英訳のために日本語の主語、動詞、目的語、補語を見つける方法
※本ページはプロモーションが含まれています前回の「効率的に日本語を英語にすための順番」で、日本語を英語にするまでの3ステップを紹介しました。
英訳の3ステップは、
- 日本語から「主語」「動詞」「目的語」「補語」「その他」を探す
- 5文型の中から、文が当てはまる文型の順で並べ替える
- 「主語」「動詞」「目的語」「補語」をそれぞれ英語に訳す
です。
この記事では、1番の日本語から「主語」「動詞」「目的語」「補語」「その他」の文節を探す方法を紹介します。
主語を探す
文の中で「誰は」「誰が」「何は」「何が」など、文の主人公が主語です。
簡単な例を見てみましょう。
誰は
主語は「私」になります。「誰は」にあてはまるからです。
誰が
そうですね。君がガンダムです。
ではなくて、「俺」が主語になります。「誰が」にあてはまるからです。
何は
「飛ばねぇ豚」が主語になります。「豚」だけでもよさそうですが、どんな「豚」なのかわからなくなるので「飛ばねぇ」まで含めます。
※これは正確には「主部」になります。主語は一つの文節ですが、2文節以上は主部と呼びます。英訳の文節としてはどちらも同じ位置になるので、まとめて主語とします。
何が
「海」が主語です。「何が」に当てはまるからです。
動詞
動詞は、「〜する」など、動作を表す言葉です。
日本語では、「歩く」「走る」「話す」「聞く」「好む」「食べる」「勉強する」などが動詞にあたり、語尾を伸ばすと「う~」となるのが動詞です。
例文
この場合は「書いています」が動詞です。「かくぅー」と「う〜」と伸ばせますね。
補語
主語や目的語を説明するのが「補語」です。主語とイコールで結べます。
文の語尾を「〜だ」「〜です」と言い換えられると、主語と「だ」「です」で挟まれた言葉が「補語」になります。
例
まだ言ってるよ…。
「俺=ガンダム」なので「ガンダム」が補語です。
「俺」とは何者なのかを「ガンダム」という言葉が説明していますよね。
また、
と、文末を「です」に言い換えても意味が通じるので、主語の「俺」と文末の「です」に挟まれた「ガンダム」が「補語」になります。
目的語
文の中で「誰を」「誰に」「何を」「何に」の部分です。
動詞と組み合わせてみると見つけやすいです。
誰を
「誰を」幸せにするのか考えると見えてきます。「あなたを」が目的語になりますね。
誰に
「逢いたい」が動詞です。「誰に」会いたいのか。「君に」ですね。
何を
「書いています」が動詞です。「何を」書いているのか。「ブログ」なので、「ブログを」が目的語になります。
何に
君は漫画の主人公なので絶対になれます。
その他
文節には、「主語」「動詞」「目的語」「補語」のいずれにも当てはまらない言葉があります。
これらの言葉は「その他」に分類します。
「その他」に分類されるのは「時間」や「場所」を表す言葉が多いですが、「時間」や「場所」が必ず「その他」になるわけではありません。
例
主語は「私」、動詞は「踊っている」です。
では、「自分の部屋」は何になるのでしょうか?
「何を」踊っている。は当てはまらないので「目的語」ではありません。
「私=自分の部屋」、「私は自分の部屋だ」「私は自分の部屋です」も変なので「補語」ではありません。
このように、「主語」「動詞」「目的語」「補語」のいずれにも当てはまらない言葉は「その他」に分類します。
おわりに
英訳の3ステップの1番目「主語」「動詞」「目的語」「補語」「その他」に分ける方法を紹介しました。
次はこれらを並べ替える5文型を紹介します。
続きの記事 → 英語の基本5文型をマスターして英語の語順を知る
英語の語順をマスターする!
- 効率的に日本語を英語にすための順番
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- 英語の5文型に「その他」が加わったときの語順