財布を拾って警察に届け出る際の流れと実際の手続き
※本ページはプロモーションが含まれています夜中に散歩をしている時に財布を拾いました。
二つ折りの財布で、開けてみると免許証やキャッシュカードなどカード類も複数あり、お札も入っていたので、
「これは失くして困っているやつだ」と思い、同時に
「警察に届け出て色々聞かれたり落とし主とやり取りするのめんどくさい」
という思いも強く、見なかったことにしてそのまま道に置いていこうかと思いましたが、時間も遅いし人通りの少ない場所だったので、他の人が見つけるのに時間がかかるだろうし、落とし主も早く安心したいだろうなと思い、仕方無しに警察へ届けてきました。
警察へ届け出る際、どんな感じで手続が進むのか不安だったので、僕が届け出た際の流れを紹介します。
財布を警察に届け出る手順
財布を拾ったのが22時過ぎでしたが、警察署は24時間開いているので、そのまま警察署へ。
警察署へ入ると、夜中なので静かな感じで、僕が入ってきたことに気づいた一人の警官が近寄ってきて「どうされましたか?」と声をかけてくれた。
「散歩してたら財布を拾ったので届けに来ました」
と、伝えると、
「ありがとうございます。そのままちょっと待ってもらえますか?」
と言われたので、
「手続きとかめんどくさいし早く帰りたいんで、このまま帰っていいですか?」
と尋ねると、
「お金が絡んだことですので、詳しく話を聞かせてもらないと…」
と、申し訳無さそうに言われ、
「ですよね~」
ということで、待合席のソファーで待つことに。
身元確認
2分ぐらいすると、別の警官がやってきて隣に座り、
- 名前
- 住所
- 電話番号
- 拾った場所
- 拾った時間
を聞かれたので口頭で答える。
身分証の提示とかは求められませんでした。
散歩してたので財布を持っていないから身分証明書は持っていなかったため、提示を求められたら面倒だなと思っていましたが、必要なくてよかった。
次に、財布を拾った時の落とし主からの数%の謝礼の件をどうするかと聞かれたが、お金は要らないし、これ以上のやり取りは面倒なので「要らないです」と答える。
最後に、落とし主がお礼の電話をしたいと言ってきたとき、さっき聞いた電話番号や名前を相手に教えてよいか聞かれたので、それも面倒くさいので「それもなしで…」と伝える。
「わかりました。では、権利放棄と相手側に情報の開示はしない方向で書類を作るので、しばらく待っていてください。」
と伝えられ、そのまま座って待つ。
担当してくれた警察官の人は、とても感じが良い人で話しやすかったです。
拾得物の確認とサインと書類の受け取り
10分ちょっと待つと、先程の警官が書類と一緒に、道具箱に財布の中身を広げて持ってきて中身の確認を一緒にする。
小学校の頃に使っていた道具箱を久しぶりに見たので、財布の中身より道具箱の懐かしさに意識が行ってしまいましたw
道具箱の中には、財布の中に入っていた現金や様々なカードがひと目で分かるように並べられていて、なぜかこち亀195巻の「並べ師」の話を思い出してしまって心の中で笑った。
中身の確認は主に現金で、1万円札が何枚、5千円札が何枚、100円が何枚、5円が何枚、1円が何枚。と、お札や硬貨ごとに丁寧に数えているのが印象的だった。
書類の金額を確認し、先程伝えた「拾得物の所有権の放棄」と、「自分の情報を相手に開示しない」という項目にチェックが入っているのを確認し、サインを求められたので書類にサインをする。
その後、今回の件が書かれた書類が入った封筒を渡され、
- 書類には個人情報が書かれているので取り扱いには注意を
- 1週間経って何も連絡がなかったら破棄して大丈夫
ということを伝えられ、
「ありがとうございます。ご苦労さまでした。」
と笑顔で労ってもらい、警察署を出て帰宅。
届け出にかかった時間は20分ぐらいでした。思ったより時間がかかった。
書類に書かれている内容
もらった「拾得物件預り書」には、
- 受理日時と拾得日時・場所
- 拾得者住所・指名
- 現金(お札と硬貨、それぞれが何枚かなど)
- 物品(クレジットカードや免許証など重要な物の一覧)
- 提出された物件に関する所有権について
- 遺失者に対して自分の情報を開示するか否か、あるいは後で決めるか
などが書かれていました。
「個人情報が書かれている」と言われたので、免許証に書かれている落とし主の個人情報が書かれているのかと思いましたが、それは書かれておらず、自分の個人情報が書かれているだけでした。
おわりに
三十数年生きてきて、初めて財布を拾い初めて警察に届け出てきました。
余計なやることが増えるのは面倒くさかったですし、警察署に入るのもなんとなく嫌だったので気が引けましたが、どんな感じで手続が進むのか知れたのは良かったです。
ちゃんと落とし主のところへ戻るといいな。