FXで使われる「銭」とは?
※本ページはプロモーションが含まれています「銭(せん)」は日本のお金の単位で、「円」より小さな位(くらい)です。
1,000gが1kgと表記されるように、銭は100銭で1円になります。
この記事では、「銭」について、専門用語をなるべく使わずわかりやすく解説します。
銭の歴史
1871年(明治3 – 4年)新貨条例で「円」「銭」「厘」が通貨として導入されました。
しかし、1953年(昭和28年)に「小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律」(いわゆる小額通貨整理法)という法律により、「銭」「厘」の発行が停止され、「円」に統一されました。
実物のお金として存在しなくなりましたが、1円未満の数字を使って計算したいときなどには使われています。
例えば、利息やFXのレートを表記する場合などです。
単位としての銭
銭の下には厘(りん)という単位があります。
1円は100銭ですが、1銭は10厘です。
銭が1円の1/100なので、銭の下である厘も1/100かと思いきや1/10なんですよ。
ただ、厘について紹介しましたが、表記上厘はほとんど使われることはありません。
FXでは「0.3銭」というように、小数点を使って銭の下の価格を表現しています。
「0.3銭」というのは「3厘」ということですが、「スプレッド3厘!」というような表記はされていませんよね。
これは法律とか決まり事があるわけでは無く、「銭」という単位だけでもあまり認知されていないのに「厘」という単位を更に使うと分かりにくくなってしまうからです。
なので、どの業者も多くのお客さんが理解しやすいように「0.3銭」という比較的わかりやすい単位を使っているんですね。
おわりに
「銭」は現金として存在しないので馴染みが薄いですが、金融関係ではよく使われる単位なので、資産運用をする人は知っておいた方が良いでしょう。
続きの記事 → FXにおけるレバレッジとは?