海外キャッシングでConversionと聞かれたらwithout conversionを選択しないと損をする!
※本ページはプロモーションが含まれています海外旅行で必要な現地通貨を、手軽に安く手に入れるのに便利なクレジットカードの海外キャッシングです。
しかし、ATMによってはキャッシングの選択を間違えると損してしまう場合があります。
それは、現地通貨から「Conversion」するか聞かれたときです。
正しい選択は「without Conversion 」です。
「without」なしの「Conversion」を選んでしまうと現地銀行が指定した高いレートで両替されてしまうので、絶対に選ばないようにしましょう。
この記事では、ATMの海外キャッシングで「Conversion」と聞かれたときの対処法と、実際にどれくらい損するかを紹介します。
海外ATMでのキャッシングの手順
海外のATMでキャッシングする場合は、
- カードを入れる
- 言語選択(日本語があれば日本語、なければEnglishを選びましょう)
- 4桁の数字の暗証番号入力(手で隠すなど周りの人に暗証番号が知られないように注意)
- 「WITHDRAWAL」を選択(出金という意味です)
- 「CREDIT」または「CASH IN ADVANCE」を選択(表記が違うことがあります)
- 金額を選ぶまたは出金したい金額を入力
- 確認画面が出るので問題がなければ「Press if correct」を選択
- クレジットカードと現金が出てくるので受け取る
というで順ですが、5の金額を選んだ次の画面で、通貨を「Conversion」するか聞かれる場合があります。
Conversionと聞かれる理由
海外キャッシングをした場合、為替レートはクレジットカード会社が設定するのが普通です。
ですが、その為替レートが決まるのはキャッシングした当日のレートではなく、キャッシングした日から2〜4日後のレートになってしまいます。(クレジットカードの国際ブランドによっ為替レートが決定する日は違う)
なので、1〜2日後の為替変動によっては損してしまうことがあります。(もちろん得することもある)
そこで、銀行がキャッシングした日にその場で支払う金額を決定させてくれようと、銀行が提示した為替レートでキャッシングができるように「Conversionしますか?」と聞いてくるのです。
当日の銀行が指定したレートで決定するので、1〜2日後の為替レートが悪くなったとしても当日に為替レートが決定しているので、キャッシング後の為替レートの変動を気にしなくて良くなります。
銀行が指定するレートは高い
しかし、銀行が指定するレートは、クレジットカード会社が決定する為替レートよりかなり高くなっています。
例えば、2018年7月12日にタイの「KRUNGTHAI BANK」で20,000バーツキャッシングしたときのレートは0.2860THB/JPYで、このままのレートで支払った場合は69,930円です。
※上記画像では70,699円となっていますが、これはATM手数料220バーツを加えた金額で計算した場合の金額です。実際にはATM手数料はかからないので、20,000÷0.2860で69,930円になります。
クレジットカードの海外キャッシングは実際にいくらの手数料と利息がかかるのか実際に試してみた
キャッシングから3日後の返済画面は下記画像で、68,254円になっています。
レートは0.2930THB/JPYで差額は1,676円です。
クレジットカード会社のレートで支払ったときと比べると、
1,676円 ÷ 68,254円 × 100= 2.4%
となり、銀行レートで「Conversion」と比べて2.4%も損しています。
「Conversionするか?」と聞かれて「Yes」か「No」を選ぶだけで2.4%も変わったらかなり大きいですよね。
※為替相場によって%は変わってきますが、2%前後損するのは確実でしょう。
為替相場との比較
為替相場との比較をするためにTHB/JPYではなくJPY/THBになおして比較します。
THB/JPY | JPY/THB | |
銀行 | 0.2860 | 3.49 |
カード | 0.2930 | 3.41 |
相場はMUFGの為替レートを使います。クレジットカード会社の為替が決まる2日後の14日の相場を記載するべきなのですが、MUFGが休みだったため相場の記載がないようなので前日の13日を参考値として記載しています。
最高値 | 仲値 | 最安値 | |
12日 | 3.45 | 3.29 | 3.37 |
13日 | 3.48 | 3.32 | 3.40 |
相場は、最高値で1バーツを3.45円で買えていたのが、次の日は3.48円払わないと買えなくなっています。
日本人としては損する方向に相場が向かっていたので、当日の銀行レートで支払額を決定していた方がレートが良さそうなのに、相場が悪くなった日のカード会社の為替レートが良いというのは、銀行レートがいかにボッタクリかを示しています。
銀行は独自為替レートで儲ける
キャッシングをする際、ATM手数料は基本的にかからないため、銀行の儲けは非常に少ないです。
そこで、「当日支払額を日本円で決定してあげるよ」というのを口実に、僕たちから高い為替レートで日本円をゲットし、クレジットカード会社への支払いはクレジットカード会社の為替手数料で安く支払いことでその差額を銀行の利益にしているわけですね。
もちろん、一気に相場が悪くなることもありえるので一概に銀行レートが悪いとは言えませんが、数日で2%前後の大きな変動があることはまずないので、銀行レートで支払うのは馬鹿げていると言えるでしょう。
without Conversionを選択
「Conversion」するか聞かれる画面は銀行のATMによって微妙に違いますが、選択肢に「without Conversion」が入っているのでわかりやすいです。
あとは「JPY」の文字が出てきたら「Conversion」するか聞かれていると思ってほぼ間違いありません。
選択は必ず「without Conversion」を選びましょう。
「without」は「〜無しに」という意味なので、「without Conversion」で「変換無しで」ということになります。
引っかかりそうな表記に「with Conversion」と表記されているATMもあったので、「with」に騙されず「without」が書かれている方を選択しましょう。
実際の選択画面
今まで僕が遭遇した「Conversion」の画面です。
画像を見ながらどちらを選択すればよいか考えながら見てみてください。JPY表示があることの確認も。
↑下の「CONTINUE WITHOUT CONVERSION」を選ぶべき。
↑左の「Continue without Conversion」を選ぶべき。
↑左の「Continue without Conversion」を選ぶべき。
↑左の「No,continue without conversion」を選ぶべき。
このように、「Conversion」するか聞かれる画面は様々です。
為替レートとJPYが出てきたら「Conversion」を聞かれているので、迷うこと無く「Without Conversion」を選びましょう。
あと、せこいというか罠というかズルいのが、日本語対応のATMです。
手続きを日本語で進めているのに、「Conversion」の画面だけ英語になるんですよ…。
こんな感じで日本語も併せて表記してくれているのに、
いきなり英語の画面に…
英語がわからなければとりあえず「Yes」を押してしまいたくなる心理を悪用していますよね…。
完全に騙しにきています。
おわりに
海外キャッシングでConversionと聞かれたら「without conversion」を選択するべき理由について紹介しました。
海外キャッシングはとても便利なのですが、「Conversion」を聞いてくるATMには注意し、必ず「without」が書かれている方を選択したください。
「without」、「ウィズアウト」です!
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