FXとは?簡単な言葉でわかりやすく説明します
※本ページはプロモーションが含まれていますFXとは、外国のお金を買ったり売ったりしてお金を稼ぐ取引のことです。
基本的な仕組みは単純なのですが、FXについて説明している本やサイトは専門用語ばかりで、とても難しい印象を受けますよね。
このブログでは、なるべくわかりやすいようにFXとは何なのかを専門用語をなるべく使わず説明していきたいと思います。
FXの仕組み
FXのやりとりのイメージ
FXの一般的な説明では、外国のお金を手に入れるときのやりとりを「両替」と表現しますが、「両替」という言葉が直感的ではないので「外国のお金を買う」という表現を使いたいと思います。
商品棚に並んでいるペットボトルのお茶をお金を払って買うように、外国のお金も商品棚に並んでいて、お金を払って買うイメージです。
ただ、外国のお金を買うといっても、外国のお金が手元に届くわけではありません。
お金のやりとりはネット上で完結するので、取引はインターネットにつながったパソコンやスマホなどから行います。
ごちゃっとしてわかりにくいかもしれませんが、実際に取引をするとグラフとグラフの右側しかみるところがありません。
やってみるとすぐに慣れますよ。
画面の数字が増えたり減ったりするだけなので、お金を買ったり売ったりしている実感は薄く感じるかもしれません。
値段の差
FXは、外国のお金の価格が変わることによる「差」を使ってお金を儲けようとする取引です。
ペットボトルのお茶の値段は、基本的に毎日変わりませんよね。
しかし、外国のお金の値段は1秒単位、あるいはそれより小さい時間で細かく変わっています。
値段が変わるということは、今手に入れた外国のお金が数分後、数時間後、数日後には値段が上がってたり下がっていたりするということです。
100円で買った外国のお金が110円になったときに売ると10円儲けることができますよね。
このように、外国のお金の値段が変わることを利用し、外国のお金を買ったり売ったりすることで利益を得るのがFXなのです。
実際の値段
では、外国のお金は実際にどれくらいの金額で購入できるのでしょうか。
ここでは、FXで一番良く取引されているアメリカのドルで紹介します。
最近のFXの最低取引額は最低1,000ドルとなっています。最低でも1,000ドル分買わなければ取引できないということです。
1ドル100円だとすると、
となり、この場合は10万円支払って1,000ドル手に入れることになります。
なので必要な資金は10万円ですが、ピッタリの資金だとちょっとでも損をすると取引できなくなるので、ドル円の価格×1,000ドル + 2万円ぐらいあるとよいでしょう。
※FX業者によっては1,000ドルよりもっと少ないところもありますが、業者数が少ないのと手数料が多くかかってくるためあまり現実的ではありません。また、最低取引額が10,000ドルのところもあるので口座選びの際は最低取引額に注意しましょう。10,000ドルの会社だと100万円以上必要になります。
資金は多いほうが利益が出る
FXは手持ちの資金が多いほうが利益が出ます。
例えば、1ドル100円の状況で、100万円分のドルを買い、1ドル101円に値上がりしたとします。
この状態でドルを売ると101万円手元に戻り、1万円の利益です。
では、資金が1000万円だった場合はどうでしょうか。
この場合、1000万円が1010万円になり、10万円の利益になります。
手元の資金が10倍になったら利益も10倍になりました。
取引している方法、労力は全く同じですが、手元の資金の多さによって利益は全く変わってしまうのです。
利益を増やすにはレバレッジをかける
FXには、自分の持っている資金よりも多い資金で取引できる「レバレッジ」という仕組みがあります。
2017年4月現在のレバレッジの最高倍率は個人で25倍、法人で100倍となっています。
これは個人の場合、100万円FX口座に入れれば、2500万円分まで取引できるということです。
1ドル100円が101円になった例だと、100万円の場合は101万円になって1万円の利益ですが、
2500万円の場合は2525万円になり、25万円の利益になります。
利益も25倍ですね。
取引に必要な金額は意外に少ない
「実際の値段」の項目で、FXに必要な金額は、1ドル100円として1,000ドル買うと10万円前後必要と説明しましたが、レバレッジを使うともっと少ない金額で取引を始められます。
計算しやすいように最低取引額が10万円として、レバレッジを25倍掛けたとすると、
となり、4,000円持っていたらFXの取引を始めることができます。実際にはドルの値段が上がっていたり、最初に損する可能性も入れると5〜6千円ぐらい必要ですかね。
これぐらいの金額ではじめられるのならとりあえずやってみてやれそうなら続ける、ダメそうなら辞めるという判断ができますよね。
でも、実際に口座を作ってみるとわかるのですが、「口座開設時に5万円入金で10,000円キャッシュバック!」みたいなキャンペーンがあるのでついついそれぐらい入れてしまいまうんですよねw
まぁ、5万入れればレバレッジ2〜3倍で10万に届き、安全に取引できるのでそれほど問題になりませんが。
FXで破産する理由
FXで気をつけなければならないのが、手持ち資金以上の損を出して借金を背負うことです。
FXといったら、「失敗すると巨額の借金を背負う」というイメージありますよね。
FXで借金を背負うのは、レバレッジを掛けすぎたことで大きな損失を出してしまうことにあります。
例えば、100万円にレバレッジを25倍掛けて2500万円で運用したとします。
1ドル100円で購入したドルが、1ドル97円になってしまったとき、
※東日本大震災後の3月17日に起きた下げ幅3円が、今までの中で一番大きな下げ幅の1つだったので3円としました。
25,000ドル × 97円 = 24,250,000円
25,000,000 – 24,250,000円 = 750,000円
となり、75万円の損になります。
あれ、手元資金は25万円になってしまいましたけど、借金をするまでの損は出ていないですよね。
実はレバレッジは、2010年に最大50倍、2011年に最大25倍と、最大レバレッジが制限されたのですが、2010年以前は無制限で、100倍、200倍なんてものもありました。
仮に先程の例で25倍の4倍にあたる100倍にしてみると、75万円の損が4倍の300万円になります。
100万円の手持ち資金で300万円の損なので、200万円の借金を背負うことになりますね。
このようにFXで借金を背負ったというのはレバレッジが高い昔の話です。
最大25倍に制限されている現在なら、入金したお金がなくなるという事はあっても、借金を背負うというのはよほどのことがない限りありません。
もちろん、借金してお金を用意して損をしたら借金は残りますよ。
自己資金の余剰金でFXをやるのが資金的にも精神的も良いです。
ロスカットと損切りで損失を防ぐ
FXで損をする時の話をしましたが、上記の話はかなりの極論です。
FXには強制ロスカットという仕組みがあり、証拠金の何%になったらFX業者により強制的に取引を中止させられます。(ロスカット率は業者によって変わります。)
例えば、100万円でレバレッジ25倍、ロスカット率50%の場合、取引している最中に損が増え、証拠金100万円の50%である50万円を切る損が出たら、強制的にその取引は決済され、それ以上損が増えない仕組みになっているのです。
だだ、システムの関係上、急な値動きでシステムの処理が追いつかず、ロスカットのタイミングが遅れることがあります。
その際に、50万になった時点で損が止まらず40万円になってしまった。という事も起こりえますので、ロスカットに頼りすぎるのは注意しましょう。
また、どれだけ損が出たら強制的に決済して取引を中止するという「損切」を設定することで、想定外の損をある程度防ぐこともできます。
損切の範囲は自分で決められるので、取引をはじめるときは忘れずに設定しましょう。
取引に必要なもの
取引に必要なものは、FX口座作成時に必要なマイナンバーカードと免許証などの身分証明書。
実際の取引に必要な、インターネットに繋がったパソコンやスマホです。
ただ、スマホだと一部の機能が使えない、設定できない、ということがあるので、スマホだけで全てを完結することはできないと思っていたほうが良いです。
以上、FXについて紹介しました。
続きの記事 → FXトレードの実際の手順を画像付きで紹介