ゲーミングヘッドセットASTRO A50レビュー
※本ページはプロモーションが含まれていますゲーミングヘッドセットのASTRO A50を購入しました。
数あるゲーミングヘッドセットの中でA50を選択した理由は、下記2点を満たしているからです。
- ワイヤレス接続
- 置くだけで充電できるスタンド付き
ワイヤレス接続のヘッドセットは、そもそも種類が少なめで選択肢が少ないです。
ワイヤレスヘッドセットは、充電が必要なのですが、基本的にmicro USBやUSB-Cなどをヘッドセットに差して充電する形式がほとんどです。
置くだけで充電できるワイヤレスヘッドセットが無いか探したところ、ASTRO A50しか見つけられなかったので、27,127円(2022年8月現在)となかなかの高額ですが購入しました。
実際に使ってみた感想を紹介します。
ASTRO A50の写真
ASTRO A50の外箱は、高額なだけあってそれに見合ったしっかりとした作りの外箱。
箱を開けてみたところ。内容物はかなりシンプル。
左上からヘッドセット本体、ベースステーション、簡易説明書、Micro-USBケーブル(1.0m)、オプティカルケーブル(1.0m)。
ヘッドセット本体の重さは370gで、一般的な高級ヘッドセットと同じぐらいの重さで、手に持った時のずっしり感がある。
マイクは跳ね上げ式で、ヘッドセットの高さはメモリの範囲内で無段階調整が可能。
右耳側には各種スイッチ。上から電源、サラウンド切り替え、モード切替、音量調整ローラー。
下には、充電用の接点と、microUSB接続。充電が切れてしまっても、microUSB接続すれば充電しながら使うことができるのは良い。
頭のテッペンに当たる部分は、布製のクッションになっている。
ベースステーションは、ヘッドセットの形に溝が入っていて、しっかりとフィットする形になっている。
ベースステーションの後ろには、左から「PC/PS4/PS5切り替えボタン」、充電用のUSB-A、PS4/5との接続用の光端子のIN。別の機器に出力するためのOUT、AUX、PS4/5と接続用のmicroUSB。
スタンドに置くとこの様になる。
使ってみて良かったところ
ASTRO A50を実際に使ってみて良かったところを紹介します。
ワイヤレス接続でコードを気にする必要がない
いままで有線接続でヘッドセットを使ってきたのですが、コードが邪魔すぎるのがストレスでした。
左から垂れ下がっているコードを気にしながらゲームをプレイしたり、体を動かす時もケーブルを意識しないと、首輪で繋がれた犬のようにコードが「ピン」となってヘッドセットがズレたり机回りのものを倒したりしてしまいます。
ワイヤレスになることで、それらの煩わしさが消滅し、コードを全く気にしなくて良いという快適性が得られました。
コードがないので、飲み物を取りに行ったりする時もヘッドセットをつけたままでOKなのも楽。
ライブ配信を見ているときなど、音声を聞きながら物を取りにいけるのは地味に便利です。
ただ、使い始めは左側からコードが垂れているような錯覚が残っていて、コードに気をつけながら取り回しをしている自分に驚きました。
床に落ちたものを拾うときなど、コードを意識した動作を不意にしてしまいます。
コードを意識する癖はなかなか抜けず、1ヶ月以上使った今でも僅かに残っていますからね。
コードに地味に苦しめられていたんだと実感しています。
また、コードがなくなることで机回りにだらんと落ちるコードがなくなりました。
ヘッドセットのコードは、長くないと顔まで届かないので、2m以上の長めのコードになるのですが、使わないときは長さが余って椅子で踏んでしまったり、見た目が悪いです。
収納時のコードの煩わしさが無くなったのも良かったです。
開放型で自然な音。自分の声も聞こえて話しやすい
ASTRO A50は開放型のヘッドセットで、外の音もしっかりと聞こえます。
密閉型が良い人は、別売りのイヤーパッドを購入すれば密閉型にすることも可能です。
イヤーパッド部分はマグネットでくっついているだけなので、簡単に取り外して装着できます。
僕は開放型のヘッドセットは初めて使ったのですが、装着して音を流したとき、ヘッドセットから音がしているのではなく、どこかのスピーカーから音が聞こえるような自然な音で驚きました。
思わずヘッドセットを外し、別のスピーカーから音が出ていないのを確認し、ヘッドセットを装着すると音が聞こえるのを確認しましたからね。
ヘッドセットを装着していない状態で聞こえる音に近いので、映像の中にいるような没入感はとても高いです。
また、開放型なので自分が話している声も自然に聞こえ、喋りやすいです。
密閉型のヘッドセットや、耳に差し込むタイプのイヤホンは、喋るときに自分の声が聞こえず喋りづらくなったり、声を張りすぎて大きな声になってしまったりします。
以前購入したゲーミングイヤホンは、自分の声が聞こえないことでDiscodeなどでの会話がしづらく、結局使わなくなってしまいました。
音声通話をしながらゲームをするなら、個人的には開放型がオススメです。
ASTRO A50は、アプリで自分の声をヘッドセットから流す機能もありますが、その機能を使わなくても十分普通に聞こえます。
密閉型のイヤーパッドを買い、自分の声を聞きたい場合は使うと良いです。
マイクの音質は普通
マイクの音質は問題なく通話できる音質で、相手に不快を与える音質ではないので安心して使えます。
ゲーム配信をするなら専用の外付けマイクを使った方が良いと思いますが、友達同士で通話する程度なら全く問題ありません。
そもそも、配信できれいに聞こえるような高性能マイクを搭載したヘッドセットは無いですからね。
あと、ASTRO A50を使うとスピーカー選択が2種類あるのですが、入力デバイスを「ASTRO A50 GAME」を使うとゲーム音声が相手に聞こえてしまうので注意してください。「Astro A50 Voice」を使いましょう。
音の定位感はいい感じ
FPSゲームで重要な定位感も問題なく、しっかり聞こえます。
足音や銃声の方向など、ちゃんとわかります。
ゲームによっては分かりづらいものもありますが、ヘッドセットというよりゲームの作りに問題があるケースが殆んどです。
APEXとか足音聞こえないバグとかありますからね…。
流石にゲームのバグが聞こえるようになったりはしません。
イコライザーで細かく設定できる
ASTRO A50を管理するASTRO Comamnd Centerというアプリを使うと、アプリ上で細かい設定ができます。
各音域をどれだけ上げるかを細かく設定できるので、ゲーム毎に微調整することも可能です。
数字さえわかれば、人の設定も使うことができるので、プロの人が実際に使っている設定をそのまま使うことも可能です。(調べれば色んな人が公開しているので参考にできます)
使ってみてイマイチだったところ
実際に使ってみてイマイチだったところも紹介します。
充電がし辛い
置くだけで簡単に充電できることを期待して購入したのですが、充電台にしっかりと置かないと充電ができないため、置くときに充電されているか確認しながら微調整して置くのが面倒です。
マグネット付きで近づけるとピタッとくっつくのは良いのですが、ヘッドセットを外した後だと、ヘッドセットが開いたりイヤーパッド部分が回っていたりするのでそのままだと置けません。
ヘッドセットを外したら、一旦形を整え、両手で微調整しながらスタンドに置かないと充電できないのは軽くストレスです。
外して片手でポンと置くだけで充電できるのが理想でしたが、そう簡単にはいきませんでした。
ちゃんと置けていると思っても、少しズレてて充電されず、翌日使ってみると1時間ほどで充電が切れてしまった。ということがありましたからね。
microUSBで接続すれば充電しながら使うことができるので、その時は事なきを得ましたが、ワイヤレスヘッドセットを買ったのに有線接続するのは不快でした。
また、充電が始まってから充電ランプが付くまで2~3秒のタイムラグがあるので、充電台に置いてから充電ができているのか確認する時間がかかるのもストレスです。
置いたとき充電ランプがつかないのが、接地面がズレているのかランプが付くまでのタイムラグなのかわかりませんからね。
ほんの少しズレただけでも充電はされないので、充電する際は気をつける必要があります。
音質はそこまで良くない
開放型ということもあり、音が抜けていくのか重低音や迫力のある音には弱いかなと思います。
音楽や映画などの音声を楽しむヘッドセットとは言えず、ゲームで勝つためのヘッドセットだと言えそうです。
ゲームで使いつつ、エンタメ系もキッチリ楽しみたいという人には物足りないと思います。
とは言っても、音質が悪いわけではないので、最上の音質を求めなければ十分満足できる音質なので、僕は満足して使っています。
電源が入らない時がある
アップデート絡みのときに、電源が入らなくなることがありました。
ハードウェアリセットをすることで改善しましたので、リセット方法は知っておくと良いです。
2ヶ月ほど使って電源が入らなくなったのは1回だけなので、不具合が多発しているというわけではな
いです。
髪の毛に凹みができる
ヘッドセットの宿命ですが、頭のテッペンに重量がかかる構造なので、髪の毛に凹みができてしまいます。
ASTRO A50は、頭と接する面が少なめなので、凹みはかなり強く出てしまいます。
もうちょっと全体に重量が分散できるような構造なら良かったのですが…。
おわりに
置くだけ充電に惹かれて購入したのに、置くときにしっかり意識しないと充電できないという本末転倒な感じでしたが、音質・定位感・マイク音質などゲームに必要な要素は問題なかったので十分満足です。
ただ、27,000円は高いな~と感じます。
15,000円ぐらいが妥当なのではと個人的には思います。