ず提出しなければいけないわけではなく、参考程度なので分かる範囲で記入すれば良い。

「総勘定元帳」と「仕訳帳」は必須なのでこの2つは○で囲む。

僕の場合は「総勘定元帳」と「仕訳帳」に○をしただけで大丈夫でした。

以上が所得税の青色申告承認申請書の書き方です!

会計ソフトは今すぐ導入しよう

開業届を出す前でも、すぐに登録しておいた方が良いのがクラウド会計ソフト。

クレジットカード情報や銀行口座の取引から簡単に仕分けができるクラウド会計ソフトがオススメです。

会計ソフトは確定申告前でいいや。と思っていると痛い目を見ますよ。

というのも、銀行によっては半年前までの取引情報しか発行していない場合があり、確定申告時期の12月や1月に会計ソフトを契約したら1〜6月のデータが連係できなかった…

というケースがあるからです。(実は僕のことですが…)

こうなると、1〜6月のデータはメールでの取引履歴などから該当項目を探し出し、手入力で仕分けをしなければなりません。

これ、とんでもなくめんどくさいですからね…。

自動仕分けしてくれるサービスを契約したのに手入力しなければならないというのはとても屈辱的です。

会計ソフトの使い方の勉強や仕分けの仕方は後からでもできますが、今のうちに登録してクレジットカード、銀行口座の連携をしておくことを強くオススメします。

そうすれば取引は会計ソフトに入力されるので、僕みたいに確定申告前に手入力する…という事態は避けられます。

オススメの会計ソフトは、僕も使っている「MFクラウド確定申告」です。

会計処理に準拠した入力方式を採用しているので、イレギュラーな仕分けに対応できるので、汎用性があります。

freeeも使ってみたのですが、「簡単仕分け」と宣伝していますが、簡単にするためにイレギュラーな仕分けに対応できません。

まだどんな仕分けをするか分からないでしょうから、「MFクラウド確定申告」で登録しておくのが後々楽になりますよ。

おわりに

簿記の知識がないと「その他参考事項」は書きにくいかもしれませんが、事業を行う上で簿記の知識は必要なので是非身につけたいですね。

事業がどれだけ儲かっているかがわかるので、簿記を勉強し、実際の事業で使ってみるととても面白いですよ!

青色申告をする際にクラウド会計ソフト比較にどうぞ。
freeeとMFクラウド確定申告を比較!良いとこと悪いとこをまとめてみた!

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