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成行注文とストリーミング注文とは?ふたつの違いも紹介

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ストリーミング注文成行注文とは

成行注文は現在の為替レート付近で注文する取引です。

為替レートは常に変わっているため、注文価格と約定価格の違いが出てきます。

注文価格と約定価格の差において、自分が設定した以上の差があった場合取引を約定しないのがストリーミングです。

この記事では、成行注文とストリーミング注文について詳細に紹介します。

成行注文

成行注文は、FXの代表的な取引方法で、常に変わっている為替レート見ながら、現在の価格で注文を出す方法です。その場の成行に任せて注文するということですね。

成行注文は、新規注文でも決済注文でも行えます。

新規注文・決済注文とは
外国の通貨が上がるか下がるか予測し、最初に行うのが新規注文。その後、価格が変動し、損益を決定させるために行う注文が決済注文です。FXの取引は、このふたつの注文が1セットになって成り立ち、これを繰り返すことで利益を出します。

成行注文のメリット

成行注文のメリットは、注文してすぐに約定するということです。

通信速度やサーバの処理速度による多少の遅れはありますが、注文してすぐに約定するので、大きな事件などのニュースがあって激しい価格変動が起こったとき、一刻も早く約定したい場合に有効です。

成行注文のデメリット

デメリットは、注文を出すためにクリックした価格と実際に約定した価格に差が出る可能性があることです。

通信速度やサーバの処理速度による多少の遅れにより、自分が注文を出した瞬間の価格とFX会社のサーバで処理される価格が変わってしまうことがあるのです。

これをスリッページといいます。

スリッページとは?
ネット接続のわずかな遅延により、クリック時の売買価格と約定時の価格がズレること。Fスリッページとは?

価格差が起きてしまうのはシステム上どうしようもないのですが、値動きが激しいときに取引しないなどの回避方法が挙げられます。

ストリーミング

基本的にストリーミングは成行注文と同じ注文方法です。

ストリーミングは、成行注文の注文方法に加え、指定した値よりもスリッページが大きい場合は約定しない機能がついています。

例えば、スリッページを3pips(3銭)で設定した場合、100.00円で買いのクリックをし、100.04円で約定してしまいそうな場合、4pipsスリッページがあるので自動的に取引はなかったことになります。

また、僕たちに有利な場合は自動取り消しは行われないFX会社がほとんどです。

先程の例で、100.00円で買ったつもりが99.96円になったのなら、想定より安く買えるので僕ら的にはうれしいですよね。

このような場合は自動取り消しは行われず、そのまま僕たちに有利な価格で約定します。

注意が必要なのが、価格変動が激しく、損切りなどすぐに約定しなければならないときです。

価格が自分の予想と逆を行き、損を広げたくないので決済注文をしたいとき、ストリーミング注文でスリッページ幅を設定していると決済注文が約定できず損が大きくなる。ということが起こりえます。

この場合は、成行注文で決済することで回避することができます。

設定方法はFX業者によって変わりますが、成行注文を選んで注文する会社やスリッページをオフにして成行注文にするという会社があるので、自分の注文画面がどのようになっているかしっかり把握しておきましょう。

おわりに

成行注文はFXの基本的な注文方法です。

特徴と性質をしっかり理解していないと、知識不足による取引損が出てしまうので注意してください。

効率良く学ぶには、実際に取引をはじめてみるのが一番なので、とりあえずはじめてみるというのもおすすめですよ〜。

続きの記事 → 指値注文と逆指値注文とは?

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