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OCO注文とは?レートの上下に柔軟に対応できる注文方法

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OCO注文とは

OCO注文は、売り注文と買い注文を同時に出し、どちらかの注文が約定した場合はもう片方の注文はキャンセルされる取引です。

為替レートが上がっても下がっても対応できる便利な取引となっています。

この記事では、OCO注文について詳しく紹介します。

OCO注文

OCO注文は「One Cancel Other」の頭文字を取った注文で、指値注文を売りと買い同時に行うようなものです。

指値注文、逆指値注文とは
指値注文は、値段を指定して注文し、指定した値段になったら注文が約定する取引です。指値注文と逆指値注文とは?

「今の価格より高くなった場合、利益を確定させるために売りたい」

でも、

「価格が下がったら売ってしまいたい」

というような状況に使えます。

具体例を見ていきましょう

リスクを抑えつつさらなる利益を狙う

1ドル100円のときに買い、現在1ドル105円。ここで利益を確定させるかもう少し待ってさらなる上昇を狙うか。という状況だとします。

OCO注文で、

「1ドル108円、または1ドル103円になったら売る」

という注文を出した場合、1ドル108円まで上がれば利益は8円となり、1ドル105円で売ったときより3円多く利益を得られます。

1ドル103円まで下がってしまった場合でも、3円の利益を出すことができます。

このように、リスクを回避しつつ、さらなる利益を狙うときにOCO注文は便利です。

OCO注文は、新規注文、決済注文どちらでも注文を出すことができるので、汎用性の高い注文方法となっています。

新規注文・決済注文とは
外国の通貨が上がるか下がるか予測し、最初に行うのが新規注文。その後、価格が変動し、損益を決定させるために行う注文が決済注文です。FXの取引は、このふたつの注文が1セットになって成り立ち、これを繰り返すことで利益を出します。

OCO注文手順

実際に上記取引の手順を僕が使っている外為ジャパンの取引画面で紹介します。

取引画面で注文をこのように設定しました。
OCO注文画面

注文タイプ
OCO注文をしたいので「OCO」を選択
数量(Lot)
取引したいロット数を入力

OCO1

売買
売りか買いの選択
執行条件
指値注文か逆指値注文か選ぶ。値上がりで売るので指値を選択。
指値注文、逆指値注文とは
指値注文は、値段を指定して注文し、指定した値段になったら注文が約定する取引です。指値注文と逆指値注文とは?
注文レート
注文したい金額を入力

OCO2

売買
売りか買いの選択
執行条件
指値注文か逆指値注文か選ぶ。値下がりで売るので逆指値を選択。
注文レート
注文したい金額を入力
有効期限
注文が有効な期間を設定。ここで指定した期間内に注文が約定しなかった場合、注文はキャンセルされる。

入力が完了したら「発注する」をクリック。

確認画面が表示されるので、問題がなければ「注文する」をクリックして注文完了です。
注文確認画面

おわりに

OCO注文は、値が上がったときにも下がったときにも対応できる注文方法です。

大きな損を防ぐためにも、相場が自分の予想と逆を行った場合の対策でOCO注文は有効になります。

使い所を見極めて使いこなしたい注文方法です。

続きの記事 → テクニカル分析とは?相場の状況を知り今後のトレードの方向性を考える

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