ロジクールのワイヤレスゲーミングキーボードG913レビュー
※本ページはプロモーションが含まれていますハイエンドゲーミングキーボードのLogicool G913を購入しました。価格は32,680円。
ロジクールのハイエンドキーボードは、ワイヤレスのG913(定価税抜30,250円)と有線接続のG813 (定価23,250円)の2種類があり、更にそれぞれ、
- クリック感と押した時に音がする「クリッキー」(白軸)
- 適度なクイック感とクリック音の「タクタイル」(茶軸)
- クリック感がなく、比較的静かにタイピングできる「リニア」(赤軸)
という3種類のキーが用意されています。
僕はデスクトップでもMacを併用しているので、キーボードを入れ替えしやすいようにワイヤレスモデルを選びました。
キーボードのクリック感については実際に家電量販店で触ってみて、クリッキーはカチャカチャうるさすぎるので却下。タクタイルは中途半端なクリック感で却下。クリック感がないけど少ない力で押しやすいリニアを選択。
実際に1ヶ月使ってみましたので使用感を紹介します。
商品写真
ハイエンドというだけあってしっかりとした化粧箱に入っている。
キーボードの全景。
付属品はUSBケーブルと受信機、シール等が入った箱。
箱の中には保証書やシールが入っているが、接続の方法が書かれた紙だけで説明書は入っていない。
レシーバーは引っこ抜いてPCに挿す。
キーボードの左端には好きな機能を追加できるGキーが5個並び、一番上にはモードを選択できるMキーが4つ。ワイヤレス接続かBluetooth接続かを変更できるキーがある。
テンキーの上にはオーディオの再生や曲送りができるボタンと、一番上には音量調整できるローラーがついている。
裏側。
高さ調整は2段階可能で、少し高くしたい場合は内側の足を持ち上げる。
外側を上げるともう1段高くなる。
G913の良いところ
実際に使ってみてよかったことです。
キータイプはしやすい
G913はデスクトップのゲーミングキーボードとしては珍しい薄型(ロープロファイル)のキーになっています。
僕はMacの薄いキーボードを常に使っていたので、それからすると高くなったのでタイプしやすく感じていますが、一般的な厚みのあるキーを使っていた人からすると物足りなく感じるかもしれません。
特段タイプしやすいと感じることはありませんが、不満を感じず普通にタイプできるので問題ないです。
ゲーム時に特定のキーを無効にすることができる
ゲーム時に特定のキーを無効にするモードをボタン一つでオン・オフできます。
FPSをやっていて間違って「半角/全角」を押してしまって操作不能になったりゲーム画面が変わってしまったりするような事がなくなります。
ロジクール製品の設定ができるG Hubというアプリを使えばゲームごとに個別で設定できますが、ゲーム自体がG Hubに認識されず設定できなかったり、個別設定方法が分かりづらく使いづらいです。
また、ゲームが立ち上がったら自動でオン・オフできないので、ゲームを立ち上げてオンにし、終わったらオフにしなければならないので面倒です。
剛性が高い
G913はアルミを使ったメタリックボディで、1045gと重さもかなりあります。
そのため持つと重いのですが、キーをタイプしている時、キーボードがたわんだり動いたりすることは皆無なので安心感が桁違いです。
G913の悪いところ
実際に使ってみて良くないと感じたことです。
G Hubがバグだらけでクソ
設定アプリのG Hubがバグだらけで思った操作ができなかったり、UIが使いづらく設定が難しいです。
G Hubで設定したのに設定が反映されなかったり、反応しないということが稀にあり、頻繁ではなくたまにあるというのが更に苛立たせます。
僕はスピーカーとイヤホンを頻繁に切り替えるのですが、音声出力の切り替えをGキーに割り当てると一発で切り替えられて便利です。
ですが、これがたまに効かなくなることがあり、効かなくなるとパソコンを再起動しないと直りません。他のマクロを割り当てたGキーは動いているのに。
キーの設定方法も分かりづらく、説明書もついていないので設定は苦労しました。
G Hubはリリースから1年以上経っているのにまともに動かないのは本当に残念です。
Macで使えない
USBワイヤレスとBluetoothで2つのPCを使い分けられるので、USBワイヤレスをWindowsに、BluetoothをMacに設定すれば使い回せると考えていました。
キーボード上部のボタン一つで切り替えられるので便利だと。
ですが、Macにはキーボードとして認識されるのですが、キーマップを変更できないので、commandキーやopthionキーを設定できないため使い物になりません。
レイザーなどの他社製品は専用アプリからキーの割り当てができるのですが、ロジクール製品はキーの割当機能は無いようです。
Macで使うにはKarabinerなどのキーを変更するアプリを別途用意しなければなりません。
キーを変更するアプリは、MacOSのアップデート直後は対応していなく使えなくなることがあるため基本的に使いたくありません。
なので、G913をMacで使うことは諦め、今まで使っていたMac用のキーボードと併用して使うことになってしまいました。
音量調整は左に欲しかった
音量調整をローラーでできるのは、少ない動作で簡単に調整できてとても便利なのですが、右側についているので、左手で操作するときは手を伸ばさねばならず、右手で操作するときは一度マウスを離さないといけないのが面倒です。
左上にあったら左手で簡単に操作できたのに…。
おわりに
どうせ買うなら良いものをということで、思い切って32,680円払って買いましたが、値段に見合った製品だとは思いません。
ハード的にはそこそこですが、G Hubが使えなさすぎます。
15,000円〜20,000円ぐらいが妥当な値段だと思います。3万円の価値なし。
あと、ロジクール製品はサポートがクソなので要注意。