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SONYのαシリーズのS-Logとは?設定方法や意味について紹介

Α7S Ⅱを購入した理由

ソニーのαシリーズで動画について調べていると、「S-Logで撮影すると良い」的な話が出てくるのですが、S-Logとは何なのか、S-Logで撮影するには設定はどうすれば良いのか、どこで設定できるのかさっぱりでした。

いろいろ調べた結果、自分なりに理解したことをまとめたいと思います。

S-Logとは

S-Logとは、白飛びや黒つぶれをしないようにするための設定で、S-Logを使うと映像を撮影した後の加工しやすくなる。

設定画面には「S-Log」という言葉は出てこなく、

MENU→撮影設定→ピクチャープロファイル

内にある、PP7が「S-Log2」、PP8、9が「S-Log3」になる。

ここからは更に詳しく紹介します。

ピクチャープロファイルとは

ピクチャープロファイルとは、映像の特徴を決めるパラメーターを調整、変更するメニューです。

調整項目は多数ありますが、項目を分類すると、以下の4種類に分けられます。

  • 基本的な階調や発色を選択する項目
  • 階調(明暗のトーン)を調整する項目
  • 発色を調整する項目
  • 輪郭を調整する項目

MENU→撮影設定→ピクチャープロファイル

で設定できます。

個別に好みの設定をできますが、最初から用意されている設定(プリセット)があるので、それをそのまま使うのが一般的です。

プリセットはPP1〜PP9まであり、使用している機種によってPP7までしかないものもあります。PP8、9を使えるのはα7S Ⅱぐらい?
PP1[Movie]ガンマを用いた設定例
(ピクチャープロファイルを使用しないときの標準の動画の設定)
PP2[Still]ガンマを用いた設定例
(ピクチャープロファイルを使用しないときの標準の静止画の設定)
PP3[ITU709]ガンマを用いた、自然な色合いの設定例
PP4ITU709規格に忠実な色合いの設定例
PP5[Cine1]ガンマを用いた設定例
PP6[Cine2]ガンマを用いた設定例
PP7[S-Log2]ガンマで撮影するときの推奨設定。
[S-Log2]ガンマと[S-Gamut]カラーモードの組み合わせ。
PP8[S-Log3]ガンマと[S-Gamut3.Cine]で撮影するときの推奨設定。
[S-Log3]ガンマと[S-Gamut3.Cine]カラーモードの組み合わせ。
PP9[S-Log3]ガンマと[S-Gamut3]で撮影するときの推奨設定。
[S-Log3]ガンマと[S-Gamut3]カラーモードの組み合わせ。

S-Log2で撮影するにはPP7を選択。S-Log3で撮影するにはPP8かPP9を選択する。

ピクチャープロファイルを使う意味は?

ピクチャープロファイルは撮影時に映像を調整します。

しかし、専用ソフトを使って撮影後に映像を調整することもできるので、撮影時に調整する必要はないと思いますよね。

カメラは映像をSDカードに保存するときに、映像を圧縮して保存します。

圧縮した映像は元の映像より多少劣化しているので、その映像を編集すると更に劣化することになります。

撮影時に映像を調整することで、劣化していない映像を調整し、その映像を圧縮してSDカードに保存することで、撮影後の編集をする必要が無く(あるいは少ない編集ですむ)映像の劣化を防ぐことができます。

また、元の映像で調整して階調をしっかり残せば、白飛びや黒つぶれなどを防ぐことができ、後で編集することができます。

白飛びや黒つぶれしてしまった映像を後で編集しようとしても無理ですからね。

撮影直後に調整することで、劣化や白飛びや黒つぶれを防ぐことができ、後から思い通りの編集をするためにピクチャープロファイルは必要なのです。

逆に言うとピクチャープロファイルで撮影した映像は後で編集する必要があるので、手間をかけたくない場合は使わない方が良いです。

クリエイティブスタイル

ピクチャープロファイルに似た機能に「クリエイティブスタイル」があります。

どちらも動画と静止画両方に使うことができますが、ピクチャープロファイルは動画用、クリエイティブスタイルは画像用に用意された機能です。

ピクチャープロファイルの詳細はSONYのヘルプで。
クリエイターズヘルプガイド | ピクチャープロファイルとは

ガンマカーブとは

映像を明るくしたり暗くしたりすることで、雰囲気を変えることができる設定。

専門的な説明はSONYのヘルプページで。
クリエイターズヘルプガイド | ガンマとニー

S-Logとは

上記を踏まえた上でのS-Logの解説です。

Logは、撮影後の映像加工をしやすくするために、撮影した直後の映像を調整する設定です。

撮影後に編集しやすい映像を保存することで、いろんなシーンに合わせた自由度の高い映像編集をすることができます。

S-Logは、撮影後に編集しやすいように調整する機能を、SONY独自の設定にしたもので、SONYの「S」を取ってS-Logとなっています。

S-Gamutとは

S-Logとともに使うことを前提として作られた色再現をS-Gamutといいます。

ガンマアシスト表示

S-Logで撮影している時、モニターやファインダーに表示される映像は通常よりローコントラストになり、見づらくなります。

「ガンマ表示アシスト」を使うと通常と同等のコントラストを再現することができ、撮影した映像をカメラで再生するときも「ガンマ表示アシスト」を適用した映像を見ることができます。

ガンマ表示アシストは、

MENU→セットアップセットアップ→ガンマ表示アシスト

で設定することができます。

S-Logの専門的な説明とガンマ表示アシストについてはSONYのヘルプページで。
クリエイターズヘルプガイド | S-Logとは
ヘルプガイド | ガンマ表示アシスト

おわりに

この辺の設定はややこしくて困ります。

S-Logという設定項目がないなら普段使いで使って欲しくないですね〜。

てか、ソニー自身でS-Logというなら、設定内に「S-Log」の名で設定項目をちゃんと作ってもらいたいです。

続きの記事 → α7S ⅡでWi-Fi転送時に写真が取り込み日のフォルダにすべて保存されてしまう件

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