ハチ、ヘビ、クモなどの毒虫に刺された時に毒を吸引する応急処置グッズをレビュー
※本ページはプロモーションが含まれています登山やバーベーキューなど、自然の中で過ごすときに気をつけないといけないのが毒を持った虫です。
なかには命に関わる猛毒を持った虫もいます。もし刺されたりしたら一大事。
すぐに病院に行く必要があるのですが、自然の中にいるということは病院から遠くにいるということなので、応急処置をするかしないかでその後の明暗が分かれてしまいます。
そこで、登山用に「インセクト ポイズンリムーバー」を購入したので使い方と合わせてレビューします。
インセクトポイズンリムーバーとは
インセクトポイズンリムーバーとは、毒虫に刺された時に片手で傷口から毒を吸引することができる応急処置用の道具。
単純な構造だが、大まかな毒を吸い出すのに十分な吸引力を発揮する。
刺されていない肌で吸引してみると、かなりの力で吸われるので肌が赤くなる。
もちろんこれだけで完全に毒を吸い出すことはできないので、応急処置後(あるいは処置しながら)病院に行く必要がある。
とても軽いのでいい加減な作りのように思えるが、振ってもカタカタ音がすること無く、しっかりとした作りになっているのに驚いた。
使い方
マウスピース部分は取り外すことができる。
引っ張ると外せる。
裏側はこのようにとんがっていて、本体に突き刺す。
マウスピースを逆側につけることで吸引面積を小さくすることができる。
外したマウスピースは洗うことができるが、本体は洗うことが出来ない。水濡れによる劣化や亀裂が入ることにより吸引力が落ちるから。
毒虫に刺された時の対処法
毒虫に刺された時のポイズンリムーバーを使った対処法を順を追って紹介。
1、刺された直後
刺されたり噛まれた後は、毒の廻りが早くなるので暴れず騒ぎ立てない。刺されたらなるべく早く、遅くても2分以内にポイズンリムーバーを使用するのが効果的。15分後では効果が少なく、30分後では効果が殆ど無い。
2、血液の循環を遅らせる
体内への毒の拡散を遅らせるために、傷口から心臓に向かって5〜10cmのところで、タオルなどで指が1本入るぐらいにしっかり締める。血液の循環を止めないように10〜15分毎に90秒ずつタオルを緩める。
3、傷口の確認
やってはいけないのがナイフなどで傷口を広げること。傷口付近に体毛がある場合は吸引力を高めるために安全なカミソリなどで毛をそってから吸引する。
4、マウスピースの選定
患部の場所によってマウスピースの大きさを選ぶ。指先など、大きい面で被せることが出来ない場合はどは小さい面を使用する。
5、毒液の吸引・抽出
マウスピースを傷口に当て、ビストンレバーを引き上げ約60〜90秒(ハチや毒ヘビは3分)そのままにする。
時間が経ったらピストンレバーを押し下げ最初の位置に戻す。
浮き出てきた毒液が飛び散らないよう、ポイズンリムーバーをゆっくりと外し、毒液を石けんや水で洗い落とす。
この吸引を数回繰り返しなるべく毒液を抽出する。
6、傷口の処置
抽出が終わったら傷口を消毒したりばんそうこうを貼る。
ポイズンリムーバーの後処理
マウスピースを取り外し、洗浄・消毒を行いキレイに拭き取る。その際に毒液や血液に触れないよう注意する。
本体内まで毒液や血液が入ってしまった場合は、洗うことが出来ず衛生面で問題があるので本体ごと廃棄する。
おわりに
ポイズンリムーバーを使う事態になりたくないですが、持っているだけでも安心感があるので必ず1つは持って行きたいですね。