FXにおける「スリッページ」とは?
※本ページはプロモーションが含まれていますスリッページとは、購入を決定してクリックしたときの価格と約定した時の価格の差のことです。
この記事では、スリッページについて詳しく紹介します。
スリッページ
110.00円のときにクリックして買い注文を出したのに、実際の購入価格が110.05円になってしまった。
このように、自分が買ったつもりの金額より少しずれた価格で取引されてしまうのがスリッページです。
買い注文だけでなく、売り注文をした時にも起こります。
自分の思った価格とズレているので、思いもよらず損したり得したりします。
スリッページはなぜ起こるのか
FXは、インターネットを使ってFX会社のサーバとやりとりして取引しています。
インターネット接続なので、FX会社へ注文が伝わるのには、ほんの少しだけ時間がかかってしまいます。
FXは1秒よりも短い時間で変動しているので、通信中に価格が変動してしまうことがあるのです。
変動がそれほど大きくないときならスリッページの幅は少ないですが、大きく変動しているときはスリッページの幅も大きくなってしまうこともあります。
スリッページによる損を防ぐ
スリッページをなるべく防ぐために、スリッページ幅を設定できるFX会社もあります。
スリッページ幅を設定することで、自分がクリックしたときの値段と約定する値段に設定した以上の幅があったら、その注文をなかったこにすることができるのです。
例えば、スリッページ幅を3pips(3銭)と設定した場合、100.00円で買いのクリックをし、100.04円で約定してしまいそうな場合、4pipsスリッページがあるので自動的に取引はなかったことになります。
また、この自動取り消しは、僕たちに不利な場合のみ実行されるFX会社がほとんどです。
先程の例で、100.00円で買いのクリックをし、約定価格が99.96円になった場合、取引の取り消しはされません。
僕らが得になる場合は、スリッページ幅を超えた差が発生してもそのまま約定されるのです。
売り注文の場合は、110.00円が109.96円以下になった場合は取り消され、110.04円以上になったら約定されます。
スリッページ幅を設定することで、
「買ったつもりの値段より遥かに高く買ってしまった!」
ということが起こりにくくなるので、FXの取引を始めたらすぐにスリッページ幅を設定するのがおすすめです。
おわりに
以上スリッページについての紹介でした。
スリッページは思わぬ損に繋がる可能性があるので、しっかり理解してスリッページを考慮した上でFXトレードを行ってください。
続きの記事 → FXにおけるスプレッドとは?原則固定や手数料無料の罠