【詳細】パスポート申請する手順、費用、取得までの日数
※本ページはプロモーションが含まれていますパスポートを取得してきましたが、申請手順がちょっと分かりにくかったです。
外務省の申請手順ページも大雑把な流れしか書いておらず、実際に申請して焦った部分もありました。
僕が事前に知りたかった情報、知っておきたかった情報ををまとめましたので紹介します。
※実際に僕が行った手順を元に書いています。他の都道府県や役所では流れが違う可能性があるので参考程度にお使いください。
取得できる場所
取得できる場所は、パスポート申請業務を行っている役所です。
「パスポート申請先都道府県ホームページへのリンク」で自分の住民票のある場所はどこで申請したら良いか確認してください。
自分の住民票がある都道府県 内なら、パスポート取得業務を行っている役所であればどこでも申請できますが、自分の住民票がある市区町村 以外で申請すると、住民票の写し(300円)が必要になるので自分の住民票がある市区町村で申請するのが一番楽です。
加えて、自分の住民票がある市区町村の役所で申請すれば、戸籍謄本、抄本の発行も同じ場所でできますので、1つの役所で完結するので楽です。
※自分の住民票がある都道府県外でもパスポート申請できる場合があります。詳しくは、申請したい市区町村に問い合わせてください。
事前に準備するもの
パスポート申請の際に必要となるのは、
- 戸籍謄本(こせきとうほん)または戸籍抄本(こせきしょうほん) 1通
- 自分の住民票がある市区町村以外で発行する場合は住民票の写し 1通
- パスポート用の写真
- 本人確認の書類
- 発行手数料
- 印鑑(必須では無いがあると便利)
です。
また、パスポート申請書類に自分の氏名をローマ字で記入する部分があるのですが、ヘボン式ローマ字で記入する必要があるので、自分の氏名のローマ字を把握しておくと良いです。
「し」は「SHI」、「じ」は「JI」など、何通りかの書き方がある文字もひとつに指定されているので注意してください。
大文字で記入するので、事前に書く練習をしておいた方が良いかもしれません。
マス目毎に大文字のアルファベットで記入するのは慣れていないので意外と難しいからです。
記入ミスしたら最初から書き直す可能性がありますので。
戸籍謄本、戸籍抄本
戸籍謄本(こせきとうほん)は、家族全員の情報が書かれています。
自分以外の家族のパスポートを申請するのなら戸籍謄本を発行してもらいましょう。
戸籍抄本(こせきしょうほん)は、自分一人だけの情報が書かれているので、自分だけパスポートを取得する場合は戸籍抄本で良いでしょう。
余計な家族情報をパスポート発行事務の人に見せる必要は無いですからね。
戸籍抄本、抄本の発行手数料はどちらも基本的に450円ですが、ごくまれに料金が違う場合があるよです。
自分の住民票がある市区町村でパスポートを申請するのなら戸籍謄本、抄本の事前準備は必要ありません。
申請しに行ったときに同じ場所で発行できますので。
また、戸籍謄本・抄本を取得する際に親の生年月日が必要である可能性があります。誕生日だけでなく、生まれた年も必要になるのでしっかり把握してから取得しましょう。
住民票の写し
自分の住民票がある市区町村でパスポートの発行申請をするのなら必要ありません。
それ住民票がある市区町村 以外(但し住民票がある都道府県内に限る)で申請する場合は住民票の写しが必要です。発行手数料は基本的に300円。
とはいっても、役所同士で連携しているので、自分の住民票がある市区町村 以外でも申込用紙に記入して本人確認の書類を見せれば発行できます。
申請時にちょっと面倒というだけです。
ただ、自分の住民票がある市区町村 以外で申請すると、住民票発行手数料300円が余計にかかってしい、事前に準備する手間があるので、自分の住民票がある市区町村で申請するのが良いです。
因みに、住民票の「写し」とありますが、これは住民票のコピーという意味ではありません。
役所で発行してもらった住民票の紙そのものなので、受け取った住民票をそのまま持って行きましょう。
住民票の写しは申請日前6カ月以内に作成されたものが有効です。それ以前に発行された住民票では受付できないので注意してください。
パスポート用の写真
パスポート用の写真の審査はとてもシビアです。
写真の大きさに対して、アゴの位置と頭の先(髪の毛を含む)までキッチリ指定のサイズで無ければなりません。
機器にもよりますが、証明写真機で撮影する際に線が表示されるのでその線にアゴと頭の先が合うようにすれば大丈夫です。
撮影後に表示されて撮影した画像を合わせる機器もあります。
機械の外側や座った位置にある注意書きをしっかり読んでから撮影しましょう。(僕は撮影後の印刷待ちの時間に注意書きを読み、線にキッチリ合わせる重要さを撮影後に知ってしまったので…)
証明写真機は、できるだけ新しい機器のものを使った方が良いでしょう。
また、メガネをかけている人は、メガネを外して撮影した方が良いです。
メガネをかけていると、メガネの縁が目にかかっていない、メガネの反射が目にかかっていないなどの条件が加わります。
僕はメガネをかけて撮影したのですが、パスポートを申請する際にメガネの反射が目の下に入っていて申請が通るか微妙と言われました。
メガネの反射と言っても、ぱっと見は気付かない程度で、「そこまで細かく見るの!?」と驚きました。
提出した写真で申請が通る可能性はあるが、入国審査の時に審査官の判断によっては余計なやりとりが必要になる可能性があるとのことなので、役所の外にある証明写真機で再撮影しました。
しかも700円と高く(自分で用意したときは500円だった)、写りも微妙な古い機械で、、肌の色がメッチャイエローな写真ができあがりましたorz
この写真と10年間共にするのか…。
ということがあったので、メガネをかけている人はメガネをかけていない状態で撮影した方が良いです。
普段メガネを付けている人がメガネを外して撮影しても問題ありません。
パスポート用提出写真についてのお知らせ
パスポートの写真は切らないで持って行く
パスポートの写真のサイズは、とても正確なサイズにする必要があります。
自分で切っていくと「小さく切りすぎた!」ということがあるので、証明写真機で出てきたままの写真を持って行けばOKです。
受付時に担当の人がサイズに合わせて切ってくれます。
本人確認書類
本人確認に使える書類は、
- マイナンバーカード(通知カードは不可)
- 運転免許証
- 船員手帳など
で、どれか1点持って行けばOKです。
上記書類がない場合は、下記書類のAとBの中から1点ずつ計2点持参するか、Aの中から2点持参すればOKです。
A | 健康保険証、国民健康保険証、共済組合員証、船員保険証、後期高齢者医療被保険者証、国民年金証書(手帳)、厚生年金証書、船員保険年金証書、恩給証書、共済年金証書、印鑑登録証明書(この場合は登録した印鑑も必要です)等 |
B | 次の内写真が貼ってあるもの 学生証、会社の身分証明書、公の機関が発行した資格証明書等 |
発行手数料
発行手数料は前払いの都道府県と、前払い・後払いどちらでも良い都道府県があるので、申請時に持って行った方が良いです。
手数料は有効年数、年齢によって以下のように変わってきますので事前に用意しておきましょう。
旅券の種類 | 都道府県収入証紙 | 収入印紙 | 計 |
---|---|---|---|
10年間有効な旅券(20歳以上) | 2,000円 | 14,000円 | 16,000円 |
5年間有効な旅券(12歳以上) | 2,000円 | 9,000円 | 11,000円 |
5年間有効な旅券(12歳未満) | 2,000円 | 4,000円 | 6,000円 |
これに加えて戸籍謄本・抄本の発行手数料450円も必要になります。
都道府県収入証紙は現金払いのところもあるので、事前に確認するか現金で持って行くようにしましょう。
印鑑
印鑑は手続き上必要ではありませんが、印鑑を持っていればパスポート申込用紙に記入ミスがあった場合、訂正印を押すことでその文字を修正できる箇所があります。
印鑑が無い場合は最初から書き直しになってしまうので、書き間違いをしそうな人は持って行った方が良いです。
パスポートを取得するまでの日数
パスポートを申請してから受け取るまでの日数は、土・日・祝日を除いて7日程度かかります。
僕は19日(火)に申請して28日(木)受け取りでした。
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 |
0 | 1 | 2 | 3 | – | – | 4 | 5 | 6 | 7 |
ゴールデンウィークなどの大型連休があるときは受取日がかなり遅くなってしまうので、パスポートの取得は早めに申請しておいた方が良いです。
受取日以降の役所が開いている時間ならいつでも受け取れますが、6ヶ月以上経つとパスポートが無効になってしまうので、それまでに受け取るようにしましょう。
また、受け取り用の窓口が開いていても支払いをする(収入印紙、収入証紙を買える)窓口が時間外になり、支払いできずに受け取れないというケースがあるので、支払いの窓口の時間もしっかり調べておいた方が良いです。
取得手順
実際に役所に入ってから申請の手順を紹介します。僕の場合なので、他の場所では多少流れが違うかもしれませんので参考程度にお読みください。
役所に入ると案内役の人がいたので、
「パスポート申請をしにきたんですけど、どの窓口へ行けば良いですか?」
と聞くと、窓口まで案内してくれた。
窓口の上に「パスポート申請」とプレートが垂れていたので、場所が分かる場合は直接窓口へ言って良い。
パスポート申請窓口で、パスポートを申請しに来たことを伝えるとイスに座り手続きがはじまる。
自分の住民票がある市区町村 以外で申請する場合は、
* 戸籍謄本・抄本
* 住民票
* パスポート用の写真
* 本人確認書類
を出す。自分の住民票がある市区町村の場合は、
* パスポート用の写真
* 本人確認の書類
を出し、戸籍謄本・抄本を取得する紙に必要事項を記入し取得する。
次に、パスポート申請用紙へ記入。
パスポート申請用紙記入例
ローマ字はヘボン式のローマ字なので間違えないように注意。
以前パスポートを取得している場合はパスポート番号を記入する欄があるが、パスポートを紛失している場合は、そのことを窓口の人に話すとパスポート番号を調べてくれてそれを記入すればOK。
記入が終わったら担当の人が確認し、提出書類や写真に問題が無ければ申請完了。
後日、パスポートを受け取りに来たときにパスポートと引き換える用紙を受け取り、受取日を確認して申請手続き完了。
支払いは申請時にもできますが、収入証紙、収入印紙をパスポートと引き換える紙に貼る必要があり、それを無くしたらまた手数料を支払わなければならないので、パスポート引き取り時に支払いをした方が良いです。
申請にかかった時間は、役所に入ってから出るまで20分ぐらいでした。
これは、パスポート申請窓口での待ち時間が無く、スムーズに進んだ場合の時間なので、混雑状況や書類の不備などによってはもう少し時間がかかります。
パスポート受け取り
パスポート受取日になったら、
- パスポートと引き換える用紙
- 発行手数料
を持って受け取りができる役所へ行く。
役所へ入ったら受付の人に「パスポートを受け取りに来た」ことを伝えて案内してもらうか、直接パスポート申請窓口へ。
担当の人に「パスポートを受け取りに来た」ことを伝えパスポートの引き換え用紙を渡すと本人確認。
- フルネームで氏名
- 西暦で生年月日
- 干支
の3点を口頭で答えて本人確認終了。
自分の干支なんて10年以上言ったこともないし考えたことも無かったので思い出すのにちょっと時間がかかって焦りましたw
本人確認が終わったら支払い。
担当者が収入印紙と都道府県収入証紙を購入できる窓口まで案内してくれて、そこで支払い。
10年分(収入証紙14,000円、都道府県収入証紙2,000円)で申請したので、
- 10,000円の収入印紙 × 1
- 4,000円の収入印紙 × 1
- 2,000円の都道府県収入証紙 × 1
の計3枚を受け取る。収入印紙も収入証紙も切手のような見た目。
先ほどのポスポート申請窓口へ戻り、パスポートの受取用紙に収入印紙、都道府県収入証紙を貼る欄があるので、それぞれを貼る。
収入印紙も都道府県収入証紙も切手のように裏がノリになっていて、水を付けると粘着力が出て紙に貼ることができる。
事務で使う指を濡らすスポンジを出してくれるので、それで濡らして粘着力を出して貼ればOK。
あとは、パスポートの内容(名前や生年月日など)に間違いが無いか確認し、ICチップの動作を確認したりパスポートの取り扱いの注意事項などを伝えられる。
全て聞き終わったら、パスポートの受取用紙に受取日の年月日と自分の名前をフルネームで書いて受け取り終了。
パスポートのコピーと管理について
実際に海外へ行くときはパスポートのコピーを用意しておくと、
- ホテルのチェックインなど、コピーを見せれば良い場所はコピーを使える
- パスポートを紛失した際にコピーがあると現地ので手続きが楽になる
- 家に置いておけば、万が一全て無くしたときに家族に電話すればパスポート番号などの情報を聞ける
など、いろいろ便利なので、帰り際に何枚かカラーコピーしておくと良いです。
コピーするページは顔写真があるページを見開きでコピーすればOK。
僕はB5サイズのカラー1枚50円で、ど真ん中に印刷されるよう3部印刷しておきました。
白黒でも良いという情報がありますが、カラーでないとダメな場面はあっても、白黒でないとダメという場面は無いでしょうから、1枚40円の差なのでカラーで印刷しておいた方が無難でしょう。
コピーが終わったらパスポートをコピー台から取り出すのを忘れずに!!
海外へ行くときは、パスポートはセキュリティベルトにパスポートを入れ常に肌身離さず持ち、コピーはホテルに置いておく荷物や持ち運ぶ用の荷物に分散させておくと良いです。
おわりに
なんとか無事にパスポートを発行できました。
しかし、普段パソコンやスマホばかり使っているので字を書かないから、役所で字を書くのがキツいです。
ただでさえ汚い字が更に汚くなっているのは驚きです。
普段から字を書かないとな…。
続きの記事 → 航空券を購入できる場所、方法、手順