FF7 リバース クリア後レビュー。ストレスが溜まるゲーム性がイマイチだったけど比較的満足
※本ページはプロモーションが含まれています2024年2月29日(木)に発売されたファイナルファンタジー7 リバース。
FF7リメイクをプレイしクリアした感想。概ね満足だが大不満点もあり
とりあえずストーリーだけをメインに進め、33時間ほどでクリアしました。
ストーリーのネタバレは無しに、ゲームの感想について紹介します。
良かったところ
まずは良かったところから。
ストーリーは楽しめた
ストーリーに関しては、詳細については語りませんが、個人的には楽しめました。
前作では、ストーリーが少し変わっていたので、今回はどうなるのかというのも予想しながら進んでいくのが面白かったです。
バトルは爽快感とストレスが入り混じり
バトルに関しては、easyでプレイしましたがそれでも難しく感じました。
ボス戦では、ただがむしゃらに攻撃しているだけでは勝てず、バトルの仕組みを理解してしっかりとした立ち回りをしないと倒せません。
個人的には、ストーリーを確認できればよかったので、ボス戦のやりごたえや達成感は求めていなかったので、ボス戦のめんどくささはいまいちでした。
ですが、バトルの仕組みを理解すると比較的楽しくなり、下準備をしてからのバーストで一気に畳み掛けていく爽快感はありました。
FF7リバース「バトルのコツ」。戦闘が難しくてボスが固い問題の対策
前作のリメイクでは、バースト途中でも一定のHPが削られると強制ムービーが入って強制キャンセルされていたのが、今作ではバーストが終わるまではムービーが入らない仕様になったのは良かったです。
HPは一定より下がらなくなりますが、ムービーが入るHPの幅があるので、バースト途中でムービーが入るHPに達しても、ある程度削れるのも良くなったと思います。
ですが、個人的に強制ムービーはストレスでしか無いのでやめて欲しいです。
自分が操作できるシーンで強制的に操作権を奪われるのはストレスです。
フィールドの作り込みとミッションなどの密度は良かった
FFシリーズは、1本道やスカスカなフィールドと揶揄されるようになるほどオープンワールド作りが下手だったのですが、かなりの密度で作られ、やることが多くて困るほどの密度になっています。
クリアした現在でも、それらの探索で遊べています。
が、フィールドに関しては不満点がかなりあるのでそれはまた後のイマイチだったところで紹介します。
ミニゲームは楽しいものもある
FF7といえば豊富なミニゲームが特徴の一つ。
FF7リバースでは、ゴールドソーサーが出てくるということでミニゲームも充実しています。
チョコボの滑空ゲームなど、操作性がクソでつまらないミニゲームもありますが、チョコボレースはマリオカート的な操作で面白いし、カードゲームもルールが解れば楽しめています。
ストーリーを進めたいときに、カードゲームのルールを理解するのはだるかったのでクソだと思っていましたが、しっかり理解したらそれなりに面白いです。
個人的に、この手のルールは初めてだったので理解するのに時間がかかりましたが。
ミニゲームは他にもたくさんあるので、ミニゲームだけでかなり遊べそうです。
イマイチだったところ
プレイしていまいちだったところを紹介します。
エアリス、ティファ、 ユフィが気持ち悪すぎる
前作のリメイクからの最大の不満点なのですが、エアリス、ティファ、ユフィの女性陣が気持ち悪るくてうざいです。
過剰な動作や仕草で「カワイイでしょ?」アピールしてくるのが最強に気持ち悪いし、声優の特定の層を意識した喋り方がうざすぎます。
今作は、比較的シリアスな内容なので、キャッキャウフフするシーンが少なかったですが、水着シーンやデートシーンなど見ているのがきつかったです。
特にユフィは、今回やたら前に出てきての過剰なリアクションが鬱陶しかった・・・。
エアリスはかわいこぶった喋りが気持ち悪いし、ティファは棒読みが気になってストーリーに没入出来ない。
あまりにも辛かったので、途中から英語ボイスにしたところかなりマシになったので、ボイスが気になる人は試してみてください。唇の動きは英語なので違和感無くなりますよ。
設定で英語にしてからゲームを再起動する必要があるのは注意。
設定変更したのに反映されないことにもイラッとしました。
チャドリーとMAIも気持ち悪すぎる
チャドリーは前作からいましたが、見た目や喋り方が特定の層を狙いすぎていて気持ち悪すぎます。
なんでこういう系のキャラって人の名前を連呼するんでしょうかね?
クラウド、クラウド連呼しているのが気持ち悪く、気になりだしてから「クラウド」という単語が出るたびにイラッとするようになりました。
いちいち名前呼ぶ必要ないだろ・・・。
更に、役割上しょうがないのですが、行く先々でこいつが立っているのがストーカー感があって恐怖を覚えます。
話しかけると、どうでも良い情報を「クラウド クラウド」と呼びかけながら喋るのも鬱陶しい。
マテリアを作ったり、召喚獣を取ったりするためのシュミレーターを使うのにこいつに話しかけなければならないのは最強にストレス。
更に、現在フィールド探索しているのですが、要所に到達するとこいつが無線で連絡してくるのもイラッとします。
どうでもよい一言コメントのために、操作不可のカットシーンが入って操作できなるのもストレス。
通信着信音が鳴るたび憂鬱になります。
チャドリーだけでも鬱陶しいのに、今回からは更にMAIというキャラも追加されてウザさ倍増。
MAIも特定の層を狙いすぎたキャラと喋りで、戦闘中に喋っているのが邪魔だし、戦闘後も「あらあら~ミンションが残っちゃいましたね~」みたいに、無駄に煽ってくるのも鬱陶しい。
「煽り耐性無さすぎ」と言われたらそれまでですが、金払って遊んでいるゲームで自分のプレイを煽られることに「ゲームの面白さ」は無いですよね。
喋り方に関しても、モゴモゴとした喋り方で語尾が聞き取りづらかったり、カワイイ アピールっで歌い出したしたり存在そのものが邪魔。
チャドリーと「喧嘩しているけど実は仲が良い」的な掛け合いもキモすぎます。
英語音声でも鬱陶しくなったので、現在ではボイスを0にしてプレイしていますが、とても快適です。
余談ですが、ボイスを0にしたことで戦闘中の声も無くなり物足りなくなるかと思いましたが、攻撃を受けたりノックバックされたときの声がなくなるだけでかなり快適になりました。
操作キャラがダメージを受けたときの声って「やられた感」を増幅させていたんですね。
FF7 リメイク・リバースの戦闘は、ノックバックや操作不能に陥る攻撃が多く、その度にストレスが掛かっていたのですが、「やられたボイス」がなくなるだけでこんなに快適になるとは思いませんでした。
クラウド、クラウドうるさい
ヂャドリーに限らず、エアリスもクラウド、クラウドうるさいです。
なんでみんな名前を連呼しまくるんでしょうかね?
今作はセフィロスもクラウドクラウドうるさいし、カードバトルやゴールドソーサーのバトル会場やチョコボレースでもモブがクラウドクラウドうるさい。
MAIは「クラウド様」と様付けで呼ぶのも気持ち悪い。。。
文脈やセリフ的に「クラウド」って呼ばなくて良いようなところまで「クラウド」と入れてくるのマジで辞めてほしい。
もう「クラウド」という単語が不快でしかありません。
フィールドマップがごちゃつきすぎ
事前の情報ではオープンワールドと聞いていたのですが、実際はエリアごとに分かれている形式でちょっとがっかり。
エリアごとでも、個別のエリアがかなり広くそれなりに広いのは満足しています。
ただ、地面がガタついていたりゴチャついていたり狭かったりで探索していてストレスが溜まります。
ガタついた地面は、走って進むたびにクラウドが上下に揺れて目障りだし、ちょっとした段差に引っかかっていちいち止まるのが鬱陶しいです。
パルクールの動作も、一瞬止まってから移動する動きも気持ち悪く操作フィーリングが酷い。
せっかく広大なフィールドなのに、キャラが大きすぎて周りが見渡しづらく、狭い場所に入ると画面の半分以上がクラウドになり、方向や目的の場所がわからなくなったりします。
カメラ設定で最大の3まで引いていますが、それでもまだ足りない。カメラはもっと引いてほしい。
パルクールで登れるところ、降りられるところの基準もよくわからないのもストレスです。
ここ登れるんだ、じゃあここも・・・登れない。
というストレスを終始感じています。
決められたルート
フィールドを自由に探索と謳っていますが、実際はルートガチガチで、目的ポイントには決まったルートでしかいけません。
ゴンガガエリアは道が狭く、ジャングルということで見通しも悪いしカメラもクソなのでストレスMAX。
道を探してウロウロしていると不意にジャンプきのこに乗ってしまって強制的に別の場所に移動させられるのは腹立ました。
空チョコボも滑空するだけで、滑空するにも決められた場所からでしか滑空できず、他のオープンワールドゲームを知っているとストレスしかありません。
滑空するときも、滑空ポイントでR2ボタンを押さないと滑空できないのもクソ。
操作説明に描かれていないので、滑空できずしばらく悩みました。
ダッシュはR2ボタンではなくR3ボタンで行っていたので気づかなかったです・・・。
空を飛べると思ったら、特定のルートしか滑空できないという制限が不満でした。
自由とは何なんですかね?
チョコボの操作性が悪く体が大きすぎる
フィールドの移動にはチョコボを使うことになるのですが、これも操作感が悪いです。
ダッシュしてもちょっとした段差に引っかかってストップモーションが入ってしばらく移動できなくなったり、体が大きすぎて景色の視認性が悪くなったり、やたら上下に揺れるので存在そのものが目障りになっています。
フィールドのデコボコやキャラの操作性はもっと改善してほしかったです。
探索していてストレスしか溜まりません。
移動が遅くなったり無駄なギミックが要らない
ストーリーを進めていくと、カットシーンの途中や、ストーリー進行で、相手の歩調に合わせて歩き移動になったり、屈み移動、這いつくばり移動など、移動速度が遅くなるシーンが多いのがストレスでした。
短時間ならともかく、動作が遅い状態が長く続くのが酷い。
物を動かすギミックも多く、その際もゆっくり移動になるのですが、ここに何のゲーム性があるのかわかりません。
ギミックの解除も、「そうはならんやろ」と突っ込むほど謎原理で解除されたり道ができたりするのは納得できなかったです。
時間稼ぎのゲーム性がないギミックはやめて欲しいです。
ダンジョンが迷いやすい
FFは「1本道」と揶揄されていることを認識してか、最近のFFのダンジョンは1本道ではなくなっています。
それはそれで良いのですが、3Dマップだと、戦闘を行うとどっちから来てどこに向かっているか分からなくなるんですよね。
一応、ミニマップには歩いた軌跡が少し残るのですが、部屋の中で道を探してウロウロしていると軌跡も消えてしまいどこから来たのかわからなくなってしまう。
FF7リバースで、迷子になりやすい最大の原因は滑り棒にあると思います。
ダンジョンは、「電源が入っていないから電気を通す方法を探し戻ってくる」というように、一旦別の場所に行って元の場所に戻るという形式が多いです。
その際に戻る手間を省くためにギミック解除の場所には滑り棒が設置されており、それを滑ると解除された扉まで戻るというケースがほとんどです。
で、この滑り棒は一方通行なので、一度降りるとギミック解除の場所に戻るには普通に移動しなければなりません。
普通に進み、ギミック解除に気づかす滑り棒をおりてしまうと無限ループに陥るし、マップを見ても全て移動したことになるのでどこに向かって進めばよいかわからなくなってしまいます。
僕はこのせいで、コレル山でめちゃくちゃ迷いました。スタート地点に戻るほど方向感覚が分からなくなりましたからね・・・。
戦闘UIがクソ
リバースでの戦闘は、キャラの切り替えが重要になっています。
敵の特徴や形態変化に合わせて戦いやすいキャラに切り替えて戦うのも面白かったです。
ですが、左右下のステータスやコマンドUIが、トグル式になっていて順番が入れ替わるのが最悪でした。
FFの「なんとなくの見た目のカッコ良さが、使いやすさやゲーム性より優先される」というスタンスが大嫌いです。
ステータスが入れ替わるので、HPゲージを確認して回復が必要だと判断したら名前を確認する必要があるのが二度手間。
僕はキャラ変更を上下キーで行っているのですが、順番を固定してくれた方がステータスを見て直感的に操作変更できるのにな・・・と感じていました。
右下のステータスは固定で、操作キャラの表示を大きくするだにしてほしい。
左下のUIも、タブ式で固定してほしい。
FF7リバースの戦闘の本質はコマンドバトルにありますが、一応アクションを歌っているのなら現状を瞬間で判断できるわかりやすい戦闘UIにしてほしかったです。
メニューUIがクソ
FF7 リバースの体験版をプレイしてから、ストーリーを思い出すためにFF7リメイクを再プレイしたのですが、メニュー画面を開いたときの見やすさに驚きました。
何が違うのか確認してみたところ、FF7リメイクは背景が塗りつぶしで統一されているのに、
FF7リバースは背景の上に表示されているから、明るい背景の部分が見づらくなっています。
また、メニューや名前が英語表記なのも気になるところ。
英語表記は別に良いのですが、英語表記にするなら統一しろと言いたい。
メインメニューは英語なのに、別の階層だと日本語になっていますからね。
英語表記はカッコいいから使っているけど、詳細メニューは流石に分かりづらいから日本語にしているんだと思います。
FFシリーズは、「見た目のカッコよさや可愛さだけで中身が無い」というのを改めて認識しました。
なんとなくの見た目のカッコよさで使いづらいUI、見た目が良いだけで中身空っぽのキャラ。
FFシリーズが嫌になるポイントです。
マテリアの付替えが面倒
FF7リバースでは、パーティーメンバーがコロコロかわります。
色んなキャラを使えるのは良かったのですが、メンバーが変わるたびにマテリアを付け替えるのは面倒でした。
あまりに頻繁にメンバーが変わるので、パーティーやメンバーが変わってもマテリアを付け替えるのは早々に辞めました。
そういうプレイをしていたら、ラスボスまで「ガ系」の魔法をほとんど週投句できなかったです・・・。
マテリアの組み合わせや何を装備させるかの考察は面白いのですが、「キャラが変わるごとにマテリアセットをそのまま移行する」みたいなシステムも欲しかったです。
おわりに
色々不満点はありますが、それなりに楽しんでプレイできているので、今回のリバースはやり込みたいと思います。