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海外旅行の出入国時に便利な自動化ゲートの登録手続きにかかる時間と手順、実際の通過方法

※本ページはプロモーションが含まれています

自動化ゲート

海外旅行へ行く際にちょっと面倒なのが出入国審査。

顔確認と出入国ハンコを押してもらうのに長い列に並ぶ必要がありますからね。

ですが、一部の空港で設置されている自動化ゲートを使うと、パスポートをスキャンして指紋認証するだけで出入国審査が完了してとても便利です。

自動化ゲートを使うには申請用紙に記入して提出する必要があるのですが、5分ほどで登録が完了し、パスポートの期限が切れるまで自動化ゲートを使うことができます。

実際に登録してきましたので、登録する手順と登録にかかかる時間を紹介します。

登録できる場所

2017年11月現在、自動化ゲートを使える空港は下記の空港です。

  • 成田空港…第1ターミナル・第2ターミナルの各出国審査場・上陸審査場(※成田空港の第3ターミナルには,自動化ゲートは設置されていません。)
  • 羽田空港…中央及び北の各出国審査場・上陸審査場内の入国管理局事務室
  • 中部空港…出国審査場・上陸審査場
  • 関西空港…第1ターミナルビル・第2ターミナルビル(国際線)の各出国審査場・上陸審査場

その他の空港では残念ながらまだ登録することができません。

申請用紙の記入

空港の保安検査を終えた後の出国審査場で自動化ゲートの登録はできます。

自動化ゲートの近くに、自動化ゲート登録用の用紙が置いてある場所があるので探します。

用紙に書こうとすると職員の人が近づいてきていろいろ教えてくれるので、わからないことは聞くと良いです。

申請用紙はこのようになっています。
申請用紙

法務省:自動化ゲートの運用について(お知らせ)」の下の方にある「自動化ゲート利用希望者登録申請書」の「日本人用【PDF】」からもダウンロードできるので、印刷して事前に記入しておくこともできます。
自動化ゲート登録

用紙の記入が終わったら登録申請所へ進みます。

申請用紙を書いた場所から見える位置にあるので分かりやすいですが、職員の人が案内してくれるのでまず大丈夫でしょう。

登録申請

登録申請の列に並びます。

僕が行ったときは平日だったのでそれほど混雑しておらず、3つ申請カウンターがあるうちのひとつしか開いていませんでしたがタイミングが良かったからか並んで1分もしないうちに自分の番がきました。

申請カウンターでは、先ほど書いた申請書とパスポートを職員に渡します。

後は職員の人が入力するのを待ち、指紋登録の指示があったら、指紋読み取り機に両手の人差し指を爪の色が変わるぐらい強く押しつけて登録します。

この指紋読み取り機がいまいちで、なかなか登録できなく、登録できない場合は一度指を離してからもう一度登録するなどちょっと面倒です。

iPhoneの指紋認証を普段使いしている身からすると、あまりの読み取り能力の低さに愕然としますよw

iPhoneは一瞬で読み取ってくれますからね。

あと、登録用のパソコンが古いらしく、市町村の合併があった住所でパスポートを取得していると、合併前の住所が表示されるらしく、住所の確認もされました。

10年以上前に合併した市町村が登録されていないパソコンで管理して大丈夫かと心配になります…w

登録処理が完了したら、パスポートのハンコを押すページの一番最後に印を押してもらって登録完了です。
パスポートの自動化ゲートのハンコ

登録にかかる時間

自分がやることは、

  • パスポートと申請書の提出
  • 指紋の登録

だけなのですが、職員の入力と処理待ちで結構時間がかかります。

僕の場合は5分ちょっとかかりました。

列ができている場合は並ぶ時間がかかるので、並んでいる人数×5分程度を見込むと良いです。

搭乗時間と、搭乗口への移動にかかる時間を計算し、余裕がある場合に登録するようにしましょう。

自動化ゲートの通り方

申請が完了すればすぐに自動化ゲートを通ることができます。

初めての場合は職員さんがそばについて操作を教えてくれるはずです。

自動化ゲートの前にきたら、パスポートの顔写真があるページを開き、スキャナーに読み取らせます。
法務省 自動化ゲートの運用について お知らせ 1

自動で読み取りがはじまり、そのまましばらく待つと画面が変わるので、パスポートをスキャナーから外します。パスポートはしまっておきましょう。

次に両手の人差し指を指紋認証機に押しつけます。登録時のように、爪の色が変わるぐらい強めに押しつけないと読み取ってくれません。
指紋認証

両手の人差し指を使うので、スキャンしたときに使ったパスポートをしっかりポケットやカバンにしまうなどしてから操作をするようにしてください。

その辺にパスポートを置くと忘れてゲートを通ってしまう可能性がありますからね。

読み取りが完了したらゲートが自動で開くので、そのまま通り抜けて出国審査完了です。

ゲートが自動で開くと「早く通らなきゃ!」という焦りが出るので、パスポートを台の上に置いておくと忘れやすいので、管理はしっかりしてください。

日本への入国時も同じ手順で入国できます。

僕が帰ってきたときは、入国審査にはかなりの列ができていましたが、自動化ゲートは全く列ができていなかったので、余裕で通ることができました。

自動化ゲートはかなり便利です。

まぁ、結局荷物が出てくるまでかなり待ったので、入国審査の列をパスした意味は全くありませんでしたけどねw

おわりに

自動化ゲートの管理システムや指紋読み取り機の精度を見ると、新しい革新的な仕組みを試みを実行するがイマイチなシステムになるお役所オペレーションだなという感じは否めませんが、便利と言えば便利です。

頻繁に海外へ行く人は登録しておくと便利ですよ。

自動化ゲートの詳しい説明は法務省のWebサイトで見ることができます。

続きの記事 → 世界一周、海外旅行で気を付けたい病気の種類と症状、回避策、ワクチンについて

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