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ソニー ハンディカムでオススメの撮影モード

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ハンディカム撮影モード

ソニーのビデオカメラ「SONY Handycam HDR-CX670」を購入して2ヶ月が経ちました。

撮影モードもいろいろ試行錯誤し、自分なりの撮影モードを選ぶことができました。

ここではハンディカムの各撮影モードの特徴と選び方を紹介します。

2016年5月追記:ビデオカメラって風切音が結構凄いんですよね。そこで、ビデオカメラの風切音対策について記事を書きました。ハンディカムなら簡単に対策できます!
ソニーハンディカムで風切音を激減させる方法 | 経験知

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画質の善し悪しの構成要素

ハンディカムで撮影した動画の画質を決める設定は大きく3つある。

・記録方式
・フレームレート
・録画モード

この3つの設定を理解することで目的にあった撮影画質を設定できる。

記録方式

記録方式は「XAVC S HD」と「AVCHD」がある。

「XAVC S HD」は「AVCHD」より新しい形式で、ビットレートが50Mbpsと「AVCHD」の最大28Mbpsより高画質で録画できる。
※ビットレートが大きいほど高画質で撮影できる。BSデジタル放送が最大24Mbps。

但し、ビットレートが大きいということは撮影ファイルが大きくなることを意味する。

32GBの内蔵HDDで1時間18分しか撮影できないので、容量の上限による大切なシーンの取り逃しや動画のパソコンへの転送頻度が多くなるなどの問題がある。

また、「XAVC S HD」方式ではブルーレイディスクには保存できないため、撮影した動画はパソコンや外付けHDDに保存する必要があり、ファイルサイズも大きいのでそれなりのハードディスクの容量が必要。

「XAVC S HD」と「AVCHD」の28Mbpsの最高画質を比べても違いは殆ど分からないので余程の理由がない限り記録方式は「AVCHD」で良い。

記録方式を変更するには画面左上の「MENU」→「画質・画像サイズ」→「記録方式」で変更できる。

フレームレート

フレームレートとは1秒間に撮影する画像の枚数で、60pなら1秒間に60枚、24pなら1秒間に24枚撮影する。撮影枚数が多いほど動画の動きは滑らかになり、撮影枚数が少ないほどかくかくした動きになる。

ハンディカムで「AVCHD」方式にすると
・60p
・60i
・24p

の3種類のフレームレートがある。各フレームレートの特徴は、

60p

「AVCHD」方式で最高の画質(28Mbps)で撮影できる。60pを選択すると後述する録画モードが「PSモード」になり、録画モードが選択できなくなる。

60i

1秒間に撮影する枚数は60pと同じく60枚だが、1枚辺りの容量が抑えられているのでファイルサイズが小さくなり、撮影時間も伸びる。通常は60iで問題ない。

24p

映像の質にこだわらずとにかく長時間撮影したい場合に選択。

となっている。

ハンディカムには「AVCHD」方式と併せてパソコン用(シェア用)の動画も同時に撮影する「同時ビデオ記録」という機能があるが、この機能で書き出されるパソコン用の動画のフレームレートは24pになる。(AVCHD方式のファイルはちゃんと60iで撮影される)

フレームレートは特にこだわりがない限り「60i」を選択するのが良い。

フレームレートの変更は、「MENU」→「画質・画像サイズ」→「フレームレート」で選択できる。

録画モード

録画モードは高画質・撮影時間が短い順に、

・PS
・FX
・FH
・HQ
・LP

となっている。各録画モードの特徴は、

PSモード

「AVCHD」方式の最高画質。フレームレートを「60p」にすることで自動的にPSモードになる。
DVDにそのままの画質でダビングできない。
平均ピットレートは28Mbps。
再生・保存するには、AVCHD Progressive(60P)に対応している機器が必要。
撮影時間は32GBで約2時間30分。

FXモード

フレームレートは「60i」、「24p」が選択可能。
DVDにそのままの画質でダビングできない。
平均ビットレートは24Mbps。
撮影時間は32GBで約3時間00分。

FHモード

DVDにそのままの画質でダビング可能。
フレームレートは「60i」、「24p」が選択可能。
平均ビットレートは17Mbps。
撮影時間は32GBで約4時間05分。

HQモード

購入時の初期設定。DVDにそのままの画質でダビング可能。
フレームレートは「60i」のみ。
平均ビットレートは9Mbps(市販のDVDとほぼ同じ)。
撮影時間は約7時間10分。

LPモード

DVDにそのままの画質でダビング可能。
フレームレートは「60i」のみ。
平均ビットレートは5Mbps。
撮影時間は約12時間20分。

※ブルーレイディスクへのダビングは全ての録画モードで可能。

録画モードの選び方は、画質と録画時間を考慮して選択する。最高画質のPSモードは再生・保存に制限があるので、FX、FH、HQを選べば「映像が汚くてがっかり」という事態は避けられるはず。

FX、FH、HQの選び方は動画撮影の運用法で選ぶと良い。こまめにブルーレイディスクにダビングしたり、パソコンにコピーするようならFXモードでキレイに撮る。面倒臭ければHQモードで長くハンディカム本体内に残す。容量を増やすには「microSDHCカード」を使うのも良い。

バッテリーの撮影時間も重要。同梱されているバッテリー「NP-FV50」は約1時間15分、「NP-FV70」は約2時間35分、「NP-FV100」は約5時間10分と、撮影可能時間が7時間でもバッテリーが1時間15分しかもたないのなら、高画質なFXを選ぶという考え方もある。

まとめ

ハンディカムで撮影モードに困ったら、
・記録方式は「AVCHD」
・フレームレートは「60i」
・録画モードは「FX、FH、HQ」のいずれか撮影時間と画質を考慮。
すれば良い。

僕個人の使い方として、撮影した動画はパソコンでしか見ないため、同時ビデオ記録で一緒に撮影されるパソコン用の動画しか使わない。パソコン用の動画は解像度もフレームレートも「LPモード」より落ちてしまう。なので、「LPモード」で長く撮影している。

コメント欄にて更に説明を追加しているのでページ下の方にあるコメント欄もご参考に。

おわりに

動画に詳しくないと撮影モードはどれを選べばよいかわからないですよね。ハンディカム内の設定画面でももう少し詳しく説明が載っていると分かりやすいのですが。

撮影モードを目的にあったものを選択し、思い出を納得のいくカタチで残しましょう!

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